2006年12月 7日

りーべらめー

コンビニでキリンラガー復刻版を見つけましたので即購入
明治→大正へと飲み継いでみましたが、やっぱり平成がいいね。

さてさて、本日は大阪フィル定演を聴きに行くべく
ひっさしぶりーにシンフォニーホールへ行ってきました。

しばらくオケ生活やクラシック生鑑賞から離れている間に
朝比奈さんが亡くなられ、指揮者が大植さんに代わったり
コンマスが岡田先生から超若手の長原さんに代わったりと
よくわからない内に人気オケに変貌している(らしい)大フィル。
チケット完売で、なんとか入手できたのは急遽売り出されたオルガン席でした。

相変わらずタルそーに舞台に出てくる(チェロの)師匠を眺めながら
後ろというのは弦楽器の動きを見るにはいいんじゃないかと
内心ホクホクしていますと、大フィル合唱団がぞろぞろと登場。
目の前1メートル位置に壁が出来てしまいました(ちっ)

というわけで、やたら克明にバスが聴こえる妙な位置でしたけど
合唱団の合間からオケや指揮者の表情(!)も見えましたし
出番がないときは合唱団が座ってくれましたので
いろいろと堪能することができて面白かったです。

フォーレではなくヴェルディのレクイエムだと気付いたのが
会場に着く直前だったほどに、曲への思い入れはなかったのですが
終曲の「Libera me」にはヤられました。

基音D(かな?)の和音ひとつひとつがグサリグサリと響いて
歌詞とか全然分かんないのに涙腺直撃ですよ。
声っていう楽器も凄けりゃ、和音っていう武器もすごいなあ。
シンプルに感動しました。
明日CD買おう。

*****

初見の大植さん指揮をハカらずも奏者位置から見ることができまして
そうですね、誠実な棒を振る人だなあという印象でした。
プロの目からの視点については、今度師匠に聞いてみましょう。
妙に腕が短いなと思ったら、大植さんて意外と小さい人だったんですね。
アップの写真で大きな人なのかと思い込んでましたよ。

大フィルは弦楽器がレベルアップした印象でした。
どうなんでしょう、新陳代謝が進んだのかなあ。
師匠のフィンガリングとボーイングに釘付けでしたんで
トップの秋津さんの凄さはよく分からず。
こちらも今度会ったら聞いておくことと(メモ)。

管楽器は以前のメンバーとほぼ変わらずで
フルートの榎田さんやトランペットの秋月さんはさすがの演奏。
金管地帯で時々和音のズレが発生していたような気もしますが
基本的に管打楽器はあまり見聞きしてないんで確証はなし。

合唱団は上を見ればキリがないのかもしれませんが良かったです。
じゃあ素直にホメろよ、と言われそうですが、えぇまぁ。
ただ、それより上手いはずのソリスト4人がねえ。
席が後ろ位置だったことを差し引いてもイマイチでした。
具体的には・・・全体的に。

*****

終演後、雨がざーざー降る中を楽屋口にて師匠の出待ち。
いつも何してるんだか?というほど、出て来られるのが遅いんですが
本日も例外ではなく「もしかしたら別の出口から?」と不安になる頃
ようやっと出てこられました。

「久しぶりやないかー。ぜんぜん変わらないねえ」
「えぇ、先生も変わりませんねえ」
「今度ゆっくり話そうや。楽器なしで」
「あーできれば楽器つきで、ひとつ」

ってな会話を慌しくこなして無事帰宅。

本日購入したバルトーク「ハンガリアンスケッチ」CDですが
なんたること、まったく同じものが家にありましたよ。
うわーショック。

誰か欲しい人にあげます。
バルトーク「管弦楽のための協奏曲」ライナー指揮シカゴ響

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