2009年1月11日

復活祭

昨日の勝ちがフロックだと言われないためには、今日も勝ってもらわねばなりません。
ケイさんは応援してますが、直接対決だけはゴメンなさい。そのケイさんが手塩にかけて育てたワンジョーがここに来てとうとうようやく、ファンまでもが危うく忘れかける所だった能力を発揮し始めました。

Springs vs Bamboo
(3-1)

両チームとも昨日と同じスタメンで始まった試合は1セット目のっけからセンター線を絡めた面白い展開となり、いやコレでなきゃねとワクワク。ムック選手はトム選手&ワンジョ選手に昨日ほとんど使わなかったバックセンターを、まるで実験かのごとく打たせまくってました。お互いに譲らない展開でしたが、ボールの最終処理での細かい失点が重なり(ミスというわけでもない)、気が付けば20点台に乗せられぬままセットを失っておりました。カズさんの調子が今ひとつ上がって来ないのがつらいですなあ。しかしセット間における選手達の顔つきはゆるぎなく、正直その自信はどこから?と聞きたくなるほどでした。

第2セットも中盤まで差をつけられる展開。ワンジョ選手が気を吐く中、さすがに誰か選手交代してみないかなーと短気な私は思ったんですが、もちろんカントクは微動だにせず、選手にも焦る気配は微塵も感じられません。そうこうするうちに絶好調に気を良くしたかバンブー石川選手が二段トスをドリブル。たぶんキッカケはコレだったような気がするんですが、ともかくもその辺りからバンブーがミスを多発し始めました。んー、勝ってるのに先にキレちゃってどうしますか。そしてそんなスキをSpringsが見逃すはずもなく、最後はあっさりと取り返してしまいました。

第3セットは確かムック選手連続サーブで連続得点したんだっけかな。あ、そうそう、今日はセンター'sのサーブが凄く良かったんですよねえ。大量得点差をつけた余裕の展開となりました。最後はジワジワっと詰められながらも、これはget。しかし、そんなときにも周りの皆さんは手厳しい感想を口々におっしゃいます。なかにはわざわざ振り向いて同意を求められる方も。いや私に言われましても・・・。

「なんで打たないんだよ!」(フェイントが決まると思ったんでしょうよ)
「トスが短すぎ!」(あの体勢からではトスを上げるのが精一杯でしょうよ)
「(サーブミスに)もったいない!」(点差あるねんから、1点ぐらいええやん)

それこそ25-0でもなきゃ皆さん納得行かないんでしょうか。なんてな思いも私の入れ込み過ぎがなせるワザ。他チームの試合であれば私も同じ事を思うのかもしれませんね。

第4セットはしばらくサイドアウトの繰り返しでしたが、ここでもワンジョ選手が素晴らしい活躍を見せました。やっぱこのアタックはカッコ良いっすなー。良い状況のときだけでなく、ここで何とか1点が欲しいという所でムック選手が上げた苦しいトスをワンジョ選手が決めた時には、二人でひしと抱き合い。ああどこかで見た光景、思い出すなあサマーリーグ2005。そういやあの年のVリーグ、当初はワンジョ選手がスタメンだったのですよね。そうか、マナベ構想が4年の歳月を経て実現したということですか―

勝手な感慨にふけっている間にも、すっかり糸が切れてしまったバンブーさん相手に試合は進み、ラストはサキさんの上げたトスをワンジョ選手がライトからストレートに決めて幕を閉じました。今日こそいよいよワンジョ選手ヒロインインタビューかと身構えたんですが、本日インタビューはリョウ選手。ま、今のワンジョ選手ならそんなことは気にしませんよね(たぶん)。

スタートエンジンのかかりが遅いのが気にかかる所ではありますが、元々そういうチームではありますし、ワンジョ選手がこのまま(良い意味で)空気を読まず邁進してくれることを心から願っております。

寒い中、両チームともおつかれさまでした。

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