2009年5月 2日

カウントダウン

いくら黒鷲旗が大阪開催だとはいえ、さすがに朝から晩まで会場に詰めるのは難しく、午前中の東九州龍谷高校vsパイオニア戦は観に行けなかったのですが、東龍さんはパイオニアから1セット奪ったのみならず、第4セットもジュースに持ち込んだそうで。驚きはしませんが、観たかったですね。そして吉田監督はホントに何がしたいんでしょう。

所用を片付けたのち会場に入りますと、予想通りなかなかの混雑ぶりです。JTvsNECの試合を遠巻きに眺めつつ、デンソーvs日立佐和戦を見下ろしておりました。JTさんスト負けということで、C組は明日のパイオニアの結果ならびに自チームのセット率次第ということですか。どーなりますやらね。

試合はサクサクと進み、さほど待つこともなくSpringsがコートにやって来ました。 榛澤さんがTシャツ姿で、おっとエリ選手がユニフォームです。今日なら出られるかもしれません。対戦相手は青山学院大。なんか全体的に体型がもっちゃりした選手が多いですね。Vプレミアの選手だとNECの秋山さんですか・・・なるほど。時間差中央切り込みの練習を繰り返すのをセンター友の会がじっと見ておられましたが、実際の試合中にそういったプレ-はほとんど出ませんでした。その手のセットプレーはセッター次第ということなのか、まあ大学リーグであれば、こういったプレーでかわす余裕もあるんでしょうけどね。

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さほど特筆すべきこともなく第1セットを取った後は、#4サキさん→#8カナコさんにチェンジ。息が合ってくると、やっぱムック=カナコラインのクイック攻撃というのは格が違いますよね。いつ見ても惚れ惚れしますよ(でしょ、観戦中の新人さん?)。後半からは#3山本選手→#9平井選手、#1カズ選手→#18シュリ選手と大きく交替です。シュリ選手のアタックを見られるかなと思いましたが、前衛に回らぬままにセット終了。

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雨宿りの人たちもご機嫌

そして第3セット。山本選手スターターのはずが、何らか手違いがあった模様。

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私?私?

結局はアン選手がスターターとのことで、なにやらチョイとモメてましたが、まあ別にいいんじゃないでしょうか。大学相手には大学出身選手で丁度良いんじゃないかというご指摘に、あっそっか。
点差をつけられない試合展開の中で、セッターも早目にルカ選手にチェンジです。中盤を抜け出した後、エリ選手もやって来ました。おお大学仕様チーム、ではなく、札は・・・8番ですね。

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4年前の黒鷲で颯爽とデビューを飾ったエリ選手、こんなはずじゃなかったろうにという思いも今は封印です。多少動きが重いかなあという気はしましたが

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ブロード決まりました

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ブロックも決まりました

観客はもちろんのこと、ベンチからも歓声が上がっていましたよ。24-18の最後打席はサーブミス。茶化しとも笑いともつかぬ盛り上がりの中で、せっかく前衛に回ったシュリ選手がアタックを決めても反応は薄く、残念でしたねえ。

さあ準備運動はここまで。
明日からはどこまで戦い抜くことが出来るでしょうか。

今季も残りわずかです。さびしいなあ。

*****

試合後、昨夜は珍しく満席だったトルコ料理屋さんへ
エフェスうまー。

珍しく、河岸をかえてデザート

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This is シンプル。

帰りの電車で「水木しげるのラバウル戦記」(ちくま文庫)読了。
怖いとかそういった感情を突き抜けた描かれ方の南方戦線記録。こんな戦記って読んだことないですね。新鮮というか人間力の凄さを思い知らされた感じ。眠気も頭も醒めました。
戦争、したいっすか?わたしゃ意地でもイヤですよ。

帰宅後、忌野清志郎さん逝去のニュースを知る。
ううっ、死んじゃうんですか。人間、死ぬねんなあ。

なんともショックな夜。

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2009年5月 1日

黒鷲2009初日

いよいよ始まりました、大阪春のバレー祭典「黒鷲旗」
グダグダやとかなんとか言いつつも、けっこー好きなんですよ、この大会。

午後休が取れましたんで、いそいそと府立体育館へ。
武富士vsPFU戦の第1セットを見ながら、このチームがチャレンジリーグ1位なのならば、やはりチャレンジとプレミアの壁は相当に高いよなぁと改めてぼんやり。隣コートでのデンソーvs三洋電機戦もこれまた同じく、でしたね。そういや三洋での(木村)ユキ選手のプレーを初めて見ましたよ。ガンガンにレセプションしてる(というか狙われてる?)んですね。アタックはデンソーブロック相手だとちょいキツかったでしょうか。元プレミア選手の意地を見せてほしいものです。Springsメンバーもちらちらと眺めてました。

そうこうするうちに、本日ある意味いちばん楽しみにしていた東九州龍谷高校が登場。お相手はこれまた対照的ともいうべきチームNEC。さてどうなりますかと期待していましたが、第1セットしょっぱなから東龍はレセプションにつまづき、スタートダッシュを切れず。あぁ今年はイマイチかなーなんて思ってましたら、いやいややっぱり良いですねぇ。点の取り方がNECなんかよりずっとカッコよろしいです。こりゃ高校では敵なしでしょうな。昨年と違ってセットを取るまでにいたらなかったのは残念でしたけど、充分に見せ場は作ってましたし、堂々としたバレーを展開していたのは明らかに東龍でした。秋山さんのトス回しはちょっとコずるいんだよなあ。プレミアはプレミアらしく戦わねば。

注目していた東龍#1サウスポー長岡選手、アタックはキレがいいんですが、レシーブがちょっと苦手なのか、はたまた足のテーピングぐるぐる状態からすると、あまり調子が良くないのか、こまめに交替されてましたね。アタッカーとしては#3芥川選手も高さがあってよかったですが、チームのキーパーソンは#2田村選手でしょうか。たしか貝塚出身の選手ですよね。この3人は今年の目玉なんだろうな。

と、東龍があがく間に今度は真打ちSprings登場・・・あれ、トムさんが居ない?
帰っちゃったのか居ないだけなのかは分かりませんが、ともかくもコートにも会場にもおられませんでした。ガイジンさん抜きの黒鷲ってそういえば初めてですが、それはそれでけっこうですよ。ムック選手も余計な神経を使わずにプレーできますね。そうか、眞鍋さんも居ないんだし、おぉやりたい放題ではないですか。黒鷲の楽しみが俄然増えました。

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「威・圧・感」

選手の見分けがつきにくくなりました。すっかりショートカットブームですね。さてムック選手はどこまで頑張るのでしょうか。

てなことはさておき、見てのとおりトムさんに替わってワンジョ選手in。ポジションはライトということで、マイコ選手がレフトポジションに入り、カズ選手そしてリョウ選手とともに三枚レセプション体制です。このメンバーなら多少の失敗も笑って見ていられますね。

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(Springs的)和気あいあい

本日の対戦相手は上尾メディックスさん。助っ人マンブル選手は予想どおりムラっ気のあるタイプ。打点があまり高くないせいか、攻撃力は見かけほどの迫力はないですし、攻撃がワンマンチームにならない時点で戦力としてもどうなのかなというところですね。全体的にとりたてて飛び抜けて目立った選手はいないチームでした。

第1・第2セットはつつがなく連取。ワンジョ選手がだんだんつかまり始めたのが気になるところですが、中盤からはルカ選手も出場。緩急使い分けやセンター線の使い方は今ひとつですが、サイド陣が打ちやすそうなルカ選手のトスもそれはそれで魅力ではありますよね。あとは気持ちを前に前に出してくれたらねえ。もう少しファンも気持ちよく応援できると思うんですけど・・・。

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「珍しいコンビ」
なんしか楽しそうでしたわ

第3セット、#4サキさん→#8カナコさんに交替。対角ユウ選手が非常に安定しているので(韓国に来てくれてたら優勝狙えたよなー)今大会はサキさんポジションをいかに持たせるかがポイントになりますよね。このセットはレセプションが少々安定しなかったこともあり、常に2~3点ビハインドが続きましたが、逆転そして点差を広げるきっかけになったのは、前衛では少々奮わなかったカナコさんのサーブでした。

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ピント合わずでスミマセン

カナコさんが打ってユウ選手が止める。バッチリですな。何連続打ってはりましたっけ?凄い威力やないですか。最後はこれまたご自身のあちゃちゃレシーブでリベロと交代となるあたりもまた「らしく」て、あははやっぱりカナコさんだー。

後半はコウキ選手、そして(榛澤)マイ選手も投入されました。マイ選手がポイントを決めた時は観客席・ベンチの両方から歓声が上がっていましたよ。気にかけている人たちはたくさん居るんですね。

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アタックシーンじゃなくてスミマセン

今日はブロックの低い相手だったこともあり、総じてSpringsのアタック数は少なく、点数のかなり高い割合をブロックで取っていたような気がしますが、好調ユウ選手を中心にチームがどれだけ調子を上げていくことができるのか。見応えのある大会となりますように。

コート向こうでは男子、堺ブレイザーズと中央大学がフルセット試合にもつれ込んでおりました。中央は確かに強いですけど、代表も抜けてないのになぁと不思議に思っていたら、ああそうか朝長さんが引退されたんでしたね。エンダギ選手の踏ん張りでなんとか勝利し、面目を保ちました。

*****

試合後は珍しくいつものトルコ料理屋さんが満席でしたので、焼き鳥屋へ。美味しいんやけど、少しずつ余計なものが多いんよなあ。食べ物屋さんも難しいっすね。アジアにスポーツ文化はあるのかないのかグダグダ熱くワメきながら、ビールを飲み直して帰宅。くはー。


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