なめんなよ

ホームゲームの定義は人それぞれかもしれませんが
選手の足を引っ張る試合運営だなんて、最低限以下っすわ。
小野市バレーボール協会さん、見事なお役所仕事でした。

試合開始後になってですよ。
「ボールの空気圧がおかしい」との指摘で数分間に渡って試合中断。
そしてあろうことか、本当に空気圧が違っていたために
選手たちは、試合中のコートでパス練をする羽目になりました。
責任者がクドクドと言い訳してましたが、ほんと情けない。

昨日抱いた不満もまったく解消されてませんでしたし
アナウンス原稿が1日目と一字一句同じって・・・バカ?
ああ、プロトコールが若干違ってましたか。
(「0番キャプテン佐々木ゆり」・・・)
今日は狩野舞子選手も帯同してたんですし(昨日は居なかった)
もうちょっと気の利かせようはなかったのかしら?

だいたいアナウンス原稿自体、誰が書いたか知りませんけど
主役は「将来Vリーガーになる(かもしれない)子ども」じゃないのに
視点と口調が(悪い意味で)学校の先生そのまーんまでした。
スプリングスvsレッドウィングスなどというハイレベルな試合を
よくぞここまで台無しにしてくれましたねえ。

こんなド田舎ではマスコミだって来ないし
こんなキャパの体育館では客も呼べないでしょう。
そもそも集客努力をしたのかどうかさえも、大いに疑問ですが。

そして、スプリングスもスプリングスですよ。
なぜ、こんなホームをOKしちゃうんですか。
ホームなのに、なぜグッズ販売がないんですか。

なんでも他人任せにしちゃいけないと。
はい、これはもちろん自分にも言えることですね。
気をつけます。

JVAさまのご配慮により、連戦に次ぐ連戦が続く今シーズン。
各チームとも、選手の疲弊は相当なものでしょう。
ここのところフルセットの試合が多いのも無関係ではないはずですが
もしかして熱戦続きを喜んでるんじゃないかとさえ、邪推したくなります。
ケガの危険性も上がりますし、結局は己の首を絞めることになるのにね。

というわけで選手の皆さん、ほんとにほんとに大変でしょうが
どうかケガにだけは気をつけて、何とか無事に乗り切ってください。

週末のしめくくり

昨日に引き続き、観戦後はそのままオケの練習場へと直行。

昼間の(勝負の)世界から一転、夜は180度違う世界というのは
これはこれで面白いもんだなぁと思いながら弾いてたんですが
しばらくして、過程はそう違わないのかもしれないと思い直しました。

たとえば、一つ一つのプレーに対する目標位置の高さや
練習方法をどれだけ深く追求し、努力できるかといったようなことは
・・・むしろ根本は同じじゃないのか。

常に「勝敗」という結果がつきまとうアスリートですから
一般的にはそのために厳しくならざるを得ないのでしょうけれど
おそらく一流になればなるほど、「勝敗」や「数字」ではなく
どんどん自分との勝負になっていくんだろうと思うんです。

結局、何が言いたいかというと
「勝負の世界がイヤ」なんて台詞は逃げ口上に過ぎず
私は単に自分との戦いから逃げているだけだということ。

そんなことを考えているうちに、3時間あまりの練習は無事終了。

曲の出来は相変わらずショスタコ>バルトーク>>ヒンデミット。
先生はどうやらヒンデミットがあまりお好きでないのでしょうか?
他の曲に比べて明らかに指導テンションが落ちるのが気になります。
それだけ出来が悪いとも言えるわけですが、しかし・・・。

ただ救いだったのは、客席で聴いていたチェロの(腐れ)同期が
「ヒンデミットもそれっぽく聴こえてたよ。えらい楽しそうに弾いてたやん」
と言ってくれたことですかね。お世辞を言う人間ではないので。

でも、それってさ、ズバリ弾きたくなったってことでしょ?
・・・やれやれ、ギリギリになって援軍が増えましたよ。
手を焼かせやがって!(いくら頼んでも断られていた)

帰り道はVnの先輩とクラシックオタク話で大いに盛り上がり
女性同士でこういうマニアな話というのは中々出来ないので
たいへん楽しいひとときでした。

終わりよければすべてよし。
今週は私のプライドにかけてマジメに練習しますわ。

・・・仕事は?

2007年2月17日

ありえねー

一言で言えば、「ボールにきらわれた試合」でしたね。

「3-1」という結果の何倍ものストレスがたまる展開で
何度席を立ちたくなったことか・・・ホントに疲れました。
正直、数字だけで喜べるファンの方が勝ち組だったのかも。

連戦続きで精神的にも肉体的にもリズムを作りにくいシーズン。
(JVA分かってんのか?分かってないんだろうなJVA)
先週の三連戦明けで、どこのチームも苦慮したことと思いますが
レッドウィングス戦を翌日に控えたスプリングスも例外ではなく
不安定なレセプションに始まり、噛みあわない展開が続きました。

しかし、調子が乗らない中でも勝つのが、これまた底力なのか。
3セット目からはムック選手もジャンサ封印で「勝ち」に徹底。
フルセットに行かず勝てて良かった、としか言いようがない試合でした。

今日の試合だけでは、なぜリヴァーレが2勝しかできていないのか
理解できない人の方が確実に多いことでしょうね。

Springs vs Rivale
(3-1)
28-26
21-25
25-21
25-21

それにしても、ここが「ホームゲーム」て・・・。

・交通事情の悪さ
(都市部から離れており、かつ駅に案内看板一つない)
・会場の狭さ
(アリーナ席も作れない)
・運営の悪さ
(トップリーグとは思えぬ試合進行などなど)

何一つとして条件を満たしていませんよ。

ふぅ、明日に備えて早く寝なければ。

対照的な2冊

2/16読了本
・イーヴリン・ウォー(吉田健一訳)「ブライヅヘッドふたたび」

珍しく何日かに分けて少しずつ読み進み、やっと読了。
つまらなかったわけではなく、もちろんその逆で
かゆい所に手が届くような表現の数々をゆっくりと堪能しました。

淡々とした物語進行であるにもかかわらず、
魅力的な登場人物たちの言動がクスッとさせつつ深い。
ものすごく美味しい物を食べた時の満足感ととても似ています。

イギリス好きな小説好きにはきっと面白いんじゃないかな。

2/17読了本
・佐藤正午「5」角川書店

装丁でなんとなく衝動買いしてしまった本。
行きの電車で読み始め、帰りに読み終わってしまいました。
乗車時間が長かったこともありますが、上の本と違って
勢いよく読んでしまいたくなる物語進行でした。

例によってツッコミどころもいろいろあるんだけど
これだけ読ませてしまう力は誰にもあるわけではないし
やっぱ上手いよね佐藤さん。

2007年2月15日

クラッシュ

仕事中に突然ブレスレットが切れました。
なんちゅう不吉な!

はたして帰りの電車で、パニック発作発症。
ここ最近ほとんど起きていなかったので数ヶ月ぶりでしょうか。
数日前から予兆を感じていたにもかかわらず、油断してしまいました。

思い当たる原因は数あれど・・・やっぱりアレですわな。
さすがに、この苦しさを何度も味わいたくはないので
しばらくは止めざるをえませんね、アルコール。

体からの警告をありがたく、そして謙虚に受け止めねば。

*****
そして本日は月刊バレーボール発売日。
バカの一つ覚えクリアファイル付録ということで
どこの本屋でも袋入りで棚に並んでいたのですが
Vシーズン真っ最中恒例の「春高大特集」を買うほどお人よしではありません。

昼休み、3軒目にてようやく折れ目だらけの雑誌を発見。
中身を一言でまとめるなら、ひどい「手抜き」っすな。
雑誌に何かを求めちゃいけないってことなのか。
デンソーファン以外にとっては魅力のうっすぅ~い号です。
うっかり買わなくてよかった。

あ、そうだ。
サキさんのヘアバンドは本当に「恒様バンド」だったんですね。
適当に書いてたのにと、ちょっとビックリしましたよ。

ちなみに表紙は竹下選手
第二特集は「正確なトスをマスターせよ」

「全日本」と「竹下選手」について語ると疲れるので止めますが
この雑誌によりますと、日本狭しといえども
「竹下選手の前にセッターはなく、竹下選手の後ろにセッターはなし」
といった感じですねええええええ。

2007年2月14日

Google's valentine

valentine07.gif

目に毒な人もいるかもしれませんが、かわいかったので。

*****
ここ数日抱えていた不調理由が思わぬところで判明。
スッキリ気分爽快になりました。
それにしてもマジでビックリしたっす。

2007年2月12日

帰ってきたキャプテン

さすがに第一試合からの観戦はしんどいなと、新宿へ。
荷物を放り込み、いざ!と歩き始めた所で気付きました。
私、新宿には不慣れだったのでした。

おぼろげな記憶を頼りに歩いていると、ジュンク堂が。
しかも買いそびれていた「100Q入魂」があるじゃないすか。
店長さんにサクッとご挨拶した後、新宿伊勢丹へ。

・・・いやぁ、オシャレ度高いのね。田舎モノは気後れしますわ。
しかし春のモードを「ほうほう」と眺めつつエスカレーターを上ると
「デザイナーズブランドバーゲン」という文字が目に入りました。
ひょいと覗くと凄い人、そして敷居も若干低めです。
あれ、このブランドってバーゲンやってたっけ?

良い買い物ができました。とっても満足。

ケータイで1試合目(東レフルセット負け)を確認後、東京体育館へ。
時まさしくマーヴェラスvsシーガルズの試合が始まった所でした。
破れかぶれの戦いで勝ちを拾ってきたマーヴェラスに対して
独自路線もなぜか独自の結果を編み出すらしいシーガルズ。

昨日と違ってシーガルズは選手交代も至極オーソドックスで
正直あまり見所のない試合だったんですけれども
コートを見ていて大変つまらないことを思いつきました。

「この2チーム(の全選手)をフィギュアにしたら売れる」

別に私、フィギュアの趣味は全くないのに、
なぜそんなことを考えたのだろうと思ったら
間違いなく前夜「堂本兄弟」で、しょこたんを見たせいなんですが
そうではなく...若干、表情に乏しく色白な選手が多いってところが...。

例えばこれをスプリングスで作ろうとしたら、人間くさすぎて
少なくともフィギュア向きではないと思うんですよねえ。

以上、かなりどうでもいいことですが、
とにかく試合は3―0でシーガルズ勝利。

さ、メインイベントはこれからだ!

*****
試合前練習を眺めていたら
ムック選手のトスがすっげー良いんですよ。
少なくとも、私が今まで見た中では最も良かったんじゃないかと。
アタッカーもバシバシと良い感じでスパイクを打ってました。

チーム全体がこの試合にピークを持ってきたということも
コートからありありと伝わってきましたし、これは行ける!と
内心思っておりました(勝利したから言える台詞ですけどね)

そんな私の気持ちに水を差したのは、後ろに座っていたガキども。
練習中から「ボールちょうだい」「ボール投げて下さーい」と
コートに向かって声を揃えてうるさくうるさく騒ぐんですな。

何度か振り返って睨み、とうとう「うるさい」って怒ったんですけど
良く見たら、その後ろの保護者兼引率者がけしかけてるんですよね。
「ほら、頼んだら投げてくれるかもしれないよ」って・・・なんじゃそれ。
バレーを見に来たのか、単なるボール乞食なのか
(試合はちっとも見ていなかったので、後者でしょうかね)
キッズエスコートの友人族だったようですが、久々に?ムカつきました。

と、それはひとまずさておき
ちなみにボールはめでたく飛んで来ず、試合開始。

コート上では昨日に引き続き、マリキャプテンがスタメンです。
数字上の記録からだけではサーブ効果率の凄さしか読み取れませんが
それ以上にマリキャプが入ると、何か(ブロック?)が変わる。
数字じゃないんですよね、これはほんとに生で見なきゃ分からない。

彼女自身が持つ華やかさ、そして笑顔も大きいと思うんですが
コート上がバレーが出来る楽しさであふれてました。
別に皆が笑っているわけではなく、それどころかとても冷静でしたけど
一球一球に対する粘りも凄かったし、チームの絆が伝わってきましたよ。
まさに、久光バレーそのものじゃないですか。

大事な大事な選手がやっとこさ帰ってきてくれました。
ほんとにうれしい。

Springs vs Bamboo
(3-0)
25-18
25-16
25-20

本日の勝因としては、やはりサーブの強さが挙げられますが
それ以上に、どの選手も本分以上の仕事をしてました。
レシーブ陣はリョウ・イクコンビがほんとに素晴らしかったし
センター陣も粘り強くワンタッチをとり、決め所ではしっかり速攻とブロック。
フォフィーニャ選手は相変わらずミスのない攻撃。ほんとに安心っす。

あーそうだ。
これまでは「なんちゃって」っぽかったイクさんのブロードが
かなり本気攻撃になってきましたね。今日何本あったっけ?
ブロードだけでなく、ライト攻撃決定率は目に見えて上昇してます。
まだ進化してるんですね、すごいなあ。

んでムック選手、今日はホントに良かった。
サーブばっちりレシーブもばっちり、今季最高の出来だったのでは?
どうしても乱れてしまうレセプションも何とかこなしてましたし
トス回しもセンターにこだわることなく、勝つためのトス回しでした。

あと、エンド側から見ていて思ったのですが
ワンチもだんだん上手くなってきたのではないかと。
お隣センター様によるところが大きいことは重々承知ですし
希望的観測も多分に含まれてるんですが・・・ま、いいじゃないですか。

なぜこういう試合に限って放映がないんでしょうかねええ。

山場の三連戦を三連勝。
良い感じで折り返し地点に到達しました。
おごることなく一歩ずつ頂点目指して進みたいっすね。

2007年2月11日

お待ちしておりました(※

マリキャプテンがスタメン復帰。
まだ本調子という感じではなかったですが、やっぱ良いっすよね。
なんたって、ご自慢のキャプテンですもん。

そして、いくらベテラン勢を大好きなムック選手といえど
マリキャプによる精神安定効果は大きいんじゃないかとも。
(実際に確認したわけではないので、定かではありませんが)

1legデンソー戦とは違い、ヤバかった2セット目もしっかり逆転勝ち。
昨日の修羅場を越えたこともあってか、ほんと落ち着いてました。
序盤からサーブが走り、ブロックが決まってましたからね。

試合を締めくくったのはマリキャプテンでした。
「あれだけストレートを締められたら、セッターはもうあそこしか上げられんわな」
某主将お父上による試合後コメントですけれども
その"コースを締められた"デンソー苦し紛れの2連続ブロード

※)Da capo

マリキャプ、見事にキッチリ2連続シャットアウトっす。
分かってても、あそこまで見事には止められませんよ。
横山さん(デンソーセッター)は確か成徳同期コンビですよね。
ウチの主将の得意技を忘れちゃいけませんぜ。

Springs vs Airybees
25-17
26-24
25-16

ちなみにマッチポイントは♯17ムック様のツースパイク。
あれを打つ時って、何かキラッと発光するんですよね。
でもやっぱ笑っちゃいました。ほんと面白いんだもん。

明日の試合を見据えて、この戦いぶり。
いい流れです。

*****
折角なんで、第2試合も観戦。
RedRockets vs Seaguls(3-1)

これが赤ロケ復活印、ですか?
私には、河本監督が選手起用を間違えなければ
シーガルズの勝ち試合になったようにも見えましたよ。
最終的に赤ロケが勝ったわけですから、そこはそれですがね。

若干の懸念を抱いたのは有田沙織選手。
彼女の能力は(性格を含めて)とても高いと思うのですが
ここでは大きく開花できないかもしれないっすねえ。
なんだかスケールが小さいんですもん、このチーム。
はてさて、真にイタリアに行くべきだったのは...。

2007年2月10日

Full Power

2セット目までは、まるで準備運動かのようでした。
佐藤美耶選手のジャンプサーブにやられまくるのに対して
スプリングスジャンプサーバー陣はミスしまくり・・・あちゃあ!
(ちなみにフローター陣の出来は総じてたいへん良かった)

推測ですけれども、
成徳アローズは2セット目マリキャプを潰した時点で
半ば勝利気分になっていたんじゃないですかねえ。

しかし、今年のスプリングスは違います。

「選手層が厚いってステキね」(by隣席さん)

冷却完了のミユキ選手がやってくれましたよ。
恐怖のジャンサ陣もだんだん立ち直ってきました。
それにしても三連戦緒戦だからって...心臓に悪いなもう。
チーム全体が音を立てて動き始めました。3,4セット連取。

「東レのグルグルって去年より少なくなってない?」(by隣席さん)

5セット目は観客の我々も勝つ気まんまんでしたが
そこは新鮮素材アローズ、最後の最後まで競りましたね。
それでこそフルセットの醍醐味ってなヤツですわな、いやほんと。

14-13の時点でピンチサーバーはマユミ選手。
これで決まる、決まってくれと願ってたんですが
粘られて14-15、逆に東レに奪い返されてしまいます。
しかし、高めレセプションを何とかキャッチしてのトスを
フォフィーがキッチリとバックアタック15-15。
次のサーバーは・・・お分かりですね。

ムック選手。おおう!
この期に及んでのファンサービス...ご親切いたみいります。

よーっしゃー!入った~!

マッチポイントを決めたのはミユキ選手渾身のクロスでした。

Springs vs Arrows
23-25
18-25
25-18
25-15
17-15

ぐわぁっ!歓喜!おめでとう~!
大画面モニターではサキさん号泣・・・えっ?
あらゆる意味で勝ててよかったっす。

試合後は狩野舞子選手(内定)も一緒に整列。
カナコさんより確実にデカいってことは
公称身長(186cm)はサバじゃないんですね。
ゆっくりじっくり戦力になってほしいものです。

ほんとにおつかれさまでした。ありがとう。

私はだれでしょう

第2試合を途中で抜けて新宿へと移動。
軽く飲み食いした後、紀伊國屋サザンシアターへと向かいました。

こまつ座「私はだれでしょう」
作:井上ひさし
演出:栗山民也

出演:佐々木蔵之介、浅野ゆう子、川平慈英、北村有起哉、梅沢昌代、前田亜季、大鷹明良
ピアノ演奏・朴 勝哲

誰もがラジオを聴いていた。
戦時中は「大本営発表」、8月15日には「玉音放送」。
敗戦。
東京放送会館は、建物の上半分を占領軍・CIE(民間情報教育局) に接収されるが、
ラジオの声は、焦土のすみずみにまでこだました。

「復員だより」「街頭にて」「のど自慢」、そして「尋ね人」。
日本は大きく変わろうとしていた。「公職追放」「財閥解体」
「新憲法」「教育改革」「東京裁判」「労働争議」・・・・・・。

これは、戦後のラジオ放送にひたむきに取り組んだ放送職員たちと、
日系二世の軍人と、そして「自分がだれかわからなくなってしまった」男の、
笑いと涙の青春グラフィティ。

*********

井上さんにとって今の日本は絶望であふれているのだろう。
それでも「日本とは」「日本人とは」という事実から逃げずに立ち向かい、
希望を示してくれるその優しさを、どう受け止めたらよいのだろうか。

**********

初日の幕が開いたのは8日遅れだったにもかかわらず
俳優さんからの信頼、観客の期待は微塵も失われることなく
魂のこもった力作を見せていただきました。

役者さんたちもホントに素晴らしかったです。
井上さんの台詞を言える幸せと、伝えなければならないという責務が
見ているコチラにもひしひしと伝わってきて(最前列だったし)
なんだか感動を通り越して、羨ましくなってしまうほどでした。

そうそう、観劇後に読んだパンフレットもとても面白かったです。
こまつ座(井上さん)の「観客を舐めない姿勢」は
本当にプロの、いや、人間の鑑じゃないかとさえ思いましたよ。

なんだか堅苦しいことを書いてしまいましたが
井上さんの作品は、老若男女誰にでも面白く見られますので
機会あればぜひ。

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