2007年2月18日

週末のしめくくり

昨日に引き続き、観戦後はそのままオケの練習場へと直行。

昼間の(勝負の)世界から一転、夜は180度違う世界というのは
これはこれで面白いもんだなぁと思いながら弾いてたんですが
しばらくして、過程はそう違わないのかもしれないと思い直しました。

たとえば、一つ一つのプレーに対する目標位置の高さや
練習方法をどれだけ深く追求し、努力できるかといったようなことは
・・・むしろ根本は同じじゃないのか。

常に「勝敗」という結果がつきまとうアスリートですから
一般的にはそのために厳しくならざるを得ないのでしょうけれど
おそらく一流になればなるほど、「勝敗」や「数字」ではなく
どんどん自分との勝負になっていくんだろうと思うんです。

結局、何が言いたいかというと
「勝負の世界がイヤ」なんて台詞は逃げ口上に過ぎず
私は単に自分との戦いから逃げているだけだということ。

そんなことを考えているうちに、3時間あまりの練習は無事終了。

曲の出来は相変わらずショスタコ>バルトーク>>ヒンデミット。
先生はどうやらヒンデミットがあまりお好きでないのでしょうか?
他の曲に比べて明らかに指導テンションが落ちるのが気になります。
それだけ出来が悪いとも言えるわけですが、しかし・・・。

ただ救いだったのは、客席で聴いていたチェロの(腐れ)同期が
「ヒンデミットもそれっぽく聴こえてたよ。えらい楽しそうに弾いてたやん」
と言ってくれたことですかね。お世辞を言う人間ではないので。

でも、それってさ、ズバリ弾きたくなったってことでしょ?
・・・やれやれ、ギリギリになって援軍が増えましたよ。
手を焼かせやがって!(いくら頼んでも断られていた)

帰り道はVnの先輩とクラシックオタク話で大いに盛り上がり
女性同士でこういうマニアな話というのは中々出来ないので
たいへん楽しいひとときでした。

終わりよければすべてよし。
今週は私のプライドにかけてマジメに練習しますわ。

・・・仕事は?

コメントする