2009年9月17日

はずれあたり

昨夜23時も過ぎた頃になってケータイにメールが入り、見ればチェロの師匠からです。何ごとかと見れば「明日のコンサート、招待券を窓口預かりにしておくから」とのこと。確かにお願いしてはいましたが、あれは2週間前のこと・・・てっきり忘れたのであろうと思い込んでました。ま、特に予定もありませんでしたから、ありがたく行かせていただいたのですが。

〇大阪フィルハーモニー交響楽団 第431回定期演奏会

・スーク/組曲「おとぎ話」
・アルチュニアン/トランペット協奏曲
・ドヴォルザーク/交響曲第7番

総じて印象に残らないコンサートでした。
オープニングで爆睡してしまったのは睡眠不足続きだった私の責任だとして、2曲目もトランペットが上手いことは分かりましたが、それだけというか。そしてなによりメインのドヴォルザークにいたっては消化不良の感ありあり。ドヴォルザークの命ともいえるリズムの軸足がどうにも定まらず、指揮者さんがどういう曲にしたいのかも今ひとつ伝わらないままテンポはどんどん上がり、怒涛のように終わっちゃいました。指揮者の責任なのかオケの責任なのか、たぶん両方なんでしょうけど、大フィルはここ最近ずいぶん弦楽器が良くなったと感じていただけに、オケとしてもっと深く作りこんだ演奏を聴きたかったですね。実はこの7番、大学オケで交響曲デビューを果たした曲なんで、思い入れが強いんです。

終演後はチケットを頂いたことだしと、ゆるゆる楽屋口へ。ほとんどの楽団員さんたちが退出され、トランペットさんのサイン会が始まったあたりになって、ようやく師匠の姿が見えました。ほんとにいつもなぜこんなに遅いのでしょう。謎です。帰りは師匠の車に同乗させていただいたのですが、発進するなり「さあ聞こう。どうだった?」うわ、いきなりですか。回転の遅いアタマと貧弱な語彙と振り回しながら「・・・あっという間に終わっちゃいましたねぇ」

なんでも7番を演奏するのは10年以上ぶりなのだそうで、師匠もお好きな曲なのだとのこと。ま、チェロ弾きでこの曲をキライな人はなかなか居ないでしょうが、ダメ出しやら何やらを好き勝手に喋っているうち駅に到着。〇〇先生からもらったという外国産ビールをお裾分けしていただいて帰ってきました(私は手ぶらだったのに)。

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携帯プレイヤーにつけているイヤホンの断線っぷりが酷くなってきたので、新しいイヤホンをネットで物色。ウン万もするようなものは対象外だとしても、コレで音楽を聴く時間が一番長いわけですし、弦楽器の音はそこそこキレイに聴こえるものの方がいいよなーと、数々のレビューを読み悩みながら、結局は今も使用しているDENON製をポチッ。ただ少しランクは上げたので、悪くなることはないでしょう。

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