2009年2月21日

御前試合

博多の某高級すし屋にてランチを大急ぎでかっ込んだ後、特急かもめに飛び乗って佐賀へと向かいました。お鮨もそしてお味噌汁も絶品だったんですけど、とにかく時間がギリギリだったものでね、今度はも少しゆっくり来なきゃな。

久々の佐賀ホーム鬼門体育館に到着し、座席へ向かおうとするとアップ中の選手の姿が目に入りました。ん、内定の岩坂選手が合流してますね。ほっそいなー、ガリガリやないですか。ま、サキさんだって入団当時はガリガリさんでしたもんねー(別に今が太ってるわけじゃないですが)。全日本とかなんとか言う前にしっかりと体作りしていただきたいものです。

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傍がどーこー言うほどにシーガルズが天敵だなんて、ついぞ思ってはいないのですが、今日はリベロユニが吉田選手なのを見て、よし行けると思ったんですよ。しかし結局フルセット。まったくもってバレーというのはむずかしいスポーツです。だからこそ面白くもあるんですが。

Springs vs Seagulls
(3-2)

1セット目はそのリベロ吉田選手集中攻撃のサーブが走りました。ムック選手もセンター線をしゅぱんしゅぱんと使いながら、いー感じな立ち上がり。守備陣は先週がウソのように、シーガルズの粘りに屈しないレシーブをガンガン見せてくれました。リョウさんもブロックとの連携を詰めて来られたんでしょうね。修正の跡に一安心。

2セット目、ローガン選手が打っても打ってもシーガルズブロックにかかって決まらなくなります。ムック選手はなんとかブロックを振って舞子選手へと飛ばしつつも、エースに上げない訳にはいきません。もしかするとムック選手のトスも良くなかったのかもしれませんが、ローガン選手にそこんとこであんまりキレないでほしいと願うのは虫がよすぎるんでしょうか。や、そう見えるだけで実際には違うんならいいんですけど、巷でローガン選手への賛辞は溢れかえっていても、ムック選手へのホメ言葉をあまり見かけないもんですからね、ついつい。

ムック選手がコートで果たしている役割の大きさ(長くなるので書きませんが)からすれば、ファンはもう少しムック選手に感謝すべきじゃないかと思うんですよ。ま、試合に勝てばアタッカーのおかげ、負ければセッターの責任という極めて風当たりの強いポジションなんだから仕方ないんでしょうけど、応援してる人間はたくさんいるんだぞーっと小っちゃな声で呟いてみます。21-25。

そんなこんなで先週の再来かとイヤな予感が漂い始めた第3セットは途中投入されたシーガルズ神田選手の活躍もあってジュースジュースにもつれこみますが、最終的にセットをモノにしました28-26。よっしゃあと1セット〜!

しかし安心もつかの間、第4セットは落としてしまいます。序盤に走らないとセットを取れない癖はなんとかならんものですかねぇ。最後はムック選手がサーブミス。ありゃワザとですな。

てなわけで、今季何度目ともしれぬ第5セット。いきなりユウ選手の連続サーブで走り始めました。試合開始から存在感ありまくりのサキさんは相手の囮にも惑わされることなく、しれっとブロックつきまくり。今日はクイックもよく決まっていて、だんだん復調されてきたのでしょうか。たいへん嬉しいです。

中盤ではピンチサーバー・シュリ選手の投入が当たりました。シーガルズすかさずタイムアウト。タイム中にアップしようと走り出したシュリ選手をローガン選手がスタメンの輪に加わるよう手招きしました。珍しいなーと思ってみていますと、ローガン選手は身振り手振りを交えてシュリ選手に説明を始めました。コートに戻るまでどころか、サーブを打つギリギリまで話してましたかね。

!サービスエース!

ボールをシーガルズの高松選手(だったかな)が大きく弾いたんですけど、いやあすごいなあ。ここが試合の大きな山場になると理解していたからこそ、ローガン選手はあれだけ一生懸命シュリ選手に説明してたんでしょうし、それに見事応えたシュリ選手も立派でした。サーブひとつでも裏ではいろんな作戦がひしめいてるんやなー。

シーガルズに負けず劣らずのフェイント連射も効きましたね。「フェイントを多用する者はフェイントに泣く」というのは私の勝手な見解ですが、ともかくもこのセットは相手をまったく寄せ付けることなく勝利しました。ああやれやれ連敗stop!

思いのほか時間が経ってしまったため、第二試合を見ることなく会場を後にしましたが、どうやらトヨタ車体さんはJTさん相手にスト勝ちした模様。明日に向けてスタミナ温存させちゃいました。他力本願はやっぱダメですね。

とにかく勝つしかないってことで、頑張りましょう。

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