2010年1月31日

準備中

自転車の左ブレーキがすっぽ抜けていたことを忘れたまま自転車に乗り、坂道で冷や汗をかきました。こないだ近所の自転車屋さんで簡単に(=無料で)直してもらったところだったんですけどね。うーむ、どうしたものか。

幸先悪いスタートを切りながら、尼崎体育館に行ってきました。
チケットは完売だったそうですが、現実には招待客がいっぱい。チケット代を下げて有料観客を増やすという考えはないのかなあ。立ち見すらJT凶悪応援団真後ろしかスペースがないという満員っぷりでしたが、友人ともどもなんとかエンド側で席確保。

JT-Springs
3-0

いくら性格が良くっても、エースが要所で決めきれなくちゃ勝てませんわなあ。シュリ選手やミズホ選手の頑張りは伝わりましたけど、高さのないサイドで戦いぬくにはチームの守備力も速さも足りず、全体的に中途半端だった印象です。ブロックは...よく分からん。相変わらず怪我人続出の中、控えは守備要員もしくは戦力ダウンのメンバーばかり。監督コーチ陣も総じてシャッキリせず、オトコマエなら何もしなくてもいいんですかね。勝てそうな雰囲気がチラとも出てこない試合展開に退屈してしまい、途中からは雑談混じりの観戦となりました。事情は分かりませんが、こうもメリハリがないと、ワンジョ選手の高さとパワーでも見なきゃやってられませんわ(とか言ってブロックに遭ったら文句言うんですけど)

まあしかし、チーム自体は依然四強圏内にあり、また元祖鉄板コンビによって「和」の公約も果たしておられるのですから、文句をつける筋合いはありません。
こんな生産性のないグチをこぼすぐらいなら、足を洗うか毎年どこかのチームに好きな選手を作るかすりゃいいんでしょうけど、なかなかねえ。そろそろ閉鎖勧告が来る頃かな。

席はそのままに第二試合も少しだけ観戦。勝ち星がつかずとも、希望を抱かせる試合をし始めたパイオニアさんはようやくチームが機能し始めた模様です。シーガルズ以外の相手にこの試合展開ができるかどうか分かりませんが、ともかくも勝てたようでよかったですね。

うっかり早い時間に店の予約を取ってしまったもので、試合は途中で失礼しまして、ムック選手ファンな友人と飲みへ移動。美味しい料理をつつきながらステキ名言をいろいろ聞けて勉強になりましたし、楽しかったです。いろいろありがとさんでした。
途中ちょいと予期せぬハプニングに慌てましたが、諸々よしなに頼んます。

帰りの電車、ケータイでノルディッククラブカップのライブスコアをチェック。
ジリジリ動かない第3セットで相手点数をなんとか15点に抑えられるかどうか注目しておりましたが、16点にて決着。見事優勝!

Engelholm vs Holte
(3-0)
25-13
25-14
25-16

数字としては完勝。決勝リーグは全試合ともサーブが良かったみたいですね。

ベスト6+リベロは以下の通り

【All Star Team of Final Four】

Setter:  Naoko HASHIMOTO (ENG)
Libero:  Lena ANDERSSON (ENG)
Middle B: Lykke GROOT DEGNER (HOL)
Middle B: Keiu PÖLLUVEER (GMP)
Opposite: Andrea JACOBSSON (ENG)
Universal: Sara PETTERSSON (ENG)
Universal: Whitney TURNER (ENG)

EVSセンター陣も決定率は良かったんですが、チーム全員が選ばれても角が立つってなもんでしょうし、パワー系ではないのでインパクトが弱かったのかねえ。ま、個人賞のために戦ってロクなことはないですし、センター線がチームを助けてくれているのは分かりきったことです。どうかリーグではまたチームを、そしてムック選手を助けてあげてくださいまし。

ハードスケジュールの中での優勝、ほんとうにお疲れ様&おめでとうございました。

2010年1月30日

北から北へ

うっしゃぁぁぁあ!

EVS - Tallin
(3-0)
25-18
25-17
25-18

優勝候補の一角であるTallin(エストニア)にストレート勝ちです。
第2セットで4点差(9-13)をつけられたのが試合を通しての最大点差だったでしょうか。ライブスコアでは得点しか分からなかったので、試合途中、時折上がってくるMatch Reportを見ながら、 WhitneyTurner選手の決定率が10%台だったり、Sara Pettersson選手のレセプションがエラいことになっていたりする様にドキドキさせられましたけど、全セットとも20点以降は相手を寄せ付けない完全勝利でした。センター線が二人とも高い決定率を維持し続けたのも大きかったのかな。魔のセットが出なくてよかったです。モロモロのニュースその他で選手さんたちのモチベーションも上がっているのでしょうか。だといいなあ。

お疲れ様でした&おめでとうございました。明日はぜひとも優勝してもらいたいです。

*****
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Springs vs Redwings
(3-0)
25-18
25-21
25-18

言いたいことはいろいろとあるような、ないような、ですが
実に実に久しぶりにイクさんをカッコいいと感じられた試合でした。それこそSpringsを応援し始めた2005年以来のことじゃないでしょうか。今季のイクさんはナマで観る価値がある数少ない選手ですね。パイオニアの新人セッター冨永選手の健闘はイクさんの力が大きいんやろなあということが如実に伝わってきましたし、その昔、ムック選手の育成にも、やはりこれまたイクさんが大きく関わられたんだろうなあということが素直に実感できた試合でもありました。

しかしまあ、いくらイクさんがジャンサまで打って奮闘しながらも(「ジャンサ打ってる!」という声に振り返ると、武富士OG陣が座っておいででしたわ)計算できる攻撃枚数が確実に少ないパイオニアです。結局は狩野美雪選手を引っ張り出すことさえできず、敗戦後も監督を筆頭にあまり感情が伝わってこなかった所を見ると、喜ばしくない現実が浮かび上がってきますが、どうなのでしょう。

Springsはなんというか、いいひとたちがいいバレーを心がけてます!ってな感じ。面白味や爆発力なんてなものはあまり感じられなかったなあ。点数が入るとついつい心の中で手拍子は打ってしまったものの、今季売りの三枚ブロックも「あぁ、これがねー」と。まあ勝てばいいんでしょ。えーと、#22石田選手は嫌いじゃない。ただもう少し柔らかさというか、しなやかさがあるといいなあ。ムック選手のトスだったらどんな感じなんだろう、なんて想像してみたり。

そして、なにより楽しみにしていた狩野姉。第2セットでは惜しくも交替なりませんでしたが、明日は出場チャンスがあるはず。もしなかったら・・・スウェーデンに来ませんか?

あ、前座いや動員試合(JT-Seaguls)も観ましたよ。あの得点経過であのトス回し。どうにも好きになれんセッターさんやわー。あちらさんも私なんざに好かれたくもないでしょうけどさ。

*****

今日はスポーツ観戦好きだというオケの年下友人をお誘いしての観戦。バレー初(ナマ)観戦だというのに、いらんことばっか吹き込んでスマンかったです。試合後はエフェスで恒例ケバブをつつきながら、あれやこれやと話に花が咲き、面白かったっすね。近々カルテットやろうな。

2010年1月29日

愚直にいくべし

私的メモ
・結びきり熨斗つき返品希望
・〇〇急募委細面談

本日のオケは本番指揮者先生による練習。骨組みが大体かたまったので、これから2週間でしっかりとピッチを取れるように練習しないとな。オケはいつもの演奏会の繰り返しになりそうな予感満載ですが、大事なのは自分が何をするか、ですからね。とにかく練習あるのみです(言い聞かせ)

練習後の飲みでは盛り上がったり沈んだりと大忙し。何年経とうがちっとも大人になれない人間ですのに、トップ兄との話し合い?の結果、次々回演奏会は私がコントラバスとのケンカ係となりそうで、いやーどうなりますかね。

終電帰宅。

*****
Somero vs Engelholm
(1-3)
21-25
19-25
25-23
19-25

今日の試合はストレートで勝つかと思っていたのですが、1セット落としてしまった模様。しかし、お馴染みspeakern har ordetさんによると、チームがカストラップ空港(デンマーク)からヘルシンキ(フィンランド)に向けて飛び立ったのは今朝9:25とあります。試合会場へはさらにそこからバスで2時間移動、コート練習無しで試合開始は19:30というのですから、日本ではおよそ考えられないスケジュールです。でも、日本のように試合前々日移動、ホーム戦でもホテル宿泊→そして廃部、なんてなことになるよりは、こちらの方がマシなのかなあ、うーん。
第1試合のGMP Tallinn(エストニア)さんもEngelholmと同条件だったようですが、どちらのチームもケガなく(たぶん)勝利されたようでよかったです。

おつかれさまでした。今日はゆっくり休んでいただいて、明日の試合、楽しみにしてます。

2010年1月28日

敷居

次回定演曲目のブルックナーを聴き飽きてしまわないうちにと、イマイチ耳慣れない次々回定演曲目の「わが祖国」(ベルグルンド指揮/ドレスデン管)を聴き始めたところ、意外と耳残りするのか、仕事中しばしば頭の中で鳴り響いております。

で、聴きながらふと思ったんですが、音楽を楽しむのには楽譜や楽典の知識、あるいは楽器の演奏経験なんて必要とされないのに、なぜバレーボール観戦はこんなにも戦術知識や競技経験を問われたり、あるいは笠に着られたりするんだろうって。音楽とスポーツを一緒にするなと怒られそうですが、どちらも同じような目線で楽しんだっていいじゃないですか、ねえ。

2010年1月27日

前を向いて歩こう

朝うっかり寝坊しかけ、電車はダダ遅れ、体調もサイアクという事態のなかで辻結花選手のインタビューを読みました。この世には応援したくなる人たちもたくさんいるもんですなあ。
なにかと散々な朝でしたけど、目の前のことを地道にやるしかなく、なんとか諸々持ち直し、カイシャ飲み会終えて無事帰宅。

*****

先日EVSさんのヨーロッパ進出計画ニュースが発表されて以来、いつにもまして注視してきたhd.se/sportsさんですが、さきほど新着ニュースに目を通してますと、あらムック選手の名前があるではないですか。

När EVS-ledarna Fredrik Tågsjö och Arne Ekstrand presenterade sina planer f?r oss i slutet av förra veckan avslöjade de att de bland annat inspirerats av Naoko Hashimotos storspel - "Hon har visat att det finns en annan volleyboll" -

いそいそとgoogleさんの力を借りて超訳!してみたところ(気になる方は自力で訳してくださいね)おぉぉ...。

「先週末、EVSのヨーロッパ進出計画を発表したリーダーFredrik Tågsjö氏とArne Ekstrand氏(*)は、それがNaoko Hashimoto選手の素晴らしいプレーに刺激されたものであったことを明らかにした。曰く―"She has shown that there is another volley"」

記事ではその後Tina監督がチームの力がレベルアップしているとフォローされているところもよいです。どこぞのフロントとは大違い、なんて低次元な話はともかくとして、やっぱり友人の言っていたとおり、スウェーデン、いい国です。や、別に私は海外礼賛人間ではないですから、チャンピオンズリーグとやらが全てだなんて思ってやしませんけど、こうしてムック選手を認めてくれたこと、そして何よりその心意気が素晴らしいじゃないですか。この(スウェーデン)移籍が双方にとって、よりhappyな結果をもたらすことを心から願ってやみません。

Engelholmは今晩ホームでSvedalaと戦ったあとフィンランドに移動。金曜〜日曜にかけてノルディッククラブカップ決勝に臨むという強行軍が続きます(その後はちょっとオフ?)。どうかケガなく、そして最善の結果を得られますように。

→なんと、本日の試合は雪でSvedalaさんがÄngelholmに到着出来ず、キャンセルとなった模様。おかげで安心して眠れますよ・・・。


(*)前記事にnew board member and marketing managerとありましたが、こちらだと新評議員ならびにマーケティング担当マネージャーといったところでしょうか

2010年1月26日

雑談

「福山雅治の『はつ恋』って通しで聴くとけっこう退屈」
「でも、頭で流れ始めると回りつづけるんですよね、サビ部分だけ」
「もう私、走り出しちゃいましたよ」
「・・・Hello?」
「『Hello』ってその昔、ドラマの主題歌だったんだよね」
「何の?」
「モッくんとふかっちゃんのトレンディドラマ」
「ムックとフォカッチャ?」

ありえなくもない話。
でもさすがにあのドラマのDVD化はないやろなー。かわいいんやけど。

2010年1月24日

キリないですが

やっとこさ美容院に行けたので髪はスッキリ。
明日は珍しく気楽な月曜日になりそうなのです。

旅行記をせこせこと打ちながらV公式スコアを見てみると、NEC-JT戦が第4セット突入。あらこのままではファイナルセットに行きそうじゃないですか。どうしたJT?どうしたNEC?誰かケガでもしたのかしらとメンバーを見てみれば、そう大して変わっているわけでもなく。ヨンギョン選手が崩れたんでしょうか。仕方なく1階に下りて第5セット後半だけテレビ観戦。あー惜しかったねえNEC。そして、なぜそこまで誰もJTを止められんのだろう。メンバー見てるとやっぱムムム・・・カ。

チャンネル変えると今度はトヨタ車体-シーガルズ戦第4セットが30点越え。どちらのチームも選手は嫌いじゃないけど、監督は苦手対決。車体は羽根ミドリ選手が大活躍でしたが、最終的にはチーム力でシーガルズ勝利。どちらもセッター後継が育ちませんねえ。や、育ってるチームなんてほとんどないのか。で、解説はできれば杉山明美さんでお願いしたいです。

お次は新旧ユニチカ対決(どちらが新で旧なのかは分かりませんが)。さすがにこれはアルコール無しでは見てられませんので、シュポンと失礼。

東レでイヤなのは中道選手のサーブと芝田選手の繋ぎと張選手...は居ないんですから、となれば勝ってもらわねば。荒木選手の怖さは昔からあまり感じませんしね。第1セットはSpringsがまずい審判にも助けられ(なぜビデオ導入しないんでしょうね)第1セット先取。気持ちとしてはだいぶラクな立ち上がりです。

スタメンでは懸念の平井アン選手、ブロックはともかくサキさんより得点出来るので文句は言えませんが、相変わらず決定時に爽快さがないから好きレベルには達しませんなあ。あと、あんまりよく聞いてなかったんですが、なんですか狩野妹さんはまたもアキレス腱を切られたのだそうで。ご本人もですけど、監督もトレーナーもどうして...ちょっと言葉がありません。

次にテレビをつけたときにはもう第3セット終盤。あらこりゃ勝ちますね...勝っちゃいました。感想にもなってませんが、ちょっとは見たということで、もろもろこの辺で。

Springs vs Arrows
(3-0)

*****
Hylte/Halmstad - Engelholm
(0-3)
9-25
19-25
18-25

第1セットの得点差に気を抜いたか(ぜったいそうだ!)第2セットは中盤までリードされる展開が続きました。

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あははははは!ラストポイントラッシュです。

2010年1月22日

真っ直ぐ

昨晩の毒あたりを引きずってというわけではないですが、朝、通勤途中にチェロを抱えたまま申し開きできない行為をやらかしてしまいました。迷惑をおかけした方、ほんとにほんとにごめんなさい・・・。

いろいろあった一週間なんですけど、りゃーっ!

EVS-passare kan få landslagschans(hd.se/sport)

一瞬、ムック選手のインタビューか?と思ったんですが、文中に「Manabe」「Muck」の文字が躍っているところから、英訳するまでもなく大まかな想像がつきました。眞鍋さんが月末のノルディックカップを視察される・・・かもしれないようで。

実は私もこれに行きたくて、いろいろ調べたんですよ。でも、試合会場(=フィンランド)付近の宿泊事情と交通事情が微妙だったのと、現実問題このご時勢に月末長期休みを取るのは非常に厳しかったので、泣く泣く泣く泣く諦めたのです。もしも眞鍋さんが行かれるのなら、むしろ行けなくて良かったのかもしれませんね。ま、横から「代表に召集すべきです!」と力説してくるのもありだったかもしれませんが。

追記)
あらためて翻訳かけてちゃんと読んでみると、眞鍋さんがスウェーデンに行きたかった日はノルディックカップでチームがお留守なので、計画は修正されたということですね。眞鍋さんに視察する意欲があるという事実には変わりありませんが、文章はよく読めという話。
つーか眞鍋さん、フィンランドに行けばよかったのにさ。

*****

眞鍋さんの傀儡だとか、はたまたスポイルだとか、散々言われていた(ような気がする)ムック選手のトス回しですが、眞鍋さんの居ない黒鷲旗でのプレーを見れば、そんなことはなかったということは一目瞭然。決勝の東レ戦での敗北は確かにムック選手にも責任の一端はあるでしょうが、あれはやはりチームがシーズン中に戦略を練りきる所まで行き着かなかったことの方が大きいと思うのです。もちろんファンならではの甘い視線だと自覚はしていますよ。

ただ、Springsでは結果的に二年連続で助っ人外国人さんとの折り合いが悪く、そしてこれは外国人さんの方に非があるでしょうと断言しちゃうファンであっても(ま、あのプレーの数々を見て外国人さんたちを応援する気にはなれませんでしたし、これからもよほどのことがない限り応援することはないでしょうが)やはり大きな二段トス(と英語)は彼女の課題なのだろうし、そのためだけでも海外進出は大きな意味を持つことだろうとは思っていたのです。今となっては後付けと指摘されても仕方ないタイミングですけど。

〇年前、吉原トモさんがイタリアに行かれた時とは状況も方向性も違いますが、根本的にはけっこう似てるというか、この二人は前々から似てる気がしてならんのですよね。オレンジファンにもバレーファンにも「精神論でスポーツを語るな」と怒られてしまいそうですが、でもやっぱりムック選手は絶対に埋もれさせちゃいけない。それだけの価値がある人なんですから。

はー、やっぱり熱く語ってしまいますな。脈略なさすぎて説得力ゼロですけどね。

2010年1月21日

戦術なし

海外旅行から帰ると大抵調子を崩すのですが、今回も昨日から胃腸の具合が良くありません。おそらく海外では歩き回り、そして食べないのに、日本では動かず食べるわけですから、身体のリズムが狂ってしまうのでしょうけど、そんな時に会社の飲み会はしゃぶしゃぶ・・・キツかった。

と、ここはあくまでくだらんことばかりのバカブログですよ。

あー胃が痛い眠れない。

2010年1月19日

プロ模様

全滅腕時計の電池はひとまず2本分交換してもらうことに。手際の良さに感謝です。早いところ自転車と楽器も直してもらわないとなあ。ぜーんぶ職人さん任せ。素晴らしい。

・「とめはねっ(6)」購入

キャリアを積み重ねても変わることのない河合さんの軽さに感服しつつ、マンガという手法にも何らかの要素があるのかなぁとぼんやり。
ドラマの方は一応録画してますが、連載もまだ序盤なのにねー。NHKくらいはやっぱオリジナルで勝負してもらわんと。

・小沢健二ライブ決定!(公式サイトより)
13年ぶりのライブ告知とロングインタビュー掲載。
インタビュアーの姿勢が少々鼻につきますが、小沢さんがOKしてるんだから仕方ないか。ライブはかなり気になるというか、行きたいですよ。いくら幻の名連載「ドゥワッチャライク」から入った人間だとはいえ、アルバム・シングルはほとんど持ってますしね。当時はナマで聴くなんて発想なかったですけど...。

・Springs内定新人のおしらせ
ウワサ通りの高校生スパイカー3人の入社発表。大事な新人さんの名前を毎年間違うような誠意のなさに姿勢の全てが表れてますね。センターとセッターは移籍狙い?
さすがにファン(なのかどうかはともかく)歴がのびてくると、そうそう闇雲な期待は抱けず、どうしても嫌ぁな角度で眺めてしまいますが、就実な後輩さんは贔屓目込みでちょっと期待してます。去年の今頃はコンビを楽しみにしてましたし...。プレーを見たことはないんですが、歴代OGに負けないような気持ちの強い選手になってほしいです。

2010年1月18日

紙屑の灯

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冗談半分に「JALもマイレージもヤバいし、まとめて使っちゃうか」と思い立ったのはしばらく前のこと。予想を越えた事態にどうなることかと気を揉みながら、ムック選手が行くはずだった(かもしれない)オランダ&ベルギーを旅してきました。

現地では最後まで時差ボケから抜けられないなど、トラブルもそれなりにありましたが、なんとか無事帰宅。旅行レポは居酒屋トークに終わる可能性大ですけど、まあ少しくらいは書くかもしれません。

おやすみなさい。

2010年1月17日

15年

バタバタしてまして、間があいてしまいました。

週末のVプレミアホームゲームは所用で見に行けず、バレーネタもこれまたちょっとお休み。

思うこと是多々ありますが

本日は黙祷。

2010年1月15日

ブリュッセルにて

ベルギービール飲み比べ
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これが全部で1,000円ぐらい。安いというべきか、日本が高すぎるというべきか。

ムール貝第一弾
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美味しかったっすよ。日本だとなかなかこんなには食べられませんからね。ムール貝なんて山ほど取れてそうなのになあ。

2010年1月14日

コンセルトヘボウ

オランダといえばアムステルダム、アムステルダムといえばコンセルトヘボウ。日本で有名な海外オケといえばウィーンフィル、ベルリンフィルあたりが二大巨頭ですが、私が一番好きなオケはこのアムステルダム、いやロイヤルコンセルトヘボウなのです。オケはめったに聴きに行かないのに、ここはたっかい高い日本公演も聴きに行きましたもの。

そういうわけで、この旅行にあたって諸々の準備に先駆けて調べたのはコンサートスケジュールでした。おーあるある、ベートーヴェンのVn協奏曲とシベリウスのTweede...2番かな?指揮は客演のテミルカーノフ。オランダでシベリウスというのもなんですが、月末の定期も演目はシベリウスのVn協奏曲ですから、1月のコンセルトヘボウはシベリウス月間なのかもしれません。ちなみに定期のメインはラフマニノフのTweedeだそうで、あーラフ2よりはシベ2の方がいいな。残席わずかでしたが、なんとか2席購入。

*****

さて、まずは下見、といってもホテルはホールの真裏ですから、出ればそこはコンセルトヘボウ楽屋口です。自転車いっぱい。

20100114a0.jpg(これは翌朝写真)

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日本にもあまた音楽ホールが存在しますが、さすがに格が違いますなあ。夕食をとる店を探していると、近くに楽譜屋を発見。

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せっかくなんだし何か買う楽譜なかったかな...あ、「わが祖国」のスコア、あれは輸入版しかなかったはず。日本で買うよりは安いかも。スコアコーナーを探してみると、2「モルダウ」と6「ブラニーク」がありました。店員さんに値段を聞いてみたところ、モルダウのスコアを店内のあちこちにあった機械にかざして「10ユーロだね」。ああこれはバーコード読み取り機だったのですか。よく分かりませんが、法外な値段ということはないでしょうし、お買い上げ。

お目当てのレストランは満席でしたが、少しはお腹に何か入れておかねば。お得意のスーパーにてハイネケン(ちゃんと5.5%のがありました)を買い、ホテルにて一眠りすることにしました。開演は20時15分ですからね。日本もこれぐらいの開演時間だと平日公演に行ける人が増えるでしょうに。

きっかり1時間後に目を覚まし、さあ行きましょう。まずはチケット引取りです。どうやら引換証と間違えて領収証を持ってきてしまったようですが、なんとか無事にチケット発券完了。ついでに当初行こうと思って買ってしまった月末公演のチケットも引き取り。はて、どうしましょうかね。

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チラシコーナーを覗いていると、たくさんのチラシの中にひときわ輝く冊子が。見れば2009-2011にかけて行われるマーラーチクルスのご案内です。行きたいなあ。

20100114t1.jpg←右が表紙

20100114t3.jpg ←曲ごとにユニーク解説

タダとは思えぬ豪華冊子、全部載せられないのが残念です。これとは別に今日のプログラムも購入しましたが、全てオランダ語。読めんよ!

オーバーを預けて(うっかりチケットを入れたまま渡してしまい、取り返しに行く羽目に)ホールに入ってみると...おぉぉ、段々畑のオーケストラ。私は一階席の最後方なのですが、オケそのものがかなり高い壇上にあるので見えない心配はなさそう。観客の方々は全体的にやはり年配のお金持ちが多いですね。チケット代も安くはないし、日本も似たような感じですが、少し違うのは、ここが何だかちょっとした社交場となっているらしきところでしょうか。席の離れた母と別れて座席に着きました。

時間になりました。拍手の先を見ると、階段を降りてくる指揮者とヴァイオリニストの姿が。うぉーカッコ良い~!(でも高齢指揮者には厳しいホールです)

〇ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団コンサート
指揮:Yuri Termirkanov

・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
Vn独奏:Vadim Repin
・シベリウス:交響曲第2番ニ長調

ベートーヴェンはCDを買って予習はしたんですが、あまり派手さがないわりに粗は目立ちやすいという古典の典型のような曲なんですよね。聞かせどころの少ないこの曲を選ぶところが凄いっちゃ凄いんですが、1楽章出だしのオーボエのまあウマいこと。そしてファゴットにこんな音が出るとはね。まるでホルンかと思いましたで。ただ吹くだけの楽器やないのね。「われもわれも」とがなりたてるわけでもなく、管楽器のセクションバランスがものすごくいいです。あと目に付いたのはコントラバスの異様なまでのカッコよさ。ホール効果もあるのかもしれませんが、凄い響きです。皆さんでかくてフレンチボウなので、まるでチェロを弾いているかのようでした。こんなに段差がついていると、弾く姿が良く見えて面白い。

ヴァイオリンのレーピンさんは3度の上昇下降形が少々不安なピッチだったかな。これを完璧にこなすのは至難の業でしょうが、1楽章終了後ちょっと観客がざわついたのは、そのあたりだったのかどうか。音は高音がきれいでしたねえ。ちなみに3楽章カデンツァはクライスラーのオール重音バージョン。これを練習し過ぎてほかの箇所をあんまりさらわなかったんじゃないかと疑うほどに、むちゃくちゃうまかったです。音も外さず、感動ほろり。つくづくヴァイオリンって難しい楽器よなあ。

休憩中、ドリンクバーを覗いたのち、母の席を観に行くと、なにやら両隣のご婦人方に話し掛けられたそうで、適当な返事をしつつ楽しんでいる模様です。やれやれ。

さてさて、メインのシベリウスです。オケの人数もぐっと増えました。

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いきなり冒頭の5音でハッとさせられまくり、つかみバッチリ。音が前に流れてます。ああ、指揮者の先生方がよく仰る「ベクトルのついた音」ってこういうことなのかと生まれて初めて実感。出た音というものは絶対に止まらず、後には帰らないのだ―と。

さきほどの管楽器はもちろんですが、弦楽器もまとまりようが凄いです。ヴァイオリンが上手いのは名門オケの必須条件で、もちろんここも例外なく素晴らしかったのですが(日本人もいらっしゃいました)、それだけじゃない、一介の弦楽器奏者に至るまで、全員の音に対する想像力、創造力そして責任感がケタ違いなんです。それだけオケにも自分にもプライドを持っておられるのでしょうし、その集合体だからこそオケとしての共通認識もしっかり築けるのだろうと感じました。

2楽章ではピチカートだけでこんなに音楽を、メロディーを語れるのかと驚愕。ピチカートに対する認識を改めました。こないだブラームスの1番をやった時、師匠にピチカートを物凄く注意された意味がまたここで分かりました(遅いよ)。もっと真剣に練習せなあかんね!しかしまあこんな良い音のピチカートがこれまた弦楽器全体でタイミング揃うって、一体どんな合わせ方してはるんやろか?

そしてここでも再びコントラバス、凄い迫力です。これぐらい上手かったら「チェロはコントラバスの上に乗っかる感じで」といつも言われる言葉も心底納得ですし、そう弾いてやってもいいです。つーか、チェロ要らんのちゃうかとさえ思ってしまいましたわ。ここのオケ、チェロも普通に上手いのに、他のパートがウマすぎる特A+++クラスなので、特Aクラスレベルではまるで下のようにさえ見えてしまいますね...かわいそうに(超余計なお世話)。しかし、弦楽器全員があの早いパッセージを完璧に弾き、そして合わせることって可能なんですねえ。わたしゃシベリウスの細かいパッセージなんて誤魔化すこと以外考えたことなかったですよ。低レベル感想でごめんなさい。

3楽章から4楽章にかけては、盛り上がりとダイナミクスのつけ方が面白かったです。曲全体の構成がしっかり頭に入ってて、なおかつ常に先を意識してないと無理だろうなと思わせる指揮と演奏でした。何度目かのテーマでとうとうクライマックスに達しても、弦の音が汚くなったり金管の音がへたったり割れたりなんかしないのです。ああ美しや。当たり前だと言われそうですが、プロオケでもシベ2の4楽章で金管が潰れるのは珍しくないですもん。技術だけじゃなく、気力も体力もないとつとまりません。

終演後はスタンディングオベーション。これは恒例のようですが、このメンバーでこの演奏だと、奏者ごとに一々挨拶する長々しいカーテンコールなどまるで不要です。全員がソロの自覚持って演奏してるんですから。実際、オケ全体に対する拍手が2,3回続いてあっさりとコンサートは終わりました。アンコールももちろん無し。いいねえ、理想です。

はたしてこれがシベリウス演奏としてふさわしいものだったのかどうかは分かりませんが、コンセルトヘボウサウンドは存分に味わってきた...と思います。

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そうそう、手元の余りチケットは母の発案により、母の隣席ご婦人'sに差し上げました。恐縮されながらも大そう喜ばれましたよ。別れ際には「Enjoy your journy!」と。そして終演後も結局レストランには入ることが出来ずでした。やっぱり予約しとかなきゃダメですね。まぁ明日からはベルギーなんだし・・・とはいえ痩せますわー。ビール飲んでちゃムリかもしれませんが。

お名残惜しく

コペンハーゲン行きの電車はお昼前ですから、その前にちょっくらお散歩&買い物を。

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町の中心を流れる川のほとり

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犬の足跡がいっぱい!

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そういえば、昨日、体育館の全景を撮るのを忘れてました。

スーパーでごちゃごちゃとお土産を買い求めた後、母が「布を買いたい」というのでインテリアのお店を覗きに。10時開店だったようですが、開けていただきまして申し訳ない。残りスウェーデンクローネを吐き出して、布(マリメッコ含)を3種類ばかり購入。はてさて、これにミシンをかける日は来るんでしょうか。

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Ängelholm駅

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さよなら〜

コペンハーゲン経由でアムステルダムに戻ります。

2010年1月13日

また会う日まで

18時をまわり、テレビのインテリア番組も一段落しましたので、私はそろそろ出かけますか。迷いようもない道をてくてくと歩き、おぉ、ここですね。

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一瞬、入り口が分からずウロウロしてしまいましたが、ありましたありました。先日以上にアットホームな受付で60SEK払い、ついで通りがかりのロト売りにロトも1枚買わされ。
「きっと1時間後に大金を稼いでいるよ!」
「だといいけどね!」
マッチデープログラム(というかシート?)っぽいものをもらい、中に入りました。

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こないだのKatrineholm GPカップ

試合まで1時間を切ってますが、両チームともストレッチタイム中。さてどこに座ろう。観客ゾーンが狭いのは構わないんですが、目の前にデカい柵があるので相当見づらいんですよね。かといって1階ボックスは目立つからイヤだし、立ったままというのもなあ。仕方ない、ひとまず相手ベンチ前に腰をおろすことにしました。どうせ相手チームの応援はほとんどないでしょう(←そうでもなかった)。しばらくしてEngelholmさんは練習開始。Gislavedさんはその後も歓談ストレッチを続けていましたが、ようやく動き始めましたので、私もEVS側に移動することに。

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全部こんな感じになってしまうので、今日の写真は諦め。

前回は遅刻しちゃったので、試合前練習を見られなかったんですよね。そうそう、これには映ってませんが、相手チームさんのトスボールを上げてた人がなぜかショッキングピンクのスカートをはいてらっしゃってですね、なぜスカートなんだろう。今考えると、これがこの試合最初の?でした。

Engelholmさんの試合前練習内容は大まかには日本とそう変わらなかったように思います(ムック選手加入で変わった部分もあるのかもしれませんけど)。ただ、スタメンと控えは基本的に別々のようで、初めて見たおてもやん風の控えセッターさんに至ってはヤバイとしか言いようがなく、ちょっと唖然。腕の伸びきった感じは日本の某セッターさんに似てなくもないですが、ボールはあちらこちらにそれまくり、リーグレベルからも程遠いじゃないですか。こりゃセッター交替が無いわけです(サーブは良かったですけど)。メンバー表を見ると他にEngelholm出身選手が3人ばかり。Bチームから上がってきた選手さんでしょうか。若い選手(高校生?)が多いというのはこういうことでもあったのですね。となると普段は対等なAB戦も難しいのかもしれません。
(※↑ちょっと訂正しました)
端でひっそり眺めていたのですが、Tina監督に目ざとく見つけられて手を振られてしまいました。どうもどうも。

試合DJ(言うまでもなくKimme Rosenqvistさん)のコールで選手入場、そして試合開始です。

Engelholm vs Gislaved
(3-0)
25-16
25-15
25-19

なんしか相手の守備がボロボロで、EVSは打てば決まるといった印象。今日あらためて気付いたんですけど、ムック選手はけっこうブロード攻撃を使ってますね。今年のテーマは二段とブロード(と英語)なんでしょうか?センター線は基本的に#6Minni選手、#12Jen選手、#14Gabrielle選手の三枚を併用する形ですが、タイプは三者三様。一番計算できる(ように見える)のは#12Jen選手、細くて可愛いカナダ人さんです。#6Minni選手はちょいと気持ちにムラがあり、#14Gabbi選手もこれまたプレーにムラがあるけれど、よく動く選手さん。今日は格下相手とあってか3番手#14Gabbi選手が1試合通じて起用されていました。

先日、私がいいなーと思った裏レフト#16Sara選手は良く見ると、わりとこれはブロックに捕まりやすいタイプなのではないかしらと。打点のせいか打ち分けの問題か、そこまできちんとは見てなかったのですが、打数のわりに決まりません。打ち屋の#5Andrea選手と#7Whitney選手については今日は印象に残らず、どちらかというと#5Andrea選手の方が決めてくれる感があったかなあという程度でした。

不思議だったのはリベロで、#1Lena選手と#3Ida選手の二人がリベロユニだったのですが、何時の間にか交替してた気がするんです。こちらのローカルルールではリベロ交替は自由なんでしょうか。試合前練習ではいい「スパイク」を打ってましたが、リベロとしては#3Ida選手はイマイチ。といってLena選手がむちゃくちゃ上手いのかというとよく分かりませんが、わりと積極的にオーバーキャッチされてたような。まあしかし、こちらはリベロというと佐野さん基準なわけですから...。

試合は第1、第2セットこそさらっとEVSが先取したものの、第3セットになるとモチベーションが下がってきたのか(あ、コーヒータイムはなかったです)Gislavedさんに1点2点と先行を許す形になり始めました。相手さんはハナから勝とうという気持ちが少ないようで、点数が入るたびに大喜び。対するEVSさんはビハインド状態が続いても大丈夫大丈夫といった面持ちです。実際大丈夫なんでしょうけど、呑気なアタッカー陣に対してムック選手はだんだんとイライラし始めました。ヤバいことになる前に早くケリをつけたいんだろうなーというプレーもしばしば。スコアでムック選手の打数が増える原因はこの辺にあるのかもしれません。結局は最終盤の#6Minni選手連続サーブで勝負あり。さっくりとEngelholmさんがストレート勝利をおさめました。MVPはムック選手、賞品はいつものように地元フラワーアレンジメントさんによるオシャレな花束でした。

ということで、国内では強力な、しかし波もあるチームを操るPassareムック選手ですが、ちょっと気になったことがあって、このチームだと必然的に速いトスを上げる機会が少ないんですよね。速いバックアタックに至っては皆無に近い(これはSpringsでもフォフィー選手以降は打てる選手が少なかったですけど)。ああ、ファンが焦ってもどうしようもないとはいえ、このままムック選手のプレーが知られることなく終わってしまったらどうしましょう。自打球が天井に当たるとアウトという小さな体育館で何度となくそんなシーンを目にするうちに、ちょっとだけ考え込んでしまったのでした。もちろんムック選手が渾身ツースパイクを決めて、観客席から一際大きい歓声が上がったときには我に返りましたけどね。や、感謝の気持ちを忘れるな、私。

試合後は前回スーツケースに入ったままで渡しそびれたものがあったので、ちょろっと手渡し。なんだかレベルの低さを気にしておられたようでしたが、いや、これはこれで面白かったですよと。その現実、現状によって見えてきたものもあったわけですしね。今日もお疲れ様でした。これからもお体にはくれぐれもお気をつけて下さい!

体育館から出ようとすると、ファンらしきおじさんに声をかけられました。

「君はわざわざこの試合を見るために日本から来たのかい?」
「そうですよ!」
「チームのファン?それともムックのファン?」
「ムックのファンで、チームとしてはムックが前に所属していたチームを応援してます(そこまで正直に答える必要もなかったんですけど)」
「こんな小さなリーグだけど、ムックのように偉大な選手が来てくれて嬉しいよ」
「アイスホッケーやサッカーに比べるとバレーは恵まれてないですよね(compareといおうとして間違ってprepareと言ったことに後で気付いた)」
「確かにそうだ。でもムックはほんとにamazing playerだよ!また試合を観においでよ。今度はアレンジするから(何を?良く分からなかった)」
「できることならまた来たいですよ」

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・・・あ、ロト見るの忘れてた。

そしてÄngelholmへ

朝食をとっていると突然周りが停電。なかなか復旧しなかったのですが、ホテルも客も騒ぐでもなく落ち着いたものです。とはいえあまり暗いところで食べているのものなんですし、明るい隣の部屋へと移動。食べながら辺りを見渡すと、この部屋は調度品がものすごく可愛い。それにしてもなんてクリスマスの好きな国なんでしょう。もうこれは一大イベントという域を通り越して、一つの文化であり、冬の心のよりどころなんでしょうね。しかしブレーカー騒ぎのせいか、私の好きな酢漬けイワシが補充されなかったのは残念でした。楽しみにしてたのに。

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ガラスのオーナメントがキレイでした

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かわいいっしょ?

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椅子もほら・・・ボタン!

チェックアウトを済ませて駅へと向かい、お久しぶりの型の電車に乗り込みました。降車駅はÄngelholmですが、電車の行先はコペンハーゲン。そうか、前回スウェーデンに来た時、ベクショーからコペンハーゲンに向かったのもこの電車だったんだ。近くには寝台電車も止まっています。ああ、これにも乗ったなあ。あの時は夏真っ盛りでしたけど、やっぱり北欧は冬にも来ないとダメですね。

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手前から2つ目のチューブっぽい電車です

車内では今日もあちこちで「おしゃべりなたまごやき」状態が続きます。ここにきて母曰く「もしかしてスウェーデン語って文章に単語が多かったり長かったりするんちゃうの?」と新説を打ち立てました。はー、どうなんでしょう。特別単語が多大っちゅうことはないでしょうけど、日本語のように省略はしにくいのかもしれませんねえ。

今回はX2000ではありませんでしたので、車内インターネットもなく、何度も停車を繰り返しながらお昼前にÄngelholm駅に到着。なんともかわいい駅です。南に降りてきたせいか少し暖かいような気もします。地図を確認して歩き出そうとすると、バスを待っていたらしきお兄さんが近づいて来られ「May I help you?」ここのホテルに行きたいんだけど...と地図を見せると「OKOK、この道で合ってる。まっすぐ行って、ここで右ね」
この人に限らず、スウェーデンには親切な人が多いです。そういや飛行機で隣に座ってたインド人さんも「スウェーデンはほんとに良い国だよ」と言っておられましたね。「情けは人のためならず」私も日本に帰ったらもう少し親切になりましょう。

橋を越えて川を渡ると町のCENTRUM地域ですが、格別大きなショッピングセンターがあるでもなく、小さめの店がゆるりと続くスウェーデン版商店街といった感じです。平日昼間になぜこんなに人がいるのやら。夏場は川や海を中心としたリゾート地でもあるようで、中心部にはツーリストインフォメーションもあるのですが、冬場は当然川は凍り、静かな住宅地。このデカいスーツケースは浮きまくりです。

ホテル発見。お向かいには我らの味方?「SYSTEM BOLAGET(酒専売店)」の看板が。おぉよしよし。レセプションは二階とありますが、表玄関にロックがかかっていて入ることができません。ホテルインターホンを押してみましたが、シーンと無反応。まだチェックインには早い時間だとはいえ、ここで留め置きされるのは困ったなーと思っていると、中から住人が。ひとまず中に入ることができました。エレベーターで二階に上がってみると、レセプション窓口にはシャッターが下りたまま。いっそ書置きして荷物を置いていこうかしらなんて思い始めたころ、近くのドアが開いて寝起きっぽい顔の女性が顔を出しました。「チェックインは14時からよ」「荷物だけ預かってもらえるかしら」「もちろん」てなやり取り後、お隣のダイニングルームに荷物を置いて再び外へ。ひとまずこの荷物さえなければなんとでもなります。

毎日朝食だけはしっかり食べてますから、空腹ではなかったのですが、やっぱ寒いですしねえ。店を探しながら町をぶらぶら。愛しのスーパーマーケットも発見。明朝にはコペンハーゲンに経ちますから、スウェーデンは今日がラスト、となるとお土産類はここで買わないとね。下見を兼ねて入ってみると、全般的にストックホルムのスーパーよりお値段お手頃です。こちらのスーパーは手ぶらだとレジを抜けづらいので、リンゴンベリージャムと「カッレくんのキャビア(チューブ入りのタラコ、けっこう便利)」を1本購入。

「ここはヘアサロンが多いね」「ピザ屋も多いよ」なんてな会話を交わしながら、ようやくカフェをみつけて腰をおろしました。良く分からないままBAKED POTATIとかいうものを注文。ベイクドポテトが付け合わせで付いてくるのかと思いきや、その逆で、大きなベイクドポテトの中に具が入っているというものでした。しかも、中の具を2種類頼んだつもりが間違って伝わり、イモが二つ...デカい(20cmぐらいあります)

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母はビールを、私はシードルをお願いしたところ、カールスバーグは二種類あるようで、適当な方を指さすと、店員さんは「OK、Hofね?」・・・ん、今Hofって言いました!?慌てて「Hofダメ!EXPORTください!」ああ危ない。そして私のシードルはアルコール入りでした。アルコール抜きのシードルは普通にアップルサイダーでよかったのでしょうか。いやまあアルコール入りでも構わないのですが。

巨大イモと格闘してますと、早くも諦めモードの母は観察モードに入り、「ここはストックホルムに比べるとちょっと太った人が多いし、人種もいろいろやねー」と。都会と田舎の差といってしまえばそれまでですが、国境も近いですし、あとはやっぱり収入の差なんてのもあるのかもしれませんね。イモの方は相当頑張ってみたのですが、すべてを食べきることは出来ず、少し残して店を後にしました。

今日の試合のチラシ
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何のお店かはよく分かりませんが、ドアに貼ってありました。そういや今回の旅行中唯一見かけたチラシですな。

おっもう14時だ。SYSTEM BOLAGETでビールを物色してみると、TUBORGがありますね。デンマークに近いからかな。あと、ワインの商品説明に一々可愛い絵がついているのも発見しました。近くに絵の一覧表があったので、数えてみるとその数15種類。お肉だけでも鴨、豚、牛、羊、トナカイと4種類あります。一覧表を店内で撮影すると怪しまれそうなので、絵のついたカタログをもらってきました。
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EU加盟後は小売店でも酒の購入は可能ですから(ただしビールは低アルコールのものばかりでした)このシステムの有効性は今一つ分かりませんけど、この絵からすると、スウェーデンには密かになかなかの食文化と酒文化があるということなのでしょうか。スウェーデン料理の店はあまり見かけないんですけどね、寒いから外食が少ないのかなあ。

ホテルに戻ってチェックインを済ませ、部屋でのんびりとテレビを眺めていると、インテリア番組が流れ始めました。衣食住ではダントツで住への意識が高いとされるお国だけあって(デパートのインテリアコーナーも充実していますし、街の小さなお店でもセンスのいい商品が多いです)やることが半端ありません。テーマはお家のリフォームだったんですが、自力でそこまでやりますかということに驚くと同時に、女性スタッフの働きっぷりにも目が点。日本だったら絶対にその作業は男性だよなあということも女性がバリバリやってのけてます。こちらではどんな場所でも女性職員の割合が高いことは実感していましたけど、権利主張する以上、可能な限り同等の義務をこなすことが常識になってるんでしょうかね。現実問題、税率の高い国ですから共働きじゃなきゃキツいのかもしれませんが、たくさんの人が働き、たくさんの税を納めることは理想の一つのカタチではありますね。

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ここに来るまで知らなかったんですけど、住宅産業にちぃと関わっている母にとってスウェーデンハウスというのはちょっとしたライバルで、そしてそのスウェーデンハウスのコンセプトとは「家は窓から」であるらしいんですね。三重窓が防寒断熱(防音)の役割を果たしており、そのためには必然的に壁も厚くなり、窓際に物を置くスペースが生まれるんですと。なので?こちらの窓を見ていると楽しいです。そうそう、煙突(=暖炉があるということ)も必須。家には文化が詰まっているのですね。

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まだ夕方なのですが・・・眠い。どうも今回は時差ボケがきついのです。行きの飛行機はビジネスクラスも考え物ですな。機内では寝ない方がその後ラクな気がします・・・ひとねむり。

2010年1月12日

Ishockey

スウェーデンに来るにあたってはバレーボールと、そしてもう一つ観たいものがありました。それは・・・アイスホッケー!

出来ることならナショナルチーム戦あるいはÄngelholmのチームRögleさんの試合を見たかったんですが、リーグ日程を調べると、Rögleさんの試合は木曜日ですし、しかもこのRögleさんはEngelholm volleyさんと違って弱いらしい・・・ということはともかく、今回の旅程で私が観戦可能なのは、この日ここヨーテボリで行われる1試合だけだったのでした。Stockholmから水曜日の試合があるÄngelholmへは飛行機で行くことも可能ですが、電車で向かい、ヨーテボリ経由&一泊すればアイスホッケーも観戦できる!一石三鳥ではないですか(私にとっては)。

対戦カードはFrölunda HC - Brynäs IF、スタジアムはScandinavium、ホテルからも頑張れば歩ける距離です。トラムに乗るつもりですが、帰りは歩こうかな。

****
「リンクは寒いらしいから、カイロをたくさん持っていったほうがいいよ」と、どこで仕入れたのやら分からぬ母の言葉にカイロを2つばかり持ち、じゃあねとホテルを後にしました。駅前でようやくやって来たトラムに乗り込むと、周囲のほとんどはアイスホッケー観客の模様。一体どこで乗車券を買えばいいのかとキョロキョロしてみましたが、まったくもって分からず、そうこうするうちにトラムはScandinaviumに到着してしまい、降りてみればトラムはさっさかと発車、はからずも無賃乗車となってしまったのでした(他にも同類がたくさん居そうでしたけど)。

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どこからこんなに人が?こないだのバレーの試合がウソのよう・・・なんてなことはさておき、入場券を買わねばなりません。ダフ屋っぽい人がたくさん居ますが、さすがにトルコの二の舞はしませんよ。とはいえ窓口に並び、イケメン兄さんに「どこの席がいいの?」と聞かれると、はてさて・・・まったく分かりません。初観戦でルールも知らないんですからね。悩んだ末「一番安い席を一枚ちょうだい」と、まるで子どものような返事をしておりました。100SEKというと、1,500円弱というところか。バレーが60SEKでしたから、まあそんなもんですかね。グッズ売場も覗いてみましたが、チームカラーが赤と緑、インディアン...どうもそそられませんでした。

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しかし、この席はどこなのでしょう。マッチデープログラムを買おうか悩みながら、配られていたスティックバルーンをもらい、そしてスタジアムの座席表を眺めてみましたが、やはり分からず。チームブースっぽいところに居た人を捕まえて聞いてみると「そこの入り口を入って右よ」とのこと。なんとざっくりな。絶対わからんだろうなと思いながら入り口近辺をうろうろしていると、ゲーム前アトラクションが終わり、スウェーデン国歌が始まってしまいました。おお、ひとまずその場で脱帽です。つかやっぱり国歌なのね。なにやらチームカラーの衣装を着たおじさんが朗々と歌っておられました。初スウェーデン国歌は良く分かりませんでしたが、きっとまたバンクーバー五輪で聴く機会があることでしょう。

さてさて、再び探索です。座っていたおじさんに再度確認。ああ、それは前だよと。さらにもう一人に確認した結果・・・あら、(ほぼ)最前列ですか。バレーと違ってホッケーの前列は良い席じゃないのね。

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見える景色はこんな感じ。ひとまず臨場感は凄いです。

Frölunda HC - Brynäs IF
(1-3)
0-1
1-1
0-1

ゲームが、ホッケーがどーのこーの言う以前に、目の前でガタイ良すぎる選手が前にも後ろにもスケートで自在に滑り(当たり前ですが)スティック振り回し、そしてガッツンガッツン体当たりするんですから、終始その迫力に押されっぱなしでした。「ホッケーはパックが見えないよ」と聞いてましたが、さすがに最前列だと見えることも多々ありました。でも、それを追ってるだけではゲームは掴めないんですよねー。選手も驚くほど大量にコロコロと入れ替わりますし、あんな交替方法でうっかり間違えちゃったりしないんでしょうか。プレーの良し悪しはよくわかりませんが、どうもホームFrölunda HCは拙攻が目立ちます。なので、BACKを務める#4Kristian Kudroc選手中心に観ることに。

攻めも守りもどこからともなくスーッスーッとラインが出来ていくのがカッコいいですね。キーパーがマスクを外すと顔ちっちゃ!パックはどこまで自在に操れるものなんだろう?審判さんはプレーを見るだけじゃなく、スケーティングも出来て、かつ衝突から身を守る敏捷さもなくちゃいけない。これまで見てきたスポーツの中では一番過酷だなー。だんだんと寒くなってきた足をカイロで温めながら、アホなことばかりを考え続けておりました。

第1ピリオド後、休憩が始まると整氷開始。そうか、休憩はそのための時間でもあるんですね。ツルンツルンになったリンクの上ではジュニアチームの紅白戦が行われました。女の子も混じってます。そういやこちらでは女子リーグもあるんですよね。思った以上にコンタクトスポーツですから、男子の試合の方が面白そうですけど。

そうこうするうちに第2ピリオド開始。ようやく1点を返し、得点シーンを見られただけでも今日来た甲斐はあったというものですが、喜んだのも束の間、追加点を入れられてしまいました。うーん、ゴール前展開を見てると勝ちそうな雰囲気がないなあ。第3ピリオド終盤、ダメ押しの1点を入れられたところで席を立つ人が続出しはじめましたので、私も席を立ちました。

今日の試合は中の下チーム同士の対戦ですが、これ、上位だとどれぐらい穴のない攻守を見せるんでしょうね。日本に帰ったらちょいと見てみなくては。

トラムは混んでいるのでしょうし、またも無賃乗車になってはイヤなので、地図通り歩いて帰ることに。しばらくすると昼間歩いた道に辿り着きましたので一安心。無事ホテルに戻ることができました。治安が良い国っていいですね。

そういえば今日のマッチデープログラムを買いそびれてしまい、ものすごーく後悔する羽目になりました。旅先で悩んだものは「買うべし」ですな。

港町Göteborg

予行演習通り、地下鉄にてStockholm中央駅へと向かいました。電車の時間まで少し時間がありますし、近くの市場を観に行くべく荷物をコインロッカーに入れることに。今度はちゃんと両替機で硬貨を作って投入してみましたが、どうにも上手く行きません。母が通りすがりのおじさんに尋ねたところ、老眼鏡を取り出したおじさんの説明を聞くうちに、これまた通りかかった係員らしき女性に「こっちよ!」と連れていかれました。たしかに「近日移転」とは書いてありましたけど、どうやら近日は今日であるらしき模様。

「近代的コインロッカー」
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ところがこのコインロッカーの使い方がよく分かりません。説明はスウェーデン語とデンマーク語しかなく(マニアックな!)、悩んでいる内に一回分(50SEK)を失ってしまう羽目に。えええ!ためしにデンマーク語をタッチしてみると、あら分かるじゃないですか。つかこれは英語では・・・?
無事に荷物を放り込み、1時間以内であれば乗り降り自由の地下鉄に乗って市場があるらしき場所へと向かいました。しばらくのち場所は見つけたのですが、店はほとんど出ておらず。冬はやっぱダメですか。預け損だったねーと言い合いながら徒歩で駅へと戻ったのでした。

「ストックホルム中央駅」
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指定の座席は逆向きでしたが、まあしょうがないね。では私はしばしPCを、母は別の席へと移って車窓から見える家々を熱心に眺めておりました。

途中、電車は雪のKatrineholm駅に停車
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X2000では申し込むとインターネットが使えます。今回は結局申し込まなかったんですけど、SJの画面には繋がるので

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「今、電車はKatrineholmに居るよ」と教えてくれてます。

3時間かかって電車はスウェーデン国を横断していきましたが、途中、吹雪を抜けていく中で遅れが生じたようで、アナウンスがしょっちゅう流れたんですが(もちろんswe語)、ペラペラと喋るわりにはどーも大した事を言っている気配がない(そういえば一昨日のKLMもそうでした)。そしてお喋りといえばですね、電車内でもあちこちでお喋りが飛び交っていたのですが、そのほとんどがケータイで、何をそんなに喋ることがあるのかというほどに、老若男女喋る喋るよく喋る。あんたらは「おしゃべりなたまごやき」か!と思うほどにです。スウェーデン人はおしゃべりなのでしょうか。いや、私も普通におしゃべりですが、どうもその範囲を越えた人が多いのですよ。

大騒ぎしたわりには大した遅れもなくGöteborg駅に到着。ストックホルムが日本でいうところの東京なら、ここヨーテボリは大阪なんて聞いてましたけど、もっともっとのどかです。地図を片手に一瞬迷いかけましたが、無事ホテルに到着。大き過ぎず小さ過ぎず良い感じです。あまり疲れもありませんでしたので、さっそく散策へと出かけました。道中なにやらテレビ撮影のクルーを発見。背中にはSVT(スウェーデン公営放送)の文字がありましたが、ドラマかな?

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「ヨーテボリ美術館」(横にコンサートホールも)

なんとも北欧っぽいというのか、ちょっと暗めの絵が多かったです。そもそもお目当ては併設のハッセルブラッドセンター(写真ギャラリー)だったんですが、これがなんと工事中で・・・しくしく。そう、ここヨーテボリにはあのハッセルブラッドの本社があるのですよ。楽しみにしてたのになあ。

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博物館からヨーテボリ市街を見渡す

仕方ない、じゃあ工芸博物館に行きましょう。あれ、ここは映画館?チェロの写真のポスターがあるなあとよくみれば「okuri-bito(おくりびと)」!なんとまあ、こんな所でお会いしようとは。工芸博物館に着き、チケットを買おうとすると様子が変です。人々がチケットを買わずにゾロゾロと入っていきます。もしや今日はタダ?

確かにタダだったようなんですが・・・物凄い人込みで、展示物をまったく見られない状況。こりゃムリだ。表に出て見ると「ヨーテボリ映画祭」の文字がありました。ああ、そういえばガイドにもそんなこと書いてあったっけか。どうやらこの建物でもイベントがあるようですね。さっきの「おくりびと」もその一環でしょうか。

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駅前に戻り、市場をふらりと覗いた後、もはや慣れ親しんだ感のあるAHLENSにてお惣菜のお買い物。

「変な夕食」
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左手前にあるクリームのはさまったお菓子っぽいやつ、これ、スウェーデン各地で見かけるもんで気になって買ってみたんですけど、パンもクリームも甘くないのですよ。下のパンにはアーモンドペーストが塗ってあり、パンとクリームにはシナモンじゃない、何か香辛料的なものも入ってて(カルダモンらしい)お菓子ともパンともつかぬ感じです。決してまずくはないんですが、変わった食べ物ですね(注*。
あ、スモークサーモンは普通に美味しかったですよ。

さて、私はそろそろ出かけなければ・・・。

注*)どうやらこれ、Semlaという季節限定のお菓子らしいです。わたしゃあちこちで「Fica」の文字を見かけるもんですから、Ficaという名前かと思ってたんですが、Ficaの意味は「お茶」、お茶のときに食べるお菓子ということのようですね。

2010年1月11日

In Stockholm

本日はストックホルム観光DAY。月曜なので私の好きな博物館や美術館はこぞってお休みですが、その手のものをあまり好まない母にとってはあまり関係がないことで、今日はショッピングをメインに街を歩くことにしました。

フロントに荷物を預け、第一関門の「キオスクでメトロチケット購入(駅の窓口よりも安く買える)」という課題を難なくクリアしたのち、向かった先は世界的にも有名なストックホルム市立図書館。前回ストックホルムに来た時には行けず、そして一度行ってみたかったのです。

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中に入ってみると、うわぁぁぁ・・・

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有名な、有名すぎる光景ですが、生で観るとやはり凄い。まさしく「知の殿堂」です。図書館の匂いは全世界共通でしたけどね。

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はい、私の今日の目的は終わりです。
次は(昨日に懲りて)今日泊まるホテルの場所を確認がてらガムラスタンを散策してみましょう。ゆるゆると歩くうちにホテルも発見。あの重たいスーツケースがあるわけですが、どうやって来ましょうかねぇ。旧市街自体は観光客向けですから買うものも見当たらず、高級デパートに行ってみたいという母のリクエストにお答えして市街に戻ることにしました。

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「武器博物館」(定休日)

ガイド片手になんとなく高級っぽいNKデパートに到着。昨日のホテルから目と鼻の先ではないですか。分かっていれば昨日行ったのに!と悔しそうな母でしたが、踏み入れるやいなや目を輝かせてあちこちを回っておりました。いいものもゲットできたようで、何よりでした。

「なんだこれ?」
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「献血車」でした。なんだかオシャレです。

ランチする店を探しながら明日のヨーテボリ行きの切符を買っておこうとStockholm駅窓口へ。国内路線なのになぜかパスポートの提示も求められ、発券された切符を見ると500SEKあまり。事前に買えていたらもっと安かったのになぁ。切符の説明をしようとした係員さんは「13日...あら間違えた。明日なんだから12日よね」再発券することとなりました。新しく提示された切符は今度こそ12日ですが、お値段が90SEKも高くなっています。一日違うだけでこんなにも?ここで文句を言っても始まりませんが、こりゃ明後日以降の切符も買っておかねば。急ぎメモを作成し、再び順番を待ちました。

次に当たった係員さんはチック症気味なのか、突然首を振るという動作を繰り返し、ただでさえ不安な私をさんざん怖がらせてくれましたが、チケットは無事発券されました。そうそう、ここの機械だと日本のカードも大丈夫なんですよね。外のクレジットカード専用機はダメなのに、何がどう違うのやら。どうにかしてほしいもんです。

チケットも手に入れたことですし、あらためてランチをと探しましたが、ちょうどいいところが見つからず、結局ファミレスっぽいステーキ屋さんで食べることに。母のお目当てはビールだけですから、ビールメニューを見ると、どうやらここはカールスバーグメインであるらしく、「Carsbarg export」という銘柄と、「Carsbarg hof」という銘柄の二種類があります。どう違うんでしょう。hofの方がほんの少し安かったので、二人ともhofを頼んだのですが、飲んでみたところ...マズイ。なんなんだ、hof!

メインのお肉はまあ普通でしたけど、ビールがね...残念な気持ちを抱えながら店を後にして歩いていますと、とある店が目に入りました。「SYSTEM BOLAGET 」・・・これは例の酒専売会社じゃないでしょうか!入ってみると、ワインから何から素晴らしい品揃え。スウェーデン産ビールもたくさん置いてありますよ。あまり買うと重たいので、手頃な感じのを4本ばかり購入してみました。美味しいといいのですが...。

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そろそろ荷物を持って移動しようかと昨日のホテルにいったん戻り、歩いて今日のホテルに向かうことにしたのですが、これが予想以上に難道中でして、まあスーツケースが運びにくいのなんの。小さい車輪が雪にからまって、しょっちゅう持ちあげねばならず、見る間に汗だくになりました。ああもう帽子も手袋もダウンコートも全部邪魔!ようやくホテルに到着した時にはもう気持ちが荒みきっておりました。重い荷物は人間関係を確実に悪くしますね。要注意。

さすがデラックスタイプのホテルだけあって、部屋はたいへん立派なものでしたが、しばらくは二人とも声もなくベッドでぐったり。あー、インターネットでもするかとフロントに電話でpasswordを確認するも、一向にacceptされないため仕方なく重い体を引きずってフロントへ。「つながらないのでもう一度教えて」と言いますと、そそくさと再発行されたレシートを手渡されたのでした。おおー繋がる繋がる。でも120SEK/1dayって高すぎじゃね?

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タオルのかかっているラックはスイッチを入れるとヒーターになるのでした

さっき買ってきたばかりのビールを飲んでみたところ、あー、ちょっちイマイチ。お米っぽい味だよね。母が「なんかビールになりきってない感じ」と言いえて妙なことを申しておりました。そうそう、そんな感じ。

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「スウェーデンビール」

とはいえアルコールも入って少し落ち着いてきたところでお出かけ(主目的はハイネケンを購入)することに。夜はホテル近くの店でスウェーデン料理を食べるつもりだったのですが、先程のステーキで思いのほかお腹がいっぱいになっており、まったく食べる気が起らず、そしてどうにも眠い。おやすみ・・・?えーーっ!

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「いつまで続くよクリスマス」

2010年1月10日

再会!?

「I want to see this match!」

「チケットが要るよ」
「ああもちろん、おいくらですか?」
「60SEK(900円弱)、そこの受付で買ってくれ」
「OK」
「来てくれてありがとう」
「(敵チーム応援ですけど)こちらこそありがとう」

てなやり取りの後、お金を払い、マッチデ―プログラムをいただきました。横にはKatrineholm仕様のTシャツとマフラータオルが並んでおり、あら結構立派。つかこの姿勢は日本のVリーグなんかより、はるかにマトモなのではないでしょうか。こそこそとベンチ逆サイドオンリーの観客席へと潜入しました(後で知ったことですが、この会場は広ーい体育館を幕で仕切って使っていたらしい。だからAなんですね)。こないだのKatrineholm GPほどには観客は入っていないようですが、ホームチームのKatrineholmさんはDJ、鳴り物を用意して揃いのTシャツで応援しておられるのに対し、EVSのゾーンは...ありませんねえ。応援ゼロかよ。まあいいや、一番端っこに座っときましょう。突然日本語で応援なんかして動揺させてはいけません。(いつものことですが)黙って試合を見守り楽しみました。

試合は第1セット終盤。なんとか第1セット間に合いましたよ。点を取って取られの攻防が続きましたが、最終的にEngelholmさんが逃げ切り25-23。

このチームのプレーはインターネット放映などで見ていたわけですけど、やっぱりバレーは、そしてムック選手の存在感と面白さは生で見たほうが断然楽しいですね!どんな状況でもまっさきに大声を出す様もボールに最後までしがみつく光景も変わらず、無理な体勢から最善のトスを上げようとする姿勢も変わってませんでした。選手たちにはマメに声をかけ(英語かな?)タイムアウト時はスパイカーに身振り手振りを交えながら状況説明。コート端から大きく上げる二段トスの美しさにも惚れ惚れ。「周りに流される」なんて言葉はムック選手に限っては無縁なんでしょうか。どこに居ても変わらないプレーを見られて嬉しいっすよ。

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EVSというチームは選手も監督もそんな彼女の心意気をきちんと感じ取ってくれているようで、プレーに多少ムラのある選手も居ましたが、失敗をムック選手のせいにしたりキレたりすることはなく(それが普通のような気もしますけど)、どうにかムック選手についていこうとしている印象を受けましたし、レシーブもムック選手の献身的なプレーがチームに大きな影響を与えているように見えました。他に目についた選手は#16のSara Petterson選手。確か昨年の大量離脱時に残った選手さんですよね。アタックもレシーブも気持の入ったプレーを見せる選手さんで(しかも美人)けっこう好みです。

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そんなこんなで試合の方は第2セットでKatrineholmが大事なところで凡ミスを連発して好機を逃すと、それ以降はEVSさん優勢のまま試合が進みました。チームの調子が上がってくるとムック選手のトス質も良くなってきたような。そりゃチームもセッターも生き物ですからねー。

そんなムック選手、ツーもちょくちょく入れておられましたけど、そのほとんどが軽く返したりうまくパスしたりするもので、以前より小技の引き出しが増えた感じ。守備のイマイチなスウェーデンチーム相手だからなのかもしれませんが、ちょっと物足りなく思ってましたら、第3セットの最終盤になって凄いヤツも1本飛び出しました。相手DJも「セッターなのに!」と叫んだのかどうかは知りませんが、ムック選手の名前がコールされてました。その後には実に美しい時間差もバッチリ決まり、あぁストーリー性抜群。なーんでこんないい選手を放出しちゃったんだろうかな。ムック選手には自由にプレーしてほしいと願いつつも、ファンとしては矛盾ぐるぐる。

相手Katrineholmさんでは#6Kaisa Wallin選手が目立ちました。髪の毛2つくくりで、身長はあまり高くないけれど、よく飛ぶ技巧派。外国人さんでしょうか?そういやここも女性監督なんですね。EVSのTina Celinder監督(某有名監督とFamily nameが似てます)に比べると、年齢もあるでしょうけど、ちょっとピリピリした感じ。ここもセンター線を始めとしてデカい選手はいるんですが、やっぱ守備がアカンのがなあ。

てなわけで、試合はつつがなくストレート勝利。MVPはムック選手でした(相手MVPは#6のWallin選手)。試合を通じて特筆すべき活躍を見せたアタッカーは居ませんでしたし、攻守全般に貢献ということでしょうか。主催者から何やら賞品をもらい、箱を開けるムック選手を周りが覗き込んでいました。

Katrineholm vs Engelholm
(0-3)
25-23
25-20
25-19

さて、時計を見れば17時15分過ぎです。あの訳わからないバスは17時32分発ですからあまり時間がありません。まぁ次のバスでもStockholmには余裕で帰れるのですが、EVSの選手たちはテーピングを外した後も何やら楽しく談笑中。一向に動く気配が見えません。どうせ水曜日も見に行くんだし、差し入れはその時にしようかとも思いましたが、旅行中に「絶対」はないですからね。

(中略)

ムック選手に差し入れを手渡し、そしてちょいとお話することができました。「寒いけど、風邪も引かず元気です」とのこと。チーム内では4カ国語が飛び交うのだそうですが、日常生活やチームメイトさんとのやり取りは全て英語だそうです(スウェーデン語は諦めたとか)。会話の途中でもしばし英単語が飛び出し、すっかり国際人さんになっておられました。あまりに緊張しまくってたもんで、ろくな受け答えも出来ず、後悔の嵐です...。試合後でお疲れのところをユニフォームのまま色々とありがとうございました。

そうそう、途中で少し挨拶(&握手)させてもらった監督のTinaさんも素敵な方でした。実際とても理解のある方なのだそうですが、私がこれからStockholmに戻るというと、ムック選手に何事か英語で話しかけ、ムック選手曰く「レフェリーの人がこれからStockholmに戻るので、一緒に車に乗せてもらえばいいと言ってます」とのこと。もちろん電車の切符は持ってますけど、駅までの手段があのバスしかないわけですから、正直助かる旨を伝えると、さくさくと同乗する手はずを整えて下さったのでした。ああもうホントにすみません。恐縮しきりのひとときでありました(あの状態で堂々としていられる方がどうかとも思いますけど)

ムック選手によると「売店のアイスクリームが美味しいですよ」とのことでしたが、アイスクリームを食べている間にレフェリーさんを見失っても困りますし、まさかアイスクリームを食べながら車に乗せてもらうわけにもいきません。しばらく待っているとレフェリーさん(女性)が出てこられました。「Can you speak English?」ああ出た。「a little」とお決まりの返事をしますと、車では音楽をかけているから気にしないでいいわよ、とのこと。助かります。やっぱ英語喋れないとダメっすかねぇ。日本語だけでも危ういのに...。

雪道をぐんぐんスピード上げてドライブすること1時間半あまり、Stockholmのひとつ前という駅で降ろしてもらいました。路線図をみると、ああこれは地下鉄に繋がってるSL(ストックホルム市営交通)ですね。SJだと本数が少なそうだなと思ってたんですが、これなら安心です。窓口で切符を買ってホームに走るとちょうどやって来た電車に乗ることができ、スムーズにStockholmに戻ることができたのでした。関係各位皆様におかれましては、ほんとうにありがとうございました。

*****
駅から地図を片手にホテル目指して歩いていますと、ケータイが鳴りました。知らない番号ですが、出ると母からです。なんですか、ホテルがえらくわかりにくい場所にあるのだそうで、しばらくすると道に母が迎えに来ているのが見えました。なんとまあ心配性なと思いましたが、母は例のスーツケースとキャリーバッグを抱えて1時間近くも迷ったのだそうで、それはそれはそれは...申し訳ないことをしました。渡した地図が分かりにくかったようで、ガイドブックごと渡しておけばよかった。つか、キャリーバッグはやはり私が持って行くべきでしたわ。

なんなくホテルに辿り着き、昨日とは違ってぬくぬくと暖かい部屋でくつろぎながら、「デパートで普通に売ってたよ!」と得意げに差し出されたハイネケンをありがたく頂き(スウェーデンはアルコールを手に入れにくい国だと散々脅されていたので)お昼の機内食以降何も口にしていなかった体にサンドイッチとサラダを流し込んだのでした。

旅の第一ミッションをクリアし、インターネットは問題なくつながりますし(Passwordが部屋のテレビ画面で確認できる仕組み)なんて極楽なんでしょう。ネットサーフィンしてましたら、どうやら日本ではSpringsさんがストレートで二連敗の模様。次週はホームゲームでしたっけ。どうなりますやら。

SWEDENへ

いよいよ旅の目的地へと出発の朝(オランダはあくまで経由地です)
朝食が売りのホテルに泊まったのに、朝食は8時開始とのこと。飛行機は10時なんですが、何があるか分かりませんからね。結局朝食を戴かずして去る羽目に。今朝の受付兄ちゃんは昨日と違っていい人でしたけど、トータルとしてはサイアクの部類の宿でしたわ。ホテル予約サイトに苦情入れとかなきゃ。

トラムに乗ろうと雪の吹きすさぶ暗い道をゴロゴロ荷物を運んでおりますと、横を通りかかったtaxiのお兄ちゃんが窓から「タクシー乗りなよ!」...乗っちゃえ。どうも正規ではないtaxiだったようですが、ボラられることもなく、あっさりさっくり着けたので、まあよし。旅先でもpositiveがモットーです。切符を買ってICに乗車しました。

アムステルダム中央駅
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東京駅の姉妹駅だそうで。

スキポール空港は人でごった返しており、各自KLM水色マシーンでチェックインさせられた後、手荷物預りの列に並ばされましたが、手続きは遅々として進まず、またも横でカリカリし始める人(=母)が現れました。眉間にしわ寄せて仁王立ちしてカウンターを見張ってても早くはならんてば。が、しばらく経つうちに列も進み、無に事荷物もお預け完了。さあ朝食でも食べましょう。セルフ形式の店にてビール&ハムチーズクロワッサンなぞを選び、レジを済ませようとすると、お姉さんが私の選んだ「Amstel」とかいうビールを指して、「これはノンアルコールだけどいいの?」と声をかけてくれました。えーとそれは困ります。慌てて取り替えて「Thank you」「Your welcome.Please enjoy!」昨日の店もそうでしたけど、こちらの人って何かと「Enjoy!」って言葉を口にしますね。日本だとあんまりないような。私が言うと「どんだけenjoyしたら気がすむねん」と突っ込まれそうですが...。

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ビールもクロワッサンもおいしく平らげて、いざ搭乗ゲートへ。母とは離れた座席だったのですが、それもそのはず小型機は見渡す限り隙なく満席です。しかし離陸時刻がどんどん迫り、どんどん過ぎても飛行機は飛ぶ気配がありません。天気予報を見つづけて覚悟はしていましたが、どうやら大雪で危惧通りの事態が起きているようです。頻繁に機内アナウンスが流れるのですが、大声かつ絡まる早口英語では時折単語(のようなもの)を聞き取るのが精一杯。ボーっとしていると隣席のインド人さん@クリスマス休暇帰りに話しかけられ続けるため、仕方なく睡眠を決め込みました。

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なにしろ腕時計無しの旅行です(結局どこでも買えずじまい)。機内ではケータイを見るわけにもいかず、お隣インド人さんの腕時計で時刻を盗み見ているうちに、飛びそうな気配が漂ってきました。飛び立つ前の飛行機にはKLM色の小型クレーンが近寄ってきて翼やエンジンの雪を掻いてくれるのです。

結局、飛行機は1時間10分ほど遅れて出発し、そしてストックホルムに到着。想定範囲内の遅れではありますが、急ぐに越したことはありません。そそくさとStockholm中央駅行きの空港直結アーランダエクスプレスに乗り込みました。道中やってきた検札のお姉さんは私と母のチケットを手に「Are you English OK?」あんまりOKじゃないけど...なんか間違いましたかね?

聞けばどうやら今日は日曜日。ホリデーチケットだと実質半額近くになるのだとか。そういえば券売機画面の下方にHOLIDAYの文字がありましたね。解決策としてお姉さんが提示した方法は、この場ではホリデーチケットを(お姉さんから)買い、ストックホルムのチケットオフィスで最初に買ったチケットを払い戻すというものでした。実のところストックホルムではあまり時間がないのですが、200SEK(3000円弱)の差は大きいので仕方ありません。親切に感謝です。
20分もかからずしてストックホルムに到着。チケットオフィスでちゃっちゃかクレジットカードに返金してもらい、ここからは母と別行動です。夜にはホテルで合流するんですが、母はバレーには興味がないものでね。海外でもその姿勢は変わりません。

キャリーケースを持って走っていると、コインロッカーが目に入りました。そうだ、ここに預けとけばいいんじゃん。荷物を放り込んでお金を入れようとすると、コインで50SEKの表示が。手持ちのコインは50SEKに足りず、両替機も見当たりません。しぶしぶキャリーケースを引っぱり出していると、母が横を通りかかりました。私が悪戦苦闘をする様を見て、「一緒に(ホテルに)持って行ってあげるわ」とありがたいお言葉。悪いなあと思いつつもお願いすることに。恩に着ます。

身軽になったところで急ぎクレジットカード専用券売機に走り込みました。本日の試合が行われるKatrineholmはStockholmのベッドタウンだそうで、ICだと1時間ほどで着くのですが、この往復チケット購入にトライするも、最終的にはカード決済でエラー発生!実は日本でこのSJ(=スウェーデン国鉄)インターネット予約を試みた時も、同じ現象が起きていたのですが、何がいかんのだろうかジャパニーズカード。事前に予約すればするほど安くなるシステムだというのに、この不便さは納得いきませんが、今それを叫んだところでどうしようもありません。電車の出発時刻までは5分足らず。駅員さんをつかまえて車内でチケットを買えないのかと尋ねてみましたが、「ダメ」の一言。チェッ!結局、番号札を取って切符売場(有人)に並ぶこととなり、X2000は走り去ってしまいました。なぜ現金を使える券売機がないのでしょう。しばらくして無事に次の電車と帰りの往復チケットを購入しましたが、割り切れない思いが残りました。

もうすぐ出発する電車の行先表示はノルウェーの首都Oslo。遠いとこまで行くのねえ。ちょいと心配になりましたが、検札のお姉さんは私のKatrineholm行の切符を見ても何も言わなかったので、大丈夫なのでしょう。車内でごそごそと書き物をしている間に電車はKatrineholmの駅に到着しました。

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寒いというか、空気が冷たい!現在時刻は15:40過ぎ、試合開始は16時。たしか車だと10分かからないはず。事前に調べた駅前地図にはタクシー乗り場がありましたが...そんなものが止まっていそうな気配は微塵もない冬の夕暮れ。目に入るのはバス乗り場でバスを待つおじいさん一人です。タクシーを呼ぼうにも電話番号は見当たらず、ちょっとばかり気持ちが切れそうになりましたが、何のためにここまで来たのかと気を取り直し、バス乗り場を探しました。次のバスが16:05に来ることは知ってましたからね。しょうがない、第1セットは諦めましょう。

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16時前でこの暗さ

いくつかあるバス乗り場の番号を見た結果、どうやら私が乗るべきバスは最初に目に入ったおじいさんと同じであることが判明。Duveshallenの文字が入った印刷を見せて、ここでいいのかと尋ねると「大丈夫、同じだ」...と仰ってるのでしょう。英語があまり通じない人だったのでした。しばらくしておじいさんはポケットからカードのようなものを出してきて「これは持ってるのか?」と。バスチケットでしょうか。事前に調べたスウェーデン版乗換案内には23SEKとありましたからね、きっちり小銭は用意してきてますよ。てなことを身振り手振り説明してみましたが、話が平行線を辿ります。しばらくしてお互いに諦めることとなりました。

ほどなくやって来たバスに乗り込んだところ、客は私とおじいさんの二人だけ。さっそく握りしめた23SEKを支払おうとすると、運転手のお兄さんは受け取ってくれません。またも「カードは?」「ここで買えないのか?」先程と同じやり取りが繰り返されました。どうやらこのカードは現金で買えず、そして現金でバスには乗れないようです。プライスレス?住民特権?福祉国家のやることは分かりません。困っていると運転手さんは「まあいい。とりあえず乗っていいから」と私を席に着かせ、交代でやって来たおじいさん運転手に軽く事情説明した後、二人でペラペラと世間話を始めました。よくわかりませんが、タダで乗れるってことでしょうか。もうなんでもいいや。これに乗ってりゃ体育館に着くことは確実なんですし、大人しくしてましょう。

予定時刻をちょいと過ぎてバスは出発。途中見かけた電光掲示板には「-8℃」の表記。もはや0度以下は全て同じ感覚ですが、確か数日前まではマイナス20℃近くまで下がっていたようですし、これぐらいでありがたいというところでしょうか。ボーッと車窓を眺めるうち視界に体育館らしきものが目に入り始めました。どうやらここは大きなスポーツセンターであるようです。5分余りで会場に到着しました。会場から出てくる親子連れなどもいて、まさか試合が終わったのかしらと緊張しながら体育館に入ると、あっここでしょうか。なんかバレーやってますよ。

あーれーはー・・・ムック選手だ!

ふらふらと会場に入ろうとすると、係のおじさんに止められました。

2010年1月 9日

出発

朝方バタバタと荷造りを済ませ、タクシーで空港へ。
成田行き(乗り継ぎ)カウンターは三連休のためか長蛇の列。ようやく順番が回ってきたと思ったら、これまた手続きに時間がかかることかかること...せっかちな母のクレーマーモードが発動しそうな気配でしたので、「あっちで待っとき」と声をかけようとした時、受付嬢がようやく声を発しました。

「お客様のお席をビジネスに変更させていただきました」

なんと!マジですか!あー余計なこと言わんでよかった。あとで母に「ほらね、旅行中は『短気は損気』ですよ」と言いきかせ。

2010010901.jpg 富士山!!幸先いいな。

成田到着。さて、腕時計に電池を入れてもらわねば。どこかに時計屋さんは・・・どこにもありません。はぅぅ、スキポールで時計買うかな。ラウンジにてビール少々。

そんなこんなで乗り込んだ人生初ビジネスクラスは快適そのものでした。ご飯は美味しいわ、座席はリクライニングききまくるわで、12時間のフライトがまったく苦にならず。それどころか音楽聴いてテトリスやって「南極料理人」を見終えると眠くなってしまい、楽しみにしていた「This is it」さえ見られずじまいだったのでした。隣の母は「いくらビジネスクラスだからって、こんな贅沢やってるからJALは潰れるんだ」などと怒っておりましたが。

2010010902.jpg 「リクライニング」

2010010903.jpg 「小鉢八つの肴」

2010010904.jpg 「ぼたん鍋共地味噌餡」

2010010905.jpg 「専用テレビ画面」

到着前の食事は注文制だったのですが、「せっかくなんやし食べてみいや」と横からちょっかいが入りましたので、ちりめん雑炊を美味しく食べてしばらくするうちに、あっさりとスキポール巨大空港に到着してしまいました。こんなに早く感じたフライトは初めてです。おそるべしビジネスクラス。

さて、どうやってホテルに行きましょう。オーソドックスな方法は国鉄でアムステルダム中央駅に向かい、そこからトラムに乗り換えるというものですが、母の荷物はデカく(だからスーツケースはやめようと言ったのに!)トラムの切符の買い方も良く分からない上、中央駅周辺は犯罪も多いと聞きます。結局はホテルまでシャトルバスを手配することに(←母が)。しかし、受付嬢に指示された場所に止まっていたのは怪しげなワゴンバス。よく分からないシステムと運転手にドキドキしつつも、15分後に私たちを乗せて出発したワゴンはアウトバーンか!というほどの恐ろしいスピードで無事ホテルに到着したのでした。

比較的順調に来た旅でしたが、実はオランダに入ってから今一ついいことがありません。雪でめちゃくちゃ寒いうえ、ホテルの部屋は最上階の4階。しかもただの4階ではありません。ココはオランダによくある(らしい)作りの建物でエレベーターというものがなく、唯一ある階段はというと、これが想像を絶する狭さかつ急勾配だったのです。しかもガリバーサイズの天井のせいか、段数がこれまた多い。

「衝撃の階段」
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コートを脱ぎ捨て、サブバッグを放り出し、ハアハア言いながらなんとか荷物を部屋に上げると、もはや動けず。着いてすぐ余裕があればゴッホ美術館に駆け込む予定でしたが、とてもとても。寒くて暗くて狭い部屋で二人ともしばらくベッドに崩れこんでしまったのでした。

飲み食いしますかと外出することにしたのは18時過ぎだったでしょうか。通りはそこそこにぎやかで飲食店もけっこうあるのですが、今ひとつ入る気が起こらない店ばかりです。行く前にオランダに住んでいた人から「オランダ料理の地位はヨーロッパの如何なる国よりも低く」「オランダ人は料理に限らず何事にも凝りません。故に一流品が極めて少ない」などと酷評メールをいただいてまして、その時は何もそこまで言わんでもと思っていたんですが、うろつき回るうち、ちょっと分かるかも...という気持ちになってまいりました。寒さは確実に人を弱めますね。

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運河凍りまくり

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街の大事な自転車屋

1時間ばかり寒空の下を歩き回ってもなお、難癖をつけまくる母曰く「酒場やん」、私には(イギリスによくある)パブにしか見えない、つまりは軽食が出て、お酒を飲める店に入りました。はぁやれやれです。

ひとまずビールを注文し、つけあわせにはやっぱりチーズですかね。元気で可愛いお姉さんに相談の結果、ゴーダチーズその他数種類のチーズ盛り合わせとバケット、そしてエンドウ豆のスープを注文しました。ビールはいくつかの店先で見かけた銘柄「PALM」を。店員さんは皆さん親切で、口々に「enjoy!」と声をかけてくれるのですが、あなたフランシー?あなたも?

運ばれてきたビールを飲むと、あら美味しい。この味はベルギービールっぽいけど、ここオランダだしな...グラスを見るとしっかり「Belgium」とか書いてありました。母がおかわりで注文したハイネケンも一口飲みましたけど、日本で飲むより断然美味しかったですよ。ビールを飲んだ途端、ちょっと元気になる親子。ビールは確実に人を幸せにしますね。

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チーズ盛り合わせとバケットが到着。特にチーズは日本では考えられないほどの豪華さです。ハードチーズが大好きな父と妹が居たら喜ぶだろうねと話しながら、バケットにトライ。パンが美味しくてマスタードを塗り塗りするとけっこうイケます。エンドウ豆のスープはまあまあ。熱さが最大の御馳走でした。

そうこうするうちに、店内は地元の若者たちで混み合い始めました。いい雰囲気だなーと微笑ましく眺めながら、硬いチーズをドギーパックにしてお店を後に。うわーまた一段と寒くなってきたよ...。

戻ったホテルの部屋は暖房がほとんど効いておらず、その日は寒い!眠い!を連発しながら冬山登山かのような夜を過ごすこととなったのでした。

2010年1月 8日

一段落

新年初オケ練習、しかも今日はカギ当番で早く行かねばならなかったのですが、どう考えても仕事が定時終了しないことは明白だったため、昨夜慌てて当番を替わってもらい、そして結局練習には行けずでした。もろもろスミマセン。いろいろ切羽詰まってまして・・・

近い周囲の方々にはしばらく前から公言していたのですが、えー、明日からスウェーデンに行ってきます。ま、ここを読んでる方はあまり驚かれないか。

一人で行くつもりでしたが、日本⇔オランダ間は家族マイレージを使わせてもらうことになったため、母にも一応「行く?」と声をかけると「行きたい行きたい!」と予想通りの言葉が返ってきましたので、私のマニアック旅行になることを強く念押しした上での親子旅行となりました。ならば存分にマイレージは使っちまいましょう。帰り(だけ)はビジネスクラスでね!

当初は1月末にフィンランドで行われるノルディッククラブカップに照準を合わせていたのですが、諸事情が重なりまくり、連休に引っかけてのスウェーデンリーグ観戦に変更となりました。もちろんリーグ戦は見るつもりでしたし、今回も対戦相手は強豪チームKatrineholm、リーグ開始時から候補日程の一つでしたから良しとせねばなりますまい。

具体的な準備、すなわち航空券の手配とホテル予約作業を始めたのは12月に入ってからのことでした。マイレージ特典券はアムステルダムまでで、そこから先の乗り継ぎ航空券は別途手配しなければならないのです。結局、自力では金額が厳しくなってしまい、オランダの旅行会社に頼る羽目になったのですが、ホテル予約はそういうわけにいきません。今はネットで金額比較できたり、世界中の宿泊客の感想を読めたりと悩みどころが増えてしまい、便利になったのか手間になったのか?結局、予約が完了したのは三が日を過ぎてのこと。それにしたって私が全日程予約して出かけるなんて画期的なことです。喜びのあまり旅程表まで作ってしまいました。

この時点で既に準備期間はほとんど残っていませんでしたが、一番の問題ともいうべき「寒さ対策」をクリアすべく、今週はアウトドアショップと靴屋巡りの日々でした。ようやく靴を購入し、旅立つ最低限の支度は整ったのは昨日のこと。ヨーロッパでは年明けの大寒波でスキポール空港大混乱なんてなニュースや、ストックホルムの気温がマイナス20度越えなんてな事態に青くなっていましたが、寒波はギリギリのタイミングで通り過ぎてくれたようです。オランダの天気予報から雪だるまマークが消えないことと腕時計の電池がないこと(手持ちの時計の電池がぜーんぶ切れてた)だけは気がかりですが、まあ何とかなるでしょう。

準備は出来てませんが、今日は寝ます。

2010年1月 7日

同時多発ミス

昨日15時も過ぎたころになって、本社から一本の電話が入りました。締めを済ませかけて気持ち若干のんびりしていたのですが、電話の内容を聞くうちにしゅーんしゅんしゅん、顔が青くなりました。どうやら一つのミスが別のミスを消してしまい、発覚が遅れてしまったようです。やってもうた・・・。

そして今日、ちょっと憂鬱な気持ちを抱えて早目出社したのですが、いろんな人に迷惑をかけて解決。ほんとすみませんでした。間違ったり失敗したりしないと見えてこないことはたくさんありますが、できることならそういう思いはできるだけしたくないわけで、まあいろいろ思うこと多々ありな一日でありました。

2010年1月 6日

優勝

揉めごとに巻き込まれ、ネットに繋ぐのが遅くなりました。あら、ずいぶん綺麗な映像じゃないですか。やればできるんじゃーん。他の試合も頼みますよ。

本日決勝戦、試合は第2セット目タイムアウトの模様。
チームメイトさんたちは相手応援音楽に合わせて踊っちゃうようなノリのよさ。タイムアウト明け、ムック選手は監督とアイコンタクトしながら「(私たちには)わかってるのよ」みたいなやり取りを見せてました。かっこえーなー。
「さーいこー!」の掛け声はいつの間にやら全員で。ははは、そんだけムック選手がチームに馴染み、そして信頼されてるってことですね。いいじゃないですかー。

チームとしては特にブロック(次にアタック&レシーブ)で全体的にほんの少し無理したら、もう少し簡単に強くなるだろうなぁという感じ。このリーグではその必然性がないのかもしれませんし、これは相手のKatrineholmさんにも言えることなんですけど、そう考えるとスウェーデンが強くなる素地は大いにあるはず。

そうそう、逆に日本よりいいなと思ったのはフローターサーブ。ムック選手のサーブも以前よりドライブがかかって良くなってましたし、全体的にフローターは日本よりも力強くて見ててイライラしないですね。何が違うのかな。

第3セット中盤からなんちゃってウィルスバスターが頼んでもいないのに妙な動きを見せて邪魔を始め、とうとう大事な映像が見られなくなってしまいました。同じくネット観戦していた友人によると、ムック選手がMVPを獲得したのだそうで、「いくら?」「いくら入ってんの?」と囲まれていたとか何とか。ああ、見たかったなあ。

Engelholm - Katrineholm
3 - 1
(25-18, 20-25, 25-18, 25-21)

優勝&MVPおめでとーござんす。
ムック選手についてはVolley ballという狭い枠組みじゃなくて、もうその(Volley boll)lifeが「あり」だよなあ。ひたすら自由にプレーしてほしいです。

2010年1月 5日

Semi-final

クリスマス休みを挟んでのSweバレー新年初戦はリーグ戦ではなく、よくわかりませんがKatrineholmGPというものでした。

せっかくネット配信があったにもかかわらず、仕事と私用が立て込んで観戦はできませんでしたが、ひとまず初戦は無事勝利されたようです。って次はもう決勝なんですね。短期決戦にもほどがありますよ。

対戦相手のKatrineholmさんはど・ホーム。たしか週末から再開されるリーグ戦でも対戦相手ですから、今週はKatrineholmづくしですね。地元の方には申し訳ないですが、賞金獲得(優勝)するのはEngelholmなのではないかと思います。

Engelholm vs Sollentuna
(3-0)
25-13
25-9
25-18

2010年1月 4日

羅列

筋肉痛な仕事始め。ふくらはぎがパンパンです。新年とともに〆仕事開始。

残業後にタワーレコードへ。お目当てだった「わが祖国」は、誰ぞ買い占めたのか棚がすっぽりと空いていたため、予定にはなかったマーラー9番とベートーヴェンのVnコンチェルトを購入。

だってね、噂にはちらっと聞いてたんですが、マーラーはあのバーンスタイン=BPO盤が¥1,290て!
初めてこの曲を弾いたときは学生でお金がなくて、当時一番安かったバルビローリ盤で満足していたんですけど(これも超名盤ですし)、それを知ったバイト先の社員さんがバーンスタイン指揮の映像をダビングしてくれたんですよね。いやもう振り切れざまが圧倒的にカッコ良くって、テープが擦りきれるぐらい観たもんです。それが¥1,290で聴けるってんですからねえ。安いのはありがたいですが、いいものはある程度の値段をつけてほしいという気持ちもあります。あー、またマーラー弾きたいなあ。

なんてな感傷にふけっていても仕方ないので、持ってない人は買ってくださいな。映像も確かクラシカジャパンでDVDに録画し直したものがあったはず。また見ようっと。

そうそう、DVDといえば、あの「きらきらひかる」DVDBOXがとうとう発売されるようですね。確かドラマ放映は97年でしたから、10年ですか...。人気ドラマでありながら、いろんな事情が絡み合ってここまでかかりましたけど、発売は素直に嬉しいです。ついでに「彼女たちの時代」もDVD化してくれんものかな。

2010年1月 3日

新春登山

思い立って初詣。
今年は人気の伏見稲荷さんに出向きました。お京阪づいてますなあ。

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駅を降りたところから人、人、人...。
3日の今日でこれですから、元旦はさぞや混雑していたことでしょう。風邪ひくよ!

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お稲荷さんのシンボルきつねさん。なんかくわえてました。

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最初は幻想的ですらあった光景ですが

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だんだん飽きてきました。つか、どこまで続くんでしょう。

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京都の町並みを見渡しながら、予想外新春ハイキング

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猫も小耳

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ようやくラスト、ですよね?

下山して時計を見ると、たっぷり二時間経過していました。駅のホームに立つと足がふるふる。下りが効いたなあ。

ここまで来たらせっかくですしと、寺田屋近くのお店で飲み飲み。調子にのって日本酒熱燗を飲んだせいか、はたまた酒粕ピザのチーズのせいか、ともかくも猛烈な吐き気に襲われる羽目に陥り、かなり凹む思いをしました。ワイン&トマトだけじゃなく、日本酒とチーズもダメなのか。

2010年1月 2日

現実復帰

妹夫妻滞在3日目。
人付き合いがあまり得意でない我が家族ですが、やっとこさ妹ダンナと程々無難な関係を築けるようになってきました。個人的にはお互い同学年で、電化製品大好きだったりチェロ弾きだったりと共通点もある(というか多い)ので、今後もつつがなく親戚づきあいできるといいなと。放言暴言の数々は聞き飛ばしてくださいませ。

溜め込んだ仕事がようやく一段落。まだまだやるべきことは山積みですが、ふむ、まあなんとかなるかな。おかげでBS-hiでやっていた枝雀大特集も見られずじまい(ハイビジョン録画環境はまだ整備していないのです)。偶然見ていた父は「枝雀って天才だったんだな」と絶賛してましたが、実は私の中では未だに「この指とまれ!」のお父さん役の印象が強いのです。今年は落語も聴きに行かないとね。

2010年1月 1日

サーモンラダー

午後、テレビをつけると天皇杯後半の開始直後でした。おぉ、見なきゃ!
しばらく膠着状態が続きましたが、終盤怒涛の攻撃ラッシュは凄かったですね。なんとなくファウル狙いに走っているように見えたグランパスをねじ伏せたガンバのライン、圧巻でした。名古屋人の妹ダンナ(ドラキチ)はグランパスにはあまり思い入れが無いようで「準決勝は勝たせてもらったようなもの」と謙虚でしたので、遠慮なく遠藤選手ゴールにガッツポーズ、二川選手ゴールに狂喜、横で大騒ぎさせていただきました。

点数がなかなか入らない緊張感と、ゴールした瞬間に弾ける喜びが表裏一体のサッカー、点数が入りまくり、時間との戦いが緊張感を産み出すバスケ、その面白さはさまざまですね。そう考えるとバレーボールの魅力って何なんだろう。定義なんてどーでもいいですが、少しは面白い方向に進んでほしいですね(棒読み気味)。

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あらためまして、あけましておめでとうございます。
何でもかんでも景気のせいにしてしまうには、あまりにツッコミどころが多すぎるMBS(=TBS)ですが、新年は少し金をかけたのか、豪華版らいよんちゃんです。
この一年は浮上するために、もがきあがかないとな。笑い飛ばす気持ちを忘れずに頑張りますよ。

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