2009年6月 7日

けいさんづくし

部屋の中があまりに酷いことになってきましたので、仕方なくお片付け。今夏のブルーレイ移行を視野に入れて、HDDの中身をRAMにじわじわとダビング保存すると同時に、中身不明のDVD&CDの山も分類整理・・・なんてなペースじゃ、さして片付くはずもありません。そんな中、未見DVDを少しでも消費せねばと鑑賞した一枚は

第10回Vリーグ「Springs vs Arrows」
(2004.1.10/佐賀県総合体育館)

もしも私がバレーボールをW杯から見始めていればなぁ...というシーズン。
東レはルーキー大山&荒木、内定リベロ濱口選手を擁し、セッターは小玉選手、WSにはアダムス選手ならびにキャプテン就任ホヤホヤの向井選手という布陣です。あ、センター対角は冨田選手。のべつまくなし応援団は今も昔も変わりませんね。

Springsはセッター鶴田ケイさん、WSはカナコさんと復帰したてのイクさん&ミツさん。センターはサキさんと助っ人さん呉選手。リベロは江口リーさん。監督は山本辰さん・・・ふっ・・・(東レは達川さん)。5年後を予想した人がどれだけ居たのかどうかは分かりませんが、解説が杉山アケさんだったこともあり、なかなか面白い試合ではありました。

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イクさんはやっぱりアタッカーですよなあ。つなぎの良さはもちろんですけど、ストレートにクロスにと打ち抜くサマは、そりゃファンも増えるよねぇというカッコ良さですもん。センターの呉さんは、あら意外やブロード型だったんですね。でも高さがありますし、もちろんクイックも打てる選手です。バックではレシーブにも入っておられますよ。りゃー、そらリーさんも辞めたくなりますわなあ。どう見たってアタッカー仕様な方なんですからね、精彩欠きまくりです。カナコさんはこの試合ではあまり調子良くなかったのでしょうか。翌年私が見た試合ではもっとガンガン打って(決めて)た印象です。ミツさんはドーンとして出しゃばらないながらも、仕事は着実にこなす・・・ちょっと今だと例えられる選手が見つかりませんね。サキさんはいつの日も試合を決める選手であります。嗚呼。

かたや東レ、大山加奈選手がこれだけ躍動する試合を見たのって実は初めてじゃないかしらというほどに、前でも後ろでも打ちまくりでした。サーブもジャンサを打ってたんですね。アダムス選手と両輪フル回転です。ははは、東レのWSありき戦術ってのはあらためて伝統芸能なんだなあ。おかげでアラーキー選手は風采いや調子上がらず。色んな意味でルーキーを使うことの是非について考えさせられましたね(ちなみに今季のSpringsがシュリ選手を「全面的」には使わなかったことについて、私はけっこう肯定派)。

試合はSpringsが第1、第2セットと接戦をモノにして、第3セットもストレート決着かと思わせたところで終盤ワンポイントブロッカー投入された芝田選手がいい働きを見せて、そのまま流れを切らずに東レがゲット。この辺りは今見るとなかなかフクザツな心境であります。結局、3,4セットは東レがゲットしたんですが、そういえばSpringsはピンチサーバーを含めても、若手中堅がほとんどコートに入っていませんね・・・。5年後の結果はともかくとしまして、第5セットはもつれた末に20-18でSpringsが取り、なんとか佐賀鬼門ラウンドを乗り切ったのでした。

Springs vs Arrows
(3−2)

試合を通じて光っていたのは、ちょっと風邪をひいておられた?ケイさん(のトス回し)でした。おかげでムック選手のトス回しがどれだけケイさんから継承されたものなのかということも改めてよくわかりました。実に面白い。ケイさんが一番脂の乗っていたシーズンって、実はこの年だったんじゃないかと聞いたことがあったんですけど、確かにそうかもしれないですねぇ。実際、第9〜12回でリベロを中心にもう少し選手層が厚ければ、優勝回数はもう少し増えていたんじゃないでしょうか。
今更グダグダ言ったところでどうしようもないことですけど、この試合のように「良い内容」でもって「勝つ」ことができるようなチームであってほしいものです。

うう、まるで観戦に出かけたかのような日記になってしまいましたが、たまには?まあいいか。

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「今日の一枚」

お気に入りの部屋着なんですが、よく見るとブラウン管・・・時代ですなあ。

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