2009年6月21日

事ありき

昨日の余韻なのか何なのか湿気も高く、調子上がらずの1日でした。

【読了本】
・「企業スポーツの撤退と混迷する日本のスポーツ」創文企画

とくにご大層な考えはなく、偶然本屋の棚で目に入ったので手にとったブックレット。
タイトルがタイトルですから、事例としてバレーボール廃部ネタはかなり取り上げられていましたが、基本的に問題提起がメインのようで解決前進策に目新しいものはあまりなく、「で、どうするの?」という疑問は拭えませんでした。ま、そんなに簡単に解決するなら誰も困りゃしませんわな。

ちなみにラグビーのトップリーグは「新しい企業スポーツを目指す」のだそうで、執筆者でもあるラグビートップリーグCOO稲垣さんはサントリーご出身ということで発言権があるのか、かなり精力的に動いていらっしゃる様子。夢があるんだかないんだかよく分かりませんが、ひとまずプレーするフィールドがなけりゃ話になりませんものね。

バレーの会長さんもそういやサントリーの出ですが、バレーに直接関わられたことがあまりないためか、どうにも当事者意識に欠けるといいますか、先頭になって何かをやりそうなイメージがまるでないんですよね。ま、協会にとってファンなどはカネの吸い上げ対象でしかなく、お仕事とは企業&テレビ局に頭を下げること、なんてな構図ではどうにも身動きが取れないのかもしれませんが、このままだとホントにリーグ存続すらヤバくなりますよ。選手の意向もイマイチ伝わってきませんし、ファンの立ち位置ってどこなんですかねえ、マジで。


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