2008年9月23日

トム違い

購入したまま忘れそうになっていた本を読了。

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トム選手加入の報を聞いてまっさきに思い出したのは、このタイトルでした。ちなみにこのトムさんというのは猫です。ま、トムといやぁ猫なんですけどね、そういえばピーターラビットシリーズに出てくる子猫もトムでしたっけ。わるいねずみに「ねこまきだんご」にされそうになってましたね。

翻訳で有名な石井桃子さんですが(ピーターラビットも石井さんの訳)、ご自身でも数々の優れた児童文学を書いておられることでも知られ、この本は金井美恵子さんが絶賛されておられるのを見て以来ずっと読みたかったのです。トム選手のおかげで思い出すことができました。どうもありがとう。

前置きが長くなりましたが、そんなこんなでどんな本かも良く分からずに読み始めたところ、あまりの面白さに笑いころげてしまいました。私はとくに猫好きというわけではないんですが(嫌いではないです)、バカ犬を長いこと飼ってましたから、読んでいるともうリアルに猫のいる風景が浮かんでくるんですよね。この話は著者の石井さんが山でお百姓生活を送っておられた時の実話なのですが、食糧難の戦後という時代背景を越えた楽しさ。エピソード自体も面白いんですけど、言葉遣いやさりげない表現のユニークさが素晴らしくてたまりません。動物ものにありがちな「最後に死ぬ」ってやつがないのもよろしいです。

動物好きな方は、機会あればぜひご一読を。

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