2008年7月13日

一念発起

浴室のシャワーヘッドがホースからブチ切れてしまいまして、長らくだましだまし使っていたのですが、さすがにそろそろアカンやろということで、ついでですからカビがつきまくりのホースごと取り替えることにしました。

ホームセンターでシャワーヘッドとホースをそれぞれ購入して帰宅。スコールを飲んで涼んだのち、道具箱からレンチを選び出し、古いシャワーホースの取り外しにかかりました。が、いきなり頓挫。ナットが一向に外れないのです。蛇口と壁の間って予想以上に狭いんですねぇ。デカいレンチを使う作業は殊のほか難航し、あげくはナットにヒビが入り出す始末。冷や汗やら何やらをかきながら、もはや締めているのか緩めているのかすら朦朧としかけたその時、あれ?ゆるんでる?
はぁ、なんとか外れました。壊れなくて本当に良かった。

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あとは拍子抜けするぐらい簡単でした。新製品のつなぎ部分はナットじゃないので良いですね。次に交換するのはラクそうだ。

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ああやれやれ。

*****

夜、日本vsブラジル戦は見ましたよ。もちブラジル応援モードで。
いつもの躍動感が少なかったような気もしなくはありませんでしたが、はてさて来月は悲願のゴールドメダルに手が届くのでしょうか。取ってほしいなあ。


2008年7月12日

予想外です

夜中に(トマトを)戻したりと、体調すぐれず寝込んでおりましたが、夕方からゴソゴソと起き出して片付けなどを。物置と化した第2ベッドを何とか寝られる空間にせねばならんのですが、なんでこんなにモノがあふれてるかなー、まったくもう。

夕飯を食べながらWGP日本vs中国戦。
「よしよしいいぞ、そのままいけー!ほらほら来たよ来たよ!」と中国勢の活躍を喜んでおりましたが、第2セット終盤に我らがミユキ主将が投入されてしまったため、半径5メートルほどの空間だけは日本コートを応援せざるを得なくなりました。サーブミスはなんとなく予想できましたが、その後ご自分のアタックできっちり奪い返し。そうそうそれでいいのです!サボらずに飛ぶブロック、サボらないレシーブの軌道にうっとりでしたわ。アタックがヌイヌイ選手のブロックを抜いたときには思わず拍手。第2セッターポジションでもあるライトなのでトスも上げねばならず大変そうでしたが、この経験がのちのち生きるといいですね。
どーでもいーことですが「背は低いですが、滞空力があります」てな解説が何度となく流れてました。確かにそうですが、リーグ中の解説では舞子の姉、八王子実践あるいは廃部苦労ネタばかりで(言うまでもなく、お花畑素子さんですが)そんなセリフはほとんど聞いたことがなかったなあと。ついでに言えば、低いといっても高橋選手よりは身長も到達点も高いんですけどね…。なかなか正当な評価をされない御方ですわ。

さて第3セットに至ってはカナコさんまでが登場です。しかも今になってセンターポジションて。もはや喜んでいいのかどうかすら忘れてしまいましたが、当然これまた応援で。つうかコートの半分がSpringsやん。しゃあないなあ、日本を応援しましょう。

ミスしても決めても常にセッターを励ますカナコさん。いったい主将はどっち?
サイドを練習させられたかと思えばワンポイントブロッカー、クイックにブロードにオープン、はてはトスアップまでを要求されるって、こき使われようにもほどがありますよ。サーブのときにはなんとバックアタックを打たされ、いや打っておられましたね。ムック選手の目が光っていたかどうかは分かりませんが、どうした風の吹き回しかここにきて急に選手交代が活発になり、コート内にSpringsの選手が増えたがために「ムック選手だったら...」の呟きが増えてしまった観戦でございました。
えーと竹下さん、Springsの選手にはもう少し高いトスでお願いします。

結果は1ー3
今日のところは(ミユキ主将の活躍で)1セット取れたことを喜ぶことにしますか。

2008年7月11日

飛躍

えーっ?てなミスで暑い市内をウロウロと歩き回る羽目になり、消耗。営業さんってえらいなあ。
夜、自分で作ったトマト料理を食べてみてゲンナリ。カツオだしが濃すぎたのが良くなかったようで、ううむ次こそは!

キューバ、3連勝後に仲間割れ/バレー (サンスポ)
―3連勝を飾ったキューバだが、試合後のベンチ前で仲間割れ。ラミレスとカルカセスの言い争いがおさまらず、つかみ合いのけんかに発展。2人は周囲に羽交い締めにされ、控室に消えた―

カルカセスって...ケニア選手ですよね?へえ、そりゃまた意外な。

中田久美さん、伊でコーチに(京都新聞)

ビチェンツァってところが非常にクサいです。言葉が出来るのかどうかも謎ですし、いろんなものをすっ飛ばして何を得ようとしているのか、得させようとしているのか?はてさて。

***

7/11といえばムック選手
お誕生日おめでとうござんす。えーっと24歳ですか。
ようやくその背中を追いかけてくれそうな後輩達も出てきましたし、ますます頑張っちゃうんでしょうねえ。見守る方もよりいっそう楽しみが増えたってなもんです。
まだまだ若いとはいえ、すでにチームの中では重要な役割を担っているわけですし、その存在価値はますます高まることでしょう。昨季の経験を踏み台に、今季は躊躇することなく大きく大きく跳んでほしい。それがファンの心からの願いです。

よりよき一年となりますように。

2008年7月10日

疑問の嵐

朝から晩までトラブルづいた1日。
めざましうらない1位時のアクシデント勃発率、高いですわ。てか上司が12位やったことの方が大きい気もしますけどね。振り回されっ放し残業。

最近アルコールは控え気味なんですが、帰宅後はオリオンビールを飲みつつWGPアメリカ戦なぞを。3セット目後半あたりから料理しもってぼんやり眺めていたのですが、いつの間にやらフルセットへ、そして敗北。相手の強さ云々を言う前に、実際アメリカがそこまで強いとは感じませんでしたし、いつものメンバーでいつものバレー。勝ってもふーん負けてもふーん。

強いて言えば、これまたいつものことですが、試合終盤におけるセッターさんの「ブロックさんいらっしゃ~い」な投げやりトス連発はホンマどないかなりませんかね。リベロのオーバートスより遥かに重要な問題やと思うんですけど...。サマーのSpringsメンバー(某セッター除く)の二段トスの方がよっぽど打ちやすそうでしたわ。

ぶつぶつとクダを巻いていますと、「あんたみたいなドシロウトが思うようなこと、監督やったらとっくに言ってるんちゃうの?」となかなかに冷静なツッコミが入りました。

そりゃそうやねえ。どうなんやろねえ。

*****

そういえば、やっとこさ公式にサマーリーグの結果がUPされましたね。いつになく冷静で淡々としたレポートです。でも事務局さん、日付を改ざんするのはやめなはれ。時系列がおかしくなってますよ。

あと選手紹介の個別データに飛べなくなってますね。ワザと?
いつまでもモーラステープにおんぶにだっこというわけにはいかないでしょうし、少しでもチームの収益性を高めるためには、HPの充実と整備は大事だと思うのですが、なぜ?どうして?

2008年7月 9日

ジバラン

仕事もつつがなく終わり、ちょいとコンサートを聴きに行ってきました。

大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆 生誕100年記念特別演奏会
(ザ・シンフォニーホール)
指揮:大植 英次

・モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
ピアノ:伊藤 恵
(アンコール:モーツァルト ピアノソナタ第15番ハ長調k.545 第1楽章)

・ブルックナー/交響曲第9番ニ短調

とにかくモーツァルトにつきたコンサート。
伊藤さんのピアノが想像以上に素晴らしかったです。個人的にモーツァルト=硬質な音といったイメージがあったのですが、伊藤さんはどちらかというと、ふわっと流麗な響きのタッチの方でした。それでいながら音の輪郭はしっかり浮き上がるんですね。ペダリングが素晴らしいのか、バランスが絶妙なのか。最初から最後まで乱れることなく、実に完成度の高い演奏でした。

オーケストラも良かったですよ。大植さんと伊藤さんのコミュニケーションが良くとれており、超小編成だったこともありますが、まるで大フィルじゃないかのようでしたわ。朝比奈先生もきっと草葉の陰から喜んでおられることでしょう。ほんと、弦楽器の底上げは進みましたね。面倒な3楽章ではちょこっと粗も見受けられましたが、そこまで言っては小姑と化してしまいますのでスルーの方向で。ただ、さらに上を目指すならやはり「神は細部に―」だと思います。

アンコールはモーツァルトのピアノソナタ第15番。
もっとも有名なソナタの1曲であり、関係ないけど私が生まれて初めて弾いたモーツァルトの曲でもあります。途中部分のモーツァルトトリルが弾けなくって、叩かれ泣かされましたねえ。以来いろんな演奏を聴いてきましたが、こんなに美しい曲だとはなあ。めくるめく音の羅列にほぅっとなってしまいました。

いや、もうこれだけで充分満足。
大フィル会員になろうかしら、なんて考えながら次のブルックナーを待ちました。ピアノをどうやって片付けるのかなあと見ておりましたら、ピアノは床ごと下がっていきましたとさ。ああそうか、クラシック専門ホールだもんねえ。

で、ブルックナーはですね、いつもの大フィルでした。朝比奈先生のブルックナーを聴いたことがないので比べようがありませんが、一言で言うなら浪花節。ともするとこぶしのひとつも聞こえてきそうなほど、ねちこくリズムが横揺れするブルックナーでした。そういうものなの?
気になったのは重低音。コントラバスが音程リズムとも微妙に揃っていなかったり、トロンボーン&ホルンのフレーズ頂点のタイミングがおかしかったりと、ブルックナーではもっとも重要なパートを担当しているのに、もう少し冷静にプレーしてくれよといいたくなりましたわ。

終演後は観客の熱狂とそれにこたえる指揮者大植さんのパフォーマンスタイム。長いのなんのって、ゆうに1楽章分ぐらいあったんじゃないでしょうか。ああこれは一つの宗教なのかなと眺めておりました。そこまで騒ぐほどブルックナーが良かったようには思えませんでしたが、モーツァルトが良かったのでまあいいかという気分。

いつものごとく、忘れた頃になって楽屋口から出てきた師匠と軽く雑談したのち、帰宅。


2008年7月 8日

機能美

とある人の引出しから出てきたモノを頂きました。

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何かの部品で作られたらしき、真鍮製の駒です。

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これがまた良く回るんですわ。もちろん逆さまでもバッチリです。カッコかわいい。

*****
竹下ら五輪女子代表12人を発表/バレー(サンスポ)

なんとかかき集めた最終予選メンバーのまま確定となりました。お得意のシナリオでは、ここに舞子選手とアップゾーン固定セッターが加わるはずだったのでしょうか。
監督ご自身が「こんなはずじゃ、こんなはずじゃ、こんなはずじゃ・・・」と呟いていそうな気がしなくもありませんが、人として如何なものかと疑いたくなる言動の数々によって潰され(かけ)た選手は一人や二人ではありません。その意味ではこれが柳本=松平体制6年間の集大成メンバーといっても差し支えはないでしょう。塁々たる犠牲者に恥じない踏ん張りだけは見せてきてほしいと願っております。

とはいえ一番の不安要素はやっぱりセッターさんでしょうね。ゲームだけで精一杯、ムードメイクができない選手のためにムードメーカー枠とやらも用意されているようではありますが、それすらもどれだけ使いこなせることやら。

皆さまおケガのなきよう、どうかご無事でお戻り下さい。

2008年7月 7日

さらさら

会社に行くと、後輩がつつつと寄って来て「スタメン誰だったんですか!!」
じらしながらも、ざざっとスタメン&結果を説明したところ

「・・・決勝、私も観に行こうかなあ」
「(狩野)お姉さんはたぶん来ないよ」
「いいんです。若手の成長も見たいし」

いいんでしょうか、こんな道に引きずり込んで。

てなわけで、今日もまたえらそうにサマーリーグ感想などを。

〇チーム編
エリ選手のケガにより、チームとしてのブロックシステムを見ることが出来なかったのは残念でしたし(見ても分からないんですが)急造センターの方が案外強いというのも、これはまたこれで悩ましいことなのですが、そうした危機にチームとして対応し、決勝に進めたことは素直に喜ばしく思います。試合をすることに勝る経験はないですし、このチームをまだまだ見ていたいですから。

3日間通して目に付いたのは、アタッカーが皆さん二段トスをうまく上げていたなあということ。ユウコ選手がムック選手を押しのけてトスを上げていたのにはびっくりしましたが(ムック選手も驚いていたような)それぐらいに二段トスはどのチームよりも安定していましたね。監督はもちろんですが、大久保コーチの功績でしょうか。
私はオーバーパス信奉者ではありませんが、二段トスに関しては、高い地点から高い打点へ持っていったほうが効率がいいように思えますし、まあ上手いに越したことはないですよね。

逆に気になったのは、やっぱり少しおとなしいメンバーが多いのかなあと。ムードメイクは何も声を出すことだけではないですが、新人になるほど落ち着いているというのは、やっぱり逆でしょう!(今思うと笑顔メーカーのエリ選手が居ないのも響きましたかね)

決勝ではさらに進化したチームを見られそうで楽しみです。

〇人物編

#2 マイ選手
移籍二年目サマーキャプテンとしてお目付け?出場。
後輩とのコミュニケーションをこまめに取っていたところなどは感心しながら見ていましたが、肝心のプレー、特にアタックは少々不安が残る出来でした。パイオニア時代から好きな選手さんなので、こんなところで終わってほしくはありません。チームに見本はたくさんいるはずですし、なんとか改善の道を模索してほしいものです。
サーブは安定してましたね。ちょっと分けてあげてほしいぐらいでした。決勝も頼みます。

#9 アン選手
昨季、いや黒鷲と比べても、明らかに変わったように見えました。
アタックといえば何が何でもブロードだったのが、意識してクイックを決めようという姿勢が見受けられ、決定力も上がってきたのではないのでしょうか。やはりこの環境にいると、クイックを打たねばならない気持ちになってくるのでしょうか。喜ばしいことです。
あーとーはーブロック。まだまだ身長のわりには「おおっ」と思わせる動きが少ないというか、もっともっとやれる能力を持っている選手のはずです。
ただ、ようやく期待したいという気は湧いてきましたよ。がんばってくださいまし。

#12 ミホ選手
レセプションとつなぎの安定感は若手随一。見ていて無理のないレシーブなんですよね。気質も安定しているし、ほんとにいい選手です。ただもう悩みは攻撃の決定力、だったのですが、こちらの方も後半に行くにしたがって上がってきました。もともと危機になればなるほど決定力の上がる選手ではありましたが、そうではなく体力と経験がついてきたような印象です。ケガも癒えての活躍、期待してます。

#13 ルカ選手
チーム内の異邦人なのだと割り切り...言い聞かせ中。
良いときは良いんですが、悪い時の悪さがハンパない。特に冷静な顔をしながらミスを連発し、悪びれもしない(ように見える)ところが始末に終えません。無理してトスを上げようとしない割にレシーブには飛びつきがちなところといい、あんまりテレビ画面のセッターをお手本にしちゃいけませんよと言いたくなりました。プレミア先発としてはトス技術を始め、まだまだ拙い印象ですが、ブロック力は確かに大きな魅力です。
ただ、仮にもセッターさんなんですし、せめてチームファンぐらいからは信用を得られるような選手になってくださいまし。

#14 ミナミ選手
1日目、2日目、3日目...日が進むにしたがって、決定力というよりは明らかに体力が落ちていきました。でも、悪くない。いやいや、初日は誰よりも素晴らしかったです。アタックはもちろん、レシーブ力も確実に上がりましたね。とすれば課題はブロック力を上げることと体力をつけること、なのかな。方向性は間違っていないと思います。コツコツと頑張れば自ずと花開く存在になるでしょう。楽しみです。

#16 ユウコ選手
今回の立役者。いきなりのセンターでしたが、これほどの活躍は誰も予想できなかったのではないでしょうか。これほどコースの打ち分けができる選手だとは不覚にも知りませんでした。動きのキレも良かったですね。いやもうナメてましたゴメンなさい。
これまで高め安定だったキャラに闘志が浮かんでいたのも印象的でした。仲良しのユキ選手がチームを去り、ミホ選手とも(タイプは違えど)コートではポジションを争う状況なんだもんなあ。あらためてキツい生活ですよね、アスリートって。
で、これならサイドスタメン行けるんじゃないですか。つか真鍋さん、使える戦術を立ててください。

#17 ムック選手
人並みな形容の仕方では魅力を伝えきれないセッターさん。
今回はその武器であるジャンプサーブが復活し、迫力あるツースパイクも炸裂。久しぶりに楽しくプレーを拝見することが出来ました。やっぱり身体能力を活かしきったダイナミクスあふれるプレーは見ていて楽しいなあ。

印象に残ったのは2日目の四国88戦の第2セット。ムック選手がツーを打つを見せかけてレフトのシュリ選手にトスを上げたんですが、シュリ選手、トスが来るとは思っていなかったんですね。ビックリした顔で大慌てアタックを打つ羽目になり、でも結果それが決まったんですよ。「ごめんごめん」と笑いながら謝るムック選手の姿を見て、あー、もう若手じゃないんだなあと微笑ましく思うとともに、寂しさも感じたり・・・ま、コートを見ているとそんな感慨は吹き飛んじゃうんですけどね。

決勝ではどういう先発形態になるのか分かりませんが、新人以上に元気なプレーを楽しみにしています。

#18 シュリ選手
アタック技術と状況判断能力がすこぶる高い選手ということが、今回あらためて良く分かりました。強打も軟打も上手いんですが、とにかく相手コートをしっかり見ているので、打ち返すだけで決まることもたびたびあるなど、なんしか表情を含めて掴みどころがない印象です。守備に関しては見送りも多く、ブロックももっと上手くなれそうですが、一番の懸念は一体どのポジションで育てられるのか、ということですね。

アタック決定力はレギュラーにもひけを取らない上手さがありますが、そうでなくともサイドアタッカーはデカい競争相手がいっぱいです。ブロック面を考えても長い目で見ればセッターとして残った方が有利だともいえますし、守備を鍛えてそれでもサイドで頑張るというのも、それはそれでありでしょう。
いずれにせよ、早くまとまってしまわず色んなことに―セッターにも―トライしてほしいと願う選手さんです。

#19 コウキ選手
オーバーパスの安定感はさておき、リベロとしてはまだまだ。
これからいい選手になるだろうと期待していますが、ただ一つ注文をつけるならば、とにかく声を出せるようになってほしいです。コート内では一番下で遠慮する部分も多いかもしれませんが、リベロ2人制の導入など、風が吹いてきているポジションでもあります。少しでも自分が勝てそうな部分はガンガンとアピールしていってほしいと思います。

2008年7月 6日

油断大敵

朝も早うから、汗をかきかきサマー3日目。
初日デンソー戦を見た時点では、決勝だなんて思いもよりませんでしたが、
いやはや何事も諦めちゃダメってことですねぇ。

Springs vs Seaguls
(2-0)
25-19
28-26

#9(アン)#12(ミホ)#13(ルカ)#14(ミナミ)
#16(ユウコ)#18(シュリ)#19(コウキ)

現若手メンバーにシーガルズへの苦手意識はないだろうとは思っていましたが
予想以上に良い試合展開でした。一番の勝因はサーブで打ち崩せたこと。
シーガルズのレセプションが安定しないのは若手に限った話ではないですが
さすがにこのメンバーでは切り返しのコンビが安定していないんでしょうね。
ムードメーカー#55堀田選手が頑張ってましたが、サーブを始め、今ひとつ乗り切れず。
かたやSprings、まあ皆さん楽しそうにプレーをしておられまして、珍しくブロックポイントも出たりなんかしておりました。やっぱシーガルズと対戦する時のキモは笑顔なんかいなあ。
2セット目はもつれたものの、次の試合に備えて出てきたJT軍団に触発されたか、なんとか逃げ切りました。勝っておきたいメンバーで勝つことが出来たのは大きな収穫。

最終試合
Springs vs Arrows
(0-2)

2008070602.jpg
練習の手伝いをしておられました・・・アシックスだ。

スタメンは第1試合と同じでしたが、序盤からダダ崩れです。
例によってセッターを中心に雑なプレーが頻出。疲れがたまるのはしょうがないけれど、3年前のサマーで決勝進出したときは最終戦(東レ)もキッチリ勝ってましたやんか。

1セット目7点差をつけられたところで、セッター交代。ムック選手in。
スタミナ切れの徴候が顕著だったミナミ選手もマイ選手に交代。
しかし、アタッカーのキレは全体的に冴えてきません。
そもそもムック選手は基本的に先発(完投)型ですからね、点差はほとんど縮まることなく第1セット終了。

第2セットはルカ選手in、ミナミ選手は出たり戻ったり。崩れた原因はなんだったかなー、もう忘れましたねえ。
とにかくスッキリとストレート負けでございました。

2008070601.jpg
 「仲良し先輩&後輩」

試合後、決勝進出のセット率は...と、考え始めてようやく気付きました。
第1試合に勝った時点で決勝進出は決まってたんやん!
消化試合だったのですか。それはさすがにモチベーションも上がりませんわな。
道理で控えゾーンが笑顔だったわけだ。

とすると、初日のJT戦がむちゃくちゃ大きい意味を持ったということになりますね。
勝利そのものもですが、この試合でユウコ選手のセンターを機能させるメドが立ったことが何よりデカかった。もちろん選手、スタッフの皆さん全ての力によるものですが、やはりユウコ選手、お疲れ様&ありがとう。エリ選手が入っていたら・・・のお楽しみは決勝まで持越し。ご活躍を期待しております。

何はともあれ、結果こうして勝ちを収めたことで、選手ならびにチームの長所と短所がいっそう良く分かり、有意義な大会となったのではないでしょうか。
決勝は武富士、NEC、シーガルズとのことで、またまた因縁めいた組み合わせのようですが、今回は是非とも記念出場にならないような結果を出せることを願っております。

暑い中の連戦お疲れさまでした。

含蓄語り

行き帰りで一気読了。

・恩田陸「上と外」幻冬舎(か)

進行の上手さは素直に凄いと思うのですが、演説や会話で思想を長々と喋らせるというやり方はそのまますぎやしませんか。ここまで長編である必要性も微妙に納得できず。

それにしても多作な人ですなー。

2008年7月 5日

サウスポーサウスポー

遠くの全日本(もどき)より近くの生サマーリーグですよ。
基本的にはイチャモンつけるより、楽しんだ者勝ち派なのです。

てなわけでサマーリーグ2日目。

昨日の戦いぶりからして決勝進出は厳しいかなと思いつつも
2試合ストレート勝ちすれば芽があることは存じてましたので
(この時点でデンソーが健祥会に負けたことを知らなかった)
予想に反してドキドキの観戦となりました。

1試合目
Springs vs Red Hearts
(2-0)

スタメン
#9(アン)#12(ミホ)#13(ルカ)#14(ミナミ)
#16(ユウコ)#18(シュリ)#19(コウキ)

昨日に引き続き、1試合目はルカ選手先発。
序盤は昨日の再現ドラマを見ているかのようなグダグダぶりで大差をつけられましたが、データが生きたのでしょうか、中盤以降はサーブで打ち崩し、それに伴いルカ選手が調子を持ち直し、なんとか1セット奪取。あとはけっこう楽な展開だったかな。
言ってもチャレンジリーグ、サーブが弱くブロックが低いですからね。昨日大活躍のミナミ選手がさほど頑張ることなくチームも流れに乗り始めました。畳み掛け始めれば地力に勝るSpringsがサラリと勝利。

さあさ、あと2セットです。

2試合目
Springs vs Eighty8Queen
(2-0)
31-29
25-21

スタメン
#2(マイ)#9(アン)#12(ミホ)#16(ユウコ)
#17(ムック)#18(シュリ)#19(コウキ)

後方から「ムック出すんか!」と他チームファンから非難の声が洩れ聞こえましたけど、知ったことか。先発はルカ→ムック、ミナミ→マイとなりました(真鍋さんはミナミ選手を極力温存したいのではないかと)。1試合目をストレートで取っている以上、この試合も意地でもストレート勝ちしたいところであります。となれば、もうメンタル勝負ですわな。

開始早々センタークイックが2連続でアウトとなり、不穏な空気漂いまくりの展開。ズルズルと相手リードが広がってしまいました。期待のジャンサもネットにかかり、早々とフローター切り替えです。何とか差を取り戻したのはシュリ選手のサーブでしたかねえ。

しかーし、ムック選手の持ち技はそれだけではありません。昨日はほとんど出さなかったツーアタックです。普通なら返すしかない位置に上がったボールをカンペキな助走で打ち抜いたアタック、観客の度肝を抜いてました。基本的にムック選手がツーを乱打する場面は状況が悪いことの表れなんですが、そんなことを通り越してあのツーはカッコ良いっすからねえ。観客をも巻き込むセッター、いいぜ!

なのに気が付けば22-24てな展開。
見ているコチラは半分諦めかけてましたけど、タイムアウトも良い具合に取っておられましたし、セッターさんの顔を見ればこれまた全く諦めてない。サイドアウトの連続でうわうわ言ってるうちに30点て!いやぁ面白かったっすわー。
最終盤はキャプテン榛澤マイ選手のブロック&アタックが光りました。チャレンジチーム相手ということもあり、決めまくってくれました。うむ、ブロックはマイ選手>ミナミ選手ですかなあ。

「絶対にこのセットは取れる」と確信しながらも、セットが終わって足元を見ると、脚がブルブル震えてました。我ながらザマないな。

1セット取ってしまえば後は何とやら、2セット目は精神的に楽でしたね。ムック選手のツーフェイントが決まりまくっていたのが印象的でした。己のツーの威力を知りながら、知るが故に極力ツーは打たないムック選手ならではのトス、敵はおろか味方までもが惑わされてましたよ。やっぱ面白いセッターさんですなぁ。

しかし、この試合で特筆すべきはなんといってもユウコ選手のアタック。過去のサマーと比べても一番のキレ具合だったんではないでしょうか。スイングの速さといい強さといい、初めて見たぞ!!うむむ、これは真剣にリーグ戦でも見たいですね。活かし方は難しいかもしれませんが、ぜひぜひライト起用でひとつよろしくお願いしたいものです。

ちなみに本日はリベロのコウキ選手が奮わず。センター陣のサーブ時に連続得点が続いたのは好サーブだけのせいではなかったはずです。レセプションはシュリ選手が随分とカバーに入ってましたし、ブロックフォローも位置取りが悪い。ただし視野の広さとセンスでまだまだ伸びる余地のある選手だと思いますので、これから、ですね。

あとは、そうだそうだアン選手、クイックを打てるようになってきましたねえ。リーグだったらどうかな?というアタックもありましたけど、昨年より随分と意識の向上を感じました。ダイレクトの成功率も格段に上がりましたし、センターとしての違和感が減りましたね。ここ1,2年はチャンスやもん。センターのレギュラーポジション目指して頑張って下されい。

*****
決勝リーグ目指してどういった作戦で臨むのかSprings
全力で臨み、勝利を掴み取ってこそ経験は生きるというもの。

応援してますぜ。


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