2008年5月 3日

グッ

読了マンガ
・河合克敏「とめはねっ!(1)~(3)」小学館

河合作品は「帯をギュッとね」ほぼすべて
「モンキーターン」もそれなりに読んでますから
ハズレはないだろうと思いつつも、お願いして拝借。

(1)(2)は正直ふんふんってな感じだったんですが
おおっ、(3)に来て初めてヤンサン連載の意図がくめました。
いいねいいねー、書道の歴史の流れがツボです。

子どもの頃は、書道だなんて面倒な鬱陶しい存在だとしか思わず
「習いに行け」という親の勧告を無視したことを(隣人が書道の先生だった)
今どんだけ後悔していることかしれないんですけれども
こういう風に描かれると、いやはや心惹かれる世界ですねえ。
影響を受けやすい私のことですので...おお、待て待て。

ひとまず4巻からマジメに買いますかな。

 

2007年7月20日

人の心に

おつかいついでに本屋を覗くと
毎日かあさん4 出戻り編」が平積みされていました。

あらかた予想はついていたにも関わらず
帰りの電車で立ち読みながら号泣...しかけました。
あかんあかんあかん、人前で読んだらあかん。

鴨ちゃん連載

***

元町にてnさんと待ち合わせ、ビールを痛飲。
あぁもう、この「聞き上手!」

いつもいつもありがとうございます。
・・・今度こそ頑張ります。

 

2007年7月17日

今日は仕事

朝、電車に乗って妙に首の後ろがモゾモゾするなあと
リュックを下ろして手をのばしてみると、何やら物体に触り
振り払ってみると、床には巨大なカナブン!(しかも、なぜか土色)
ひゃービックリした。

*****

おぉ、豪華な!(こちら
むちゃくちゃお疲れでしょうけど、ひとまずお元気そうで何より。
そういえば、今日は貝塚で公開練習でしたっけか。
そんな時間があるのなら、一日でも休ませてあげたいよなあ。

と、これはダイエーに居られた坂本清美さんのブログですが
ママさんバレーの話など、Vリーガーの引退後生活について
色々と考えさせられるものがありますね。

*****

本日の代表チーム公開練習では
欠席選手やら出席監督やら何やらあったようで
明日の読売新聞は買い、なんでしょうか?
はーてさーて。

*****
読了本

・阿部和重「グランドフィナーレ」講談社文庫
面白いけどね、読み進みたいとは思わないんだよなぁ。
当然ながら満足度もイマイチ。

 

2007年4月 3日

無知

「いくら頑張ってもキューバ危機までしか辿りつかない」
というのは、単行本を既に所有していた妹の感想ですが
興味の差でしょうか、私は一気に読了。

・池上彰「そうだったのか!現代史」(集英社文庫)

下手な小説よりよっぽど面白いですよ。
そして、とてつもなくバカだな、歴史って。

この本が絶対的に正しいというわけではないでしょうが
今までよく分からなかった中近東と中欧の大まかな流れが
「そうだったのか!」なんとなーく掴めた感じ。

新聞の世界情勢記事が頭に入りやすくなりました。

 

2007年2月19日

洒脱

買ったまま忘れる所でした。

内田樹「狼少年のパラドクス―ウチダ式教育再生論」朝日新聞社

身体感覚を説く哲学者なんて珍しいなぁと思ったのが
内田さんを知ったキッカケですが、マトモに本を買ったのは今回が2冊目。

本作は内田さんのブログ「内田樹の研究室」をまとめたものなので
ブログ読者にとっては目新しくない内容かもしれませんが
私個人は(ブログ読者でもありますが)本の方が頭に入りやすくて好きです。

気楽に読み流せない内容も多く、
いや、(東京)都立大学が統合されちゃうなんて知りませんでしたよ。
しかも新名称は首都大学東京(通称:クビダイ)って冗談ひどすぎやで。

反対に笑ったのは、お勤め先を「負け犬の名産地」呼ばわりしていた箇所。
ココに通う可能性もなくはなかった(というか高かった)私ですが
結局、負け犬ライフには変わりなしってことですね。

 

2007年2月17日

対照的な2冊

2/16読了本
・イーヴリン・ウォー(吉田健一訳)「ブライヅヘッドふたたび」

珍しく何日かに分けて少しずつ読み進み、やっと読了。
つまらなかったわけではなく、もちろんその逆で
かゆい所に手が届くような表現の数々をゆっくりと堪能しました。

淡々とした物語進行であるにもかかわらず、
魅力的な登場人物たちの言動がクスッとさせつつ深い。
ものすごく美味しい物を食べた時の満足感ととても似ています。

イギリス好きな小説好きにはきっと面白いんじゃないかな。

2/17読了本
・佐藤正午「5」角川書店

装丁でなんとなく衝動買いしてしまった本。
行きの電車で読み始め、帰りに読み終わってしまいました。
乗車時間が長かったこともありますが、上の本と違って
勢いよく読んでしまいたくなる物語進行でした。

例によってツッコミどころもいろいろあるんだけど
これだけ読ませてしまう力は誰にもあるわけではないし
やっぱ上手いよね佐藤さん。

 

2007年1月30日

そして鈍感になる

忘れることで生きていけるんだけれども
忘れるために生きているわけじゃないからなあ。
ぶつぶつ。

朝、スポーツニュースを何の気なしに見ていたら
ヒンギス選手のインタビュー映像が流れていました。
以下、ちょっとうろ覚えながら再現。

「パワーテニスは確かに強いけれども、
試合の最初から最後までパワーは持続できないものよ」

へぇ、テニスにも「パワーテニス」っていう分類があるんですね。
そして、けっこうな筋肉隆々に見えるヒンギス選手は
「パワーテニス」に対抗してテクニックで勝負するタイプのようで。
さらにインタビューは続きます。

「私が(パワーテニスと)戦う上で一番大事なことは・・・」

・・・何だか強烈なデジャブ感が。

「予測することよ」

東レパンパシフィック、ちょっと見てみようかという気持ちになりました。

*****
取り掛かり本
・Evelyn Waugh(吉田健一訳)「ブライヅヘッドふたたび」ブッキング

衝動買いの本なんですが、なんだろう、このワクワク感は。
本を読んでるっていう楽しみをひたすら実感させてくれます。
原作に漂う英国のかほりが見事に伝わる訳がまたすばらしく
英国に縁が深い吉田さんならではの仕事ですね。

ヒンデミットの「気高き幻想」をBGMに読んでいたのですが、
これが異様なほどシンクロ。なぜだろうと考えるうちに
この曲の精神構造が少し分かりかけた気がしました。

ああ、だから面白いんだよなあ。

 

2007年1月26日

絶妙なるムカツキ度

・清水ミチコ・三谷幸喜「むかつく二人」幻冬舎

気まずい二人」の二番煎じかと思ったら
清水&三谷コンビによるラジオ番組を文字化したものでした。
和田(誠)さんの装丁だと幻冬舎っぽくないというか
あえてこの装丁なところが幻冬舎っぽいというか、
まあどうでもいいこと、でもないですがそれはさておき。

序盤はですね、私にアルコールが入っていたことを差し引いても
なんだかまぁホントに「むかつく」感じが続きまして
読者をムカつかせてどうすんだよ!と思いながら読んでましたが
だんだんとコンビの凸凹感が良い具合になって面白かったです。
電車の中で何度となく笑い出しそうになりました。

というわけで、意外とオススメ本ですよ。

 

2007年1月22日

ヤマモトの謎が解けた

最近マトモに本を読んでなかったなあと、積ん読本の山から取り上げた本は
・ウラジーミル・ナボコフ(若島正訳)「ロリータ」新潮文庫

「農業少女」を見て以来、ずっと読もう読もうと思っていたんですが
いやぁ、センセーショナルな内容が、ではなく、言語表現が素晴らしい。
文学というのは妄想をどれだけリアルに伝えられるかが勝負ですから
心よじれる痛さを感傷的になり過ぎず、うねりをもって語られる術が凄い。

新訳は賛否両論姦しいようですが、口語表現には違和感を感じたものの
地の文の流れはスムーズで読みやすかったですよ。
とはいえ、「ユリシーズ」を思わせる難解さに加えて内容も内容。
朝から根を詰めて読んだら、かなり疲れました。

推理小説仕立てなので、読後ちょびちょびと再読中。
棚に眠ったままのDVD(もちろんキューブリック監督作品)も見ないとなぁ。

 

2006年12月25日

殺気立つ

朝から珍しく超ハイペースにて仕事をじゃんじゃんお片づけ。
やればできる、けど、やらないのがスタンスです。

メモ
・「イブニング(「少女ファイト」第13話)」発売日
あー、こう落としてきましたか日本橋さん。
ルミコの表情が瞬間キたよ!わ、クミコ@G戦場や!
彼女のトラウマもこれから出てくるんでしょうかね。

・海老沢泰久「F1地上の夢」(朝日新聞社)読了。

F1も、エンジン構造も分かんないけど、とにかく面白かった。
むちゃくちゃ気合入れて読んじゃいましたよ。
ルポってこういうものだよなあ。
こーいうエンジニアものというか、理系モノに弱いんですよ、私。

読後、はからずも自分の足元を見つめちゃいました。
ま、なんの努力もせんでおいて何を今さら、なんですけど
それでも私に出来ることといったら・・・一つばかり軽い決意。

そしてV開幕まで2週間を切った今、妙に引っかかった一節を無断転載。

ホンダF1第二期総監督・桜井淑敏氏に関する記述。

********
彼は一年前の九月に総監督になったときから、
どうせやるならすれすれで何とかうまく勝ったというような勝ち方ではなく
圧倒的に勝つというところにまで持っていきたいと考えていた。
そうしないで、ただ単にその場の勝ち負けだけにこだわっていたのでは
車の進歩につながらないと思ったからだった。
彼は技術の永続的な進歩を信じていた。

そして彼はそのためにはどうすればいいかをいろいろ考え、
レース・プロジェクトを徹底的に科学的なものにする道を選んだ。
それまでの、レースはベテランのエキスパートでなければできない
といった人間的な要素をできるだけ排除して、データをより重視し、
事実を正確にとらえて、誰がやっても同じ答えが出るようなシステムにしたのである。
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リアリスティックロマンチスト視点としては
これも一つの通過点だよなあと。

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