2008年6月21日

呪縛

ふとテレビをつけてみると、NHKで本年度ギャラクシー大賞受賞作品「裁判官のお弁当」が流れており、思わず見入ってしまいました。裁判長さんが夜用(すなわち2つ目)のお弁当を食べながら判決文を書いているという光景だったんですが、頭脳労働を朝から晩までとは、まさに激務。裁判の数に対して裁判官の数が少なすぎるのだそうな。また、政治活動に従事したとして万年左遷され続け、定年退官になった裁判官のインタビューも流れましたが、こういった人事権すべてを握るのは最高裁なんですってね。いやはや、陪審員制度を含め裁判についても何も知らんのだなぁ私は。もっともっと続きを追っかけてほしい対象です。がんばれ東海テレビ。

そのままの流れで、放送文化大賞作品「映像'07 私は生きる~JR福知山線事故から2年(MBS)」も続けさまに鑑賞。事故で重態となった女性の姿を2年間追ったものでしたが、ニュース等でたびたび拝見していたこともあり、大きな衝撃といったものはなく、しかし「忘れちゃいけない」ということを強く認識した次第。
放映後、ゲストの森達也さんが「もっと葛藤を出してくれたら作品の重厚さが増したのに」としきりに残念がっておられましたが、真実はともかく、確かに優等生的な作りでしたね。葛藤を流す必要があるのか、そしてその葛藤を見る権利が我々にあるのか。永遠に答えは出ないでしょうね。

ノンアルコールビールをクピクピやりながら見ていたのが良くなかったのか、
その後軽い頭痛と吐き気に苛まれ、うーむ相変わらず体調は一進一退です。
こういう時もあるわなぁ。地道にもがいてみなくては・・・明日から。

ワールドグランプリ神戸大会(第2戦)
TUR vs JPN
(2-3)

やっぱりトルキーの強さはホンモノでした。いい選手を集めて、いい監督によって作られつつある、いいチームです。ことさらに自国チームを卑下したくはありませんが、我らがミユキ主将の出番はついぞなく、どうにも応援しようがない状態ですわねえ・・・と思いながらも見てしまいました。ちぇっ。
そしてルーキーズを演じるルーキーズがテレビではこんなことになっていたとは。
これをやってしまえるTBSはやっぱりどこかおかしい。

試合のほうは昨日に引き続き、第1セット早くもカナコさんがレフト栗原選手と交代。今日はテン'sトスだったわけですが、サッパリの出来でした。トスにも問題があったとはいえ、やはりカナコさんがアテネ以降の3年間Springsで培ってきたものを活かすポジションはセンターにしかないのではないでしょうか。でも、皆さんプライドをかなぐり捨ててでも行きたいオリンピック、アテネ幻影に憑かれた監督、もはやちょっとしたホラーですわ。
って、こんなことを言うのは本意じゃないんですよ。ほんまスミマセン。

カナコさんに日本一美しいクイックを打たせる相方さんの姿をテレビ画面でチラリとお見かけしましたが、試合を見ながら何を思われていたのかなぁ。

ま、なにより疑問なのは、この人たちですね。
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後味わるっ

読了本
・石原結實「病は脚から」文藝春秋
体は温めれば治る」論の石原センセの本。
病は脚からというのはなんとなく分かりますね。私、海外旅行から帰ると絶対といっていいほど体調を崩すんですが、それはたぶん歩く量が極端に違うからだろうと思うのです。そうでなくとも低体温人間ですし、ちょっとマジメに健康生活を心がけてみようかなと。
来週は飲み会続きですが・・・。

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