2009年5月 4日

ひとつの終わり

入替戦に引き続き、バンブーさんに引導を渡す役を担ってしまったSprings。ファンにしてみれば、よりにもよってといいますか、まったくもって因果な話です。ケイさんにとっては、もしかすると本望だったのかもしれませんが・・・。

相手チームの守備力からするとスタメンは#5ワンジョ選手で行くのかしらと思いましたが、いかんせん黒鷲はトーナメント戦ですからね、安全策にて#18シュリ選手が大会初スターターとなりました。

2009050401.jpg
このポジションは・・・あれっ?

2009050402.jpg
「お名残惜しゅうございます」

できることなら試合内容で記憶したかったのですが、正直なところ、溜息が出るほどに負ける気がまるでしない試合でした。ケイさんのトス回しはSpringsにとっては極めてオーソドックスなものですし、ムック選手はケイさん直伝の技も含め、ツーアタックも炸裂させるなど持ち手を惜しみなく披露してましたからね。序盤から全く手を抜かない姿勢を示したSpringsに対し、最終的にバンブーさんは打つ手なしといった印象でさえありました。

Springs vs Bamboo
(3-0)

2009050403.jpg
試合後「バンブーに拍手を」とのアナウンスに対して

2009050404.jpg
Springs父兄席に向かって手を振るケイさん・・・

2009050405.jpg  2009050406.jpg
永遠の友

2009050407.jpg  2009050408.jpg
笑っていないカナコさんを見るのはツライです

サキさんカナコさんらの関係を前に、遠慮していた選手が約一名おられましたが

2009050409.jpg

このシーンを目にしては黙っているわけにいきません。

2009050410.jpg  2009050411.jpg
よかったよかった・・・

*****

本日をもって武富士バンブーというチームはなくなりますが、チームとして消滅してしまうのは本当に残念かつ惜しすぎる話です。なんとかならんものでしょうか。一口ファン株主とかあったら乗りますよ。食えない署名よりはカネじゃないかとも思うんですけどねえ。

2009050412.jpg
「ひとりでも多くの人たちがバレーを続けられますように」

 

2009年5月 3日

やれやれ

2009050301.jpg

さすがに運は使いきっておりました。
甲子園に到着したのは実に八回裏、全く奮うことがなかった(らしい)阪神打線が火を吹くことはなく、0-4の完封負け。対巨人11連敗とのことで、ご愁傷様でした。
そないな試合内容はともかくとして、個人的には数少ない友人がさらに減らなくって良かったです。17時半待ち合わせのはずだったのに...ほんとにほんとにほんとにスミマセンでした。

*****

実はいろいろと勘違いしまくっておりまして・・・今日Springsが負けたら対戦相手はNEC(勝てば武富士)と思い込んでいたのです。最後に恨まれるのはヤだし、じゃあ負けた方がいいじゃん!とね。しかし、実際は負けたらいきなり東レ戦だったんですねぇ。いやー、そうとは知らずに第4セット「もう負けちゃおうよ」と口に出しまくったのは私です。スミマセンでした。傍らのキモチワルイシーガルズファンのうわ言に小声で突っ込みはいれつつも、第4セット14-20から引っくり返せるとは思わなかったんですよ。

Springs vs Seagulls
(3-2)
32-30
22-25
23-25
31-29
15-9

第1セットはいい具合に点を重ねていたはずなのですが、相手の中学生セッターに対抗して魅惑のセッターを出したところ、失点を重ねる間に替え時を見失い、戻した時には既に遅し。あれよあれよと詰められて、いきなり30点ゲームになってしまいます。えー。

第2セットはブロックに捕まったワンジョ選手の交替が遅れ、ムック選手怒りの渾身ツーアタックのワンタッチも認められず(ぜってーおかしかったよ、あれは!)、サキさん独りが活躍・・・ああそれじゃダメなのよう!!第3セットは・・・あがけばあがくほど、シーガルズ地獄に嵌っていくようで、詳細は忘れました(遠い目)。

第4セットはシュリ選手サーブでスタート。他コートの試合が全て終わり、あら予想外に物凄い観客数になってきました。アピールチャンスです!・・・にもかかわらず、プッシュにフェイントにやられまくり、ムキになってスパイクを打てばアウトばかり。場内を覆うシーガルズコール(by 滝井&理大附属)もあいまって、シーガルズ三昧の試合展開となってしまいました。気付けば14-20て、終わりじゃん。河本さんはまたも中学生セッター投入です。

しかしねぇ、これがホンットに面白かったんですけど、第3セットあたりから目に見えてSpringsのメンバー全員から殺気立つほどにイライラの蒸気が立ち昇ってきてたんですね。もう決める度にズガーン!ってな攻撃ばかりなんですよ。サキさんを始めとして、殺し屋の心を持つ(らしい)マイコ選手のイライラっぷりもステキでした。そんなチームの対照的っぷりが笑えて仕方なかったんですが、とにかく点差は一向に縮まりません。私は前述の通り急ぎの用を抱えてましたんで、終わっちゃえ終わっちゃえと願ってたわけですが、ここで野心家シュリ選手のサーブです。

・・・やっぱすげーわー。鬼だ。

チームファンからも賛否両論の意見を耳にすることがあるほど、したたかな選手さんのようですが、私はむしろあれぐらいの根性を持てよとも言いたい部分もありまして。だってそうでなくとも170cmそこそこという、低身長(!)希望の星が求められる役割というのは180cm台の倍以上はあるんですし、そんな彼女たちの努力というのは我々が想像するよりさらに大変なものであるわけで、やっぱり応援しなくちゃとも思うのですよ。てなことはさておき。

・・・追いついちゃいました。ひゃあ。

さすがにもう勝ちを祈るしかないですよね。ブロックアタックレシーブブロックアタック・・・ラリーを切らず、マイコ選手がとにかく決めきってくれました。最終盤のサキさんの気迫にも物凄いものがありましたね。接戦接戦になるほどにイキイキする佐野さんも見応えありましたが、ともかくもセット取っちゃいました。わぁお。

フルセットとなれば今シーズンのSpringsは勝つことになってますから、ファンはある意味落ち着いたものでしたけれども、7-7あたりまでは一進一退の展開が続きました。痺れたシーンはですね、サキさんがコートに戻る時、ベンチ(たぶん元さん)の方に向かって親指を立てながら出かけて行ったことかな・・・かっくいー。顔はもう疲労で一杯だったのに、心では絶対負けないぞと、サイコーっすよ、このチーム。

中盤はまたしてもシュリ選手のサーブで突き放し、そのまま逃げ切りました。
写真も何も撮る余裕はなかったので、これでご勘弁。

2009050303.jpg

2009050302.jpg

ありがとう、そしてお疲れ様でした。
ちょっとでもちょっとでも休んで明日に備えてくださいませ。

 

2009年5月 2日

カウントダウン

いくら黒鷲旗が大阪開催だとはいえ、さすがに朝から晩まで会場に詰めるのは難しく、午前中の東九州龍谷高校vsパイオニア戦は観に行けなかったのですが、東龍さんはパイオニアから1セット奪ったのみならず、第4セットもジュースに持ち込んだそうで。驚きはしませんが、観たかったですね。そして吉田監督はホントに何がしたいんでしょう。

所用を片付けたのち会場に入りますと、予想通りなかなかの混雑ぶりです。JTvsNECの試合を遠巻きに眺めつつ、デンソーvs日立佐和戦を見下ろしておりました。JTさんスト負けということで、C組は明日のパイオニアの結果ならびに自チームのセット率次第ということですか。どーなりますやらね。

試合はサクサクと進み、さほど待つこともなくSpringsがコートにやって来ました。 榛澤さんがTシャツ姿で、おっとエリ選手がユニフォームです。今日なら出られるかもしれません。対戦相手は青山学院大。なんか全体的に体型がもっちゃりした選手が多いですね。Vプレミアの選手だとNECの秋山さんですか・・・なるほど。時間差中央切り込みの練習を繰り返すのをセンター友の会がじっと見ておられましたが、実際の試合中にそういったプレ-はほとんど出ませんでした。その手のセットプレーはセッター次第ということなのか、まあ大学リーグであれば、こういったプレーでかわす余裕もあるんでしょうけどね。

2009050206.jpg

さほど特筆すべきこともなく第1セットを取った後は、#4サキさん→#8カナコさんにチェンジ。息が合ってくると、やっぱムック=カナコラインのクイック攻撃というのは格が違いますよね。いつ見ても惚れ惚れしますよ(でしょ、観戦中の新人さん?)。後半からは#3山本選手→#9平井選手、#1カズ選手→#18シュリ選手と大きく交替です。シュリ選手のアタックを見られるかなと思いましたが、前衛に回らぬままにセット終了。

2009050204.jpg
雨宿りの人たちもご機嫌

そして第3セット。山本選手スターターのはずが、何らか手違いがあった模様。

2009050205.jpg
私?私?

結局はアン選手がスターターとのことで、なにやらチョイとモメてましたが、まあ別にいいんじゃないでしょうか。大学相手には大学出身選手で丁度良いんじゃないかというご指摘に、あっそっか。
点差をつけられない試合展開の中で、セッターも早目にルカ選手にチェンジです。中盤を抜け出した後、エリ選手もやって来ました。おお大学仕様チーム、ではなく、札は・・・8番ですね。

2009050201.jpg

4年前の黒鷲で颯爽とデビューを飾ったエリ選手、こんなはずじゃなかったろうにという思いも今は封印です。多少動きが重いかなあという気はしましたが

2009050202.jpg
ブロード決まりました

2009050203.jpg
ブロックも決まりました

観客はもちろんのこと、ベンチからも歓声が上がっていましたよ。24-18の最後打席はサーブミス。茶化しとも笑いともつかぬ盛り上がりの中で、せっかく前衛に回ったシュリ選手がアタックを決めても反応は薄く、残念でしたねえ。

さあ準備運動はここまで。
明日からはどこまで戦い抜くことが出来るでしょうか。

今季も残りわずかです。さびしいなあ。

*****

試合後、昨夜は珍しく満席だったトルコ料理屋さんへ
エフェスうまー。

珍しく、河岸をかえてデザート

2009050209.jpg
This is シンプル。

帰りの電車で「水木しげるのラバウル戦記」(ちくま文庫)読了。
怖いとかそういった感情を突き抜けた描かれ方の南方戦線記録。こんな戦記って読んだことないですね。新鮮というか人間力の凄さを思い知らされた感じ。眠気も頭も醒めました。
戦争、したいっすか?わたしゃ意地でもイヤですよ。

帰宅後、忌野清志郎さん逝去のニュースを知る。
ううっ、死んじゃうんですか。人間、死ぬねんなあ。

なんともショックな夜。

2009050208.jpg

 

2009年5月 1日

黒鷲2009初日

いよいよ始まりました、大阪春のバレー祭典「黒鷲旗」
グダグダやとかなんとか言いつつも、けっこー好きなんですよ、この大会。

午後休が取れましたんで、いそいそと府立体育館へ。
武富士vsPFU戦の第1セットを見ながら、このチームがチャレンジリーグ1位なのならば、やはりチャレンジとプレミアの壁は相当に高いよなぁと改めてぼんやり。隣コートでのデンソーvs三洋電機戦もこれまた同じく、でしたね。そういや三洋での(木村)ユキ選手のプレーを初めて見ましたよ。ガンガンにレセプションしてる(というか狙われてる?)んですね。アタックはデンソーブロック相手だとちょいキツかったでしょうか。元プレミア選手の意地を見せてほしいものです。Springsメンバーもちらちらと眺めてました。

そうこうするうちに、本日ある意味いちばん楽しみにしていた東九州龍谷高校が登場。お相手はこれまた対照的ともいうべきチームNEC。さてどうなりますかと期待していましたが、第1セットしょっぱなから東龍はレセプションにつまづき、スタートダッシュを切れず。あぁ今年はイマイチかなーなんて思ってましたら、いやいややっぱり良いですねぇ。点の取り方がNECなんかよりずっとカッコよろしいです。こりゃ高校では敵なしでしょうな。昨年と違ってセットを取るまでにいたらなかったのは残念でしたけど、充分に見せ場は作ってましたし、堂々としたバレーを展開していたのは明らかに東龍でした。秋山さんのトス回しはちょっとコずるいんだよなあ。プレミアはプレミアらしく戦わねば。

注目していた東龍#1サウスポー長岡選手、アタックはキレがいいんですが、レシーブがちょっと苦手なのか、はたまた足のテーピングぐるぐる状態からすると、あまり調子が良くないのか、こまめに交替されてましたね。アタッカーとしては#3芥川選手も高さがあってよかったですが、チームのキーパーソンは#2田村選手でしょうか。たしか貝塚出身の選手ですよね。この3人は今年の目玉なんだろうな。

と、東龍があがく間に今度は真打ちSprings登場・・・あれ、トムさんが居ない?
帰っちゃったのか居ないだけなのかは分かりませんが、ともかくもコートにも会場にもおられませんでした。ガイジンさん抜きの黒鷲ってそういえば初めてですが、それはそれでけっこうですよ。ムック選手も余計な神経を使わずにプレーできますね。そうか、眞鍋さんも居ないんだし、おぉやりたい放題ではないですか。黒鷲の楽しみが俄然増えました。

2009050101.jpg
「威・圧・感」

選手の見分けがつきにくくなりました。すっかりショートカットブームですね。さてムック選手はどこまで頑張るのでしょうか。

てなことはさておき、見てのとおりトムさんに替わってワンジョ選手in。ポジションはライトということで、マイコ選手がレフトポジションに入り、カズ選手そしてリョウ選手とともに三枚レセプション体制です。このメンバーなら多少の失敗も笑って見ていられますね。

2009050102.jpg
(Springs的)和気あいあい

本日の対戦相手は上尾メディックスさん。助っ人マンブル選手は予想どおりムラっ気のあるタイプ。打点があまり高くないせいか、攻撃力は見かけほどの迫力はないですし、攻撃がワンマンチームにならない時点で戦力としてもどうなのかなというところですね。全体的にとりたてて飛び抜けて目立った選手はいないチームでした。

第1・第2セットはつつがなく連取。ワンジョ選手がだんだんつかまり始めたのが気になるところですが、中盤からはルカ選手も出場。緩急使い分けやセンター線の使い方は今ひとつですが、サイド陣が打ちやすそうなルカ選手のトスもそれはそれで魅力ではありますよね。あとは気持ちを前に前に出してくれたらねえ。もう少しファンも気持ちよく応援できると思うんですけど・・・。

2009050103.jpg
「珍しいコンビ」
なんしか楽しそうでしたわ

第3セット、#4サキさん→#8カナコさんに交替。対角ユウ選手が非常に安定しているので(韓国に来てくれてたら優勝狙えたよなー)今大会はサキさんポジションをいかに持たせるかがポイントになりますよね。このセットはレセプションが少々安定しなかったこともあり、常に2~3点ビハインドが続きましたが、逆転そして点差を広げるきっかけになったのは、前衛では少々奮わなかったカナコさんのサーブでした。

2009050104.jpg
ピント合わずでスミマセン

カナコさんが打ってユウ選手が止める。バッチリですな。何連続打ってはりましたっけ?凄い威力やないですか。最後はこれまたご自身のあちゃちゃレシーブでリベロと交代となるあたりもまた「らしく」て、あははやっぱりカナコさんだー。

後半はコウキ選手、そして(榛澤)マイ選手も投入されました。マイ選手がポイントを決めた時は観客席・ベンチの両方から歓声が上がっていましたよ。気にかけている人たちはたくさん居るんですね。

2009050105.jpg
アタックシーンじゃなくてスミマセン

今日はブロックの低い相手だったこともあり、総じてSpringsのアタック数は少なく、点数のかなり高い割合をブロックで取っていたような気がしますが、好調ユウ選手を中心にチームがどれだけ調子を上げていくことができるのか。見応えのある大会となりますように。

コート向こうでは男子、堺ブレイザーズと中央大学がフルセット試合にもつれ込んでおりました。中央は確かに強いですけど、代表も抜けてないのになぁと不思議に思っていたら、ああそうか朝長さんが引退されたんでしたね。エンダギ選手の踏ん張りでなんとか勝利し、面目を保ちました。

*****

試合後は珍しくいつものトルコ料理屋さんが満席でしたので、焼き鳥屋へ。美味しいんやけど、少しずつ余計なものが多いんよなあ。食べ物屋さんも難しいっすね。アジアにスポーツ文化はあるのかないのかグダグダ熱くワメきながら、ビールを飲み直して帰宅。くはー。


 

2009年4月21日

夜明けず

海外旅行中の上司ケータイにpdfファイルを送るべく実験を重ねる最中、後輩が「これ、もらったんですよ」とケータイに入ったスヌーピーの絵文字デコを見せてくれました。あら可愛い...。

基本的に絵文字はおろか顔文字すら使わない人間なんですが、後輩にデータを送ってもらい、言われるがままに保存してみました。

image005.gif

使わないんですけどね。つか、デコメールとか聞いただけで、前全日本監督を思い出して不愉快になるんですけどね。

読了本
・大原由軌子「大原さんちのダンナさん」(文春文庫)

少し前、電車で横に立っていた人が読んでいて、ちらっと見えた内容がちょっと気になってたんですが、新刊コーナーで発見購入。
内容は神経症を抱えたダンナさんとのナレソメ(@新宿二丁目のゲイバー!)から日々の生活に至るまでを、スッキリしたタッチのマンガで綴られたものなんですが、よく噛みこなしてあって読みやすく面白かったです。

なかでもパニック発作の描写は「あー、他の人もそーなんだー」と興味深かったです。私の場合はさすがに「ワルキューレ」が頭の中で流れたりはしませんが、これがコンサート本番に起こった日にゃ、それこそ音楽どころじゃなくなっちまいますからね。最近はだいぶやり過ごせるようになってきましたが。

*****

NEC男子バレー部の休部が発表された模様(→こちら)

本来はこれまで何十年も維持して下さったことに感謝すべきなのでしょうが、私はどうしてもこの会社のやり口に理解を示すことができません。調子良いときに利用するだけなんてことは文化のあり方ではないですし(ex:アテネ五輪前後女子バレーバブル時のレッドロケッツ)、不況なら不況でもっと早くから手を打てば、もう少しやりようがあったのではないかと思えてならないのです。

今にして堺ブレイザーズの英断がクローズアップされてきそうですね。Springsも好業績の間に頼みますよ・・・。

*****

Springs公式コートサイドレポート更新

ミナミ選手のレポが微笑ましいですね。マッチポイントはローガン選手だったような気がするんですが(カナコさんが得点したのはたぶん14点目)そんな些末なことはともかく、全体を通してチームへの愛情と先輩への尊敬の気持ちが伝わってくるとこがよいです。

チームのスカウト体制がととのってくるに従って、よく言えばマイペース、悪く言えば自己チューに見える選手が増えてきた中、ミナミ選手にはいろんな意味で期待しておるのですよ。黒鷲初戦あたりで出番があるといいですが、まあサマー待ちかな。いずれにせよ焦ることなくスケールのデカい選手になってほしいですね。

 

2009年4月18日

いやなかなか

もう少し遅く来てもよかったなぁというほど会場はガッラガラでしたが、テキトーに座って両チームのウォーミングアップを眺めておりました。試合前練習を見る限りでは、パスは日本(Springs)の方が上手いなーという印象でした。スパイクは韓国の方がパワフルかな。

2009041807.jpg
コートエンドの警察音楽隊?

セット間にかかる曲も含め、なんだか全体的にもの悲しげな短調の曲が多かったのは国民性なんでしょうか。

さて、ぼちぼちと観客が入り始めた頃、興国生命の兄ちゃんがロゴ入りタオルらしきものを配り始め(タオル争奪争いはなかなか壮観であった)そして応援練習が始まりました。あらココもですか。ま、何のかんの言って日本のマネしぃな国ですからなあ(バカにしてるわけではないです)

2009041808.jpg
熱血応援指導するピンクネクタイ

見ておりますと、どうやらこちらの応援では自チームの「レシーブ!トス!アタック!」っていう一連の動きに合わせて、観客は「フンッ(=興)!グオッ(=国)!バスター!」と叫ばなくちゃならないようです。これじゃあムック選手がバックアタックのトスを上げる時なんて、レシーブ!トsアタック!!みたくなっちゃいますね。サーブの「そ~れ」よりめんどくさいなー。

あ、だいぶ空席が埋まってきました。日韓戦よりははるかに多いですよ。そして私の周りはグルリと韓国の方ばかりであります。おーぉ異国で孤立してしまったよ。だいじょぶかしら。

コートの方では練習が終わり、そろそろ選手整列かなという頃になって、いきなりアナウンスが流れ始めました。「Presentation of the starting player・・・うんたらかんたら・・・No.1 ヒョウドウ シズカ~!」

慌てて#1カズ選手が飛び出していくと、今度は「No.2 ハンザワ マイコ~」とのコール。マ、マイ選手スタメン?こちらもビックリしておりますと、サキさんに続いては「N0.5 オヤマ シュウカ~」の声。あれっ全選手プロトコールってことですか。Springsサイドでは選手スタッフが入り乱れてボールを抱え、あたふたする騒ぎになってました。

ってな紛らわしい選手整列が終わると今度は国歌斉唱です。日韓戦では韓国国歌は省略バージョンでしたが、もちろんこちら韓日戦ではフルコーラス。会場で右手を胸に当てている人の割合は思ったほど高くはなかったですが、日本よりは意識の強さが伺えましたね。始球式はコートエンドラインに数名の来賓が並び、全員が一斉にボールを打つというものでした。これは初めて見る方式だなあ。

Springs vs PinkSpiders
(1-3)

出だしは明らかにボールの違いが影響しているようで、トス・スパイクはそれほどでもなかったんですが、とにかくレシーブが安定しませんでした。レセプションはもちろん、なにげないレシーブも「あれっ?」という表情が何度も見られましたね。まあしゃーないですわなあ。

相手の興国生命さんは今リーグのプレーオフを制しての一位だそうで、エースアタッカーにはオカシオさん。聞き覚えが・・・確かオカシオ姉妹で世界選手権に出てましたよね。プエルトリコでしたっけ?レシーブはさすがにアレでしたけど、パワーアタックにとどまらず、ブロード攻撃までやらかしておられました。彼女とキム・ヨンギョンの高さに任せた攻撃が次々に決まりまして、Springsは沈黙気味です。あーでも、あちらのセッターはサイド任せのバカ高いトスばかりで面白味はないですね。

しかし、そんな観戦に集中できないほど邪魔だったのは応援でした。アウェーならではといえばそれまでですけど、わりとプレー関係なしに、のべつまくなしだったのでイライラさせられましたわ。

2009041809.jpg
レッドウィングス方式?

2009041810.jpg
全員でコレをやられるとバルーンスティックより邪魔

「フーングォセイミャ!(興国生命)」(テーハミングス!と同じリズムで)
「チャチャチャッ興国!」

あとは例の「レシーブ!トス!アタック!」の掛け声ならびに個人コールの使いまわしでしたが、バレー見てるのやら応援(という名の企業宣伝)をしにきてるのやら、皆さん自覚しておられるんでしょうか。その熱血ぶりがいまいちよー分からん感じです。ノリやすいというか煽られやすい人たちなんであろうか。ま、韓日戦ですし、日本のVリーグも似たようなもんっちゃ似たようなもんではありますが、国際戦(争)を初めて肌で感じた気分でありました。

そんなこんなで第1セットはつつがなく落としましたが、良かったのはカズさんを前衛でワンジョ選手に替えた策。どちらかというとワンジョ選手は後衛の方が活きる選手ですけれども、ブロッカーとしての意味もこめて、これはいつものコウキ選手交代よりも積極的で面白いですよね。決勝でも見たかったな・・・。

お次、第2セットはより酷いことになりました。アン選手はともかくとして、マイコ選手がいまいちピリッとしないのが気になります。疲れが残ってるのかしら。

第3セット、さすがに決勝に続いてのスト負けはいろいろよろしくありません。
跳ばずのサキさんが決めまくり、途中交替のワンジョ選手もしっかり務めを果たし、マイコ選手の驚きサーブミス(ボールを上げた瞬間に汗かなにかで滑ったかボールが落ちた)なんかもありましたけど、ローガン選手筆頭にチームの雰囲気はにこやか上々。なんとか1セット奪取しました。やれやれ。

第4セットは大差をつけられる展開でしたが、ワンジョ選手が決めまくったり、ルカ選手の出場があったり、そしてシュリ選手の8連続でしたっけか?サーブがあったりとで見せ場は多く、セットを取れなかったのはちょっと残念でしたけど、それでも充分に見応えのある試合ではありました。心なしか選手の表情もあまり暗くなかったような。

2009041811.jpg
「偵察中(シュリ選手大人気)」

第二試合は東レさんも苦戦の末、元チームメイト・デラクルージュ選手相手になんとなんとのスト負けを喫してしまいました。張選手の不調もありましたし、こちらもボールに慣れない様子ですね。セット率<得点率の大会ですが、今のところSpringsは3位なのかな?ユウ選手が居たら・・・というのは黒鷲までお預けですが、明日はなんとか一矢報いたいところです。

会場の外に出ると、キム・ヨンギョン選手とハン・ソンイ選手がふつーに歩いてました。かわいいね。

 

2009年4月14日

Big name?

仕事中、とある分担表を作りながら、そういえば今季のSpringsはなぜ最後まで役割分担が出来なかったのだろうかとぼんやり。何だかんだで決勝戦を引きずってます。

他チームメンバーと比べて能力が著しく落ちるというわけでもないのになあと(むしろ逆だと言われそう)つらつら考えるに、役割分担って言うほど簡単なことではないのかもという結論に達しました。お互いの信頼に基づいた意思疎通がないと成り立たないわけですから、常に二枚ブロックに付くことが難しいように、これまた意外と大変なことなのでしょう。

今さらですが、シーズンを通してローガン選手の「私が!私が!」という背負いっぷりが引っかかってならなかったのです。よく言えば責任感が強いということなのですが、裏返せばチームメイトに任せることができないということでもあり、最終的にあの決勝戦が起きたのはやはり必然だったのではないかと思わざるを得ないのですよね。

ローガン選手自身も五輪から休む間もなくコンディションを保つのは難しかったでしょうし、彼女の責任だけを問うつもりなんぞは全くありませんが、たとえそれがベストな選択ではないときでも彼女に任せざるを得ないというチーム状況がこうした結果を導いたともいえるわけで、高い能力の選手が加わることはチーム(ひいてはリーグ)のレベルを高めることにも繋がりますが、やはりできることなら助っ人さんに依存し過ぎないチームを作ってほしいと願う次第です。

てなところで、意外と早く全日本メンバーが発表されたようで(→こちら)

Springsからはワンジョ選手、舞子選手、リョウ選手そして新人岩坂選手がリストアップされています。スターシステム云々ということに目をつぶるとすれば、わりと配慮を感じる選出ですね。ムック選手が選ばれていないことについては、残念に思うよりも正直なところホッとする気持ちの方が強いです。チームの監督が変わるという一大事にセッターが居ないのは困りますし、現実問題としてムック選手の満身創痍っぷりは見た目以上に酷そうですから...。

この中からどれだけの選手が召集に応じ、そして残るのかは分かりませんけど、今年だけは勝負のない年ですからね。長期的な見通しをもってすれば、なかなか良い線行ってるのではないでしょうか。個人的にはテレビ観戦で満足できそうなので、これまた安堵です。夏はサマーリーグついでに湯治にでも行こうかなー。

 

2009年4月13日

週末、ネズミランドに遊びに行っていた後輩ちゃんが帰りの羽田でSpringsと一緒になったのだそうで、「なんか皆落ち込んでましたよ」とのこと。
そりゃそうでしょうねえ。

後輩的には、一緒に居たもう一人の後輩(※ミユキ主将ファン)のキョドりっぷりを見ている方が面白かったとか。
あはは、私だったら逃げるなー。

伊丹では韓流スターさんが居られたそうで、おばちゃん達が大騒ぎだったそうですよ。

*****

午後、書類を取りに来られた銀行さんと雑談を交わしていますと、あろうことか決勝戦(夜中の再放送)を偶然テレビでご覧になり、そして最後まで見届けられたのだそうで...。

「可愛い子が居るんですねえ。何やらマイコちゃん」
「未来のスターですからねぇ」

ってな話に始まって、ベスト6や助っ人さん等へのごもっともな疑問にお答えしてますと

「正セッターでしたっけ。いい眼してましたね!」
「(俄然身を乗り出しながら)でしょ!分かりますか!」
「根性すわった目つきしてましたねぇ。やっぱりセッターはあれぐらいじゃないと」

いいこと言わはりますやん。負けの中での小さな幸せ。

******

真鍋監督、久光離れ女子代表監督へ(サンスポ)

リーグ決勝にて契約期間満了とのこと。
真鍋さんがSpringsに来られて4年。変革したもの、変えずにいてくれたもの...さまざまですが、スカウト体制と組織ブロックの確立、そしてなんと言ってもムック選手の抜擢育成。トータルとしてはやはり感謝の一言に尽きます。本当にありがとうございました。「おつかれ」になるのはこれからでしょうから、お疲れ様はしばし封印ですね。

選手の育成・起用に関しては正直なところ疑問や不満もありましたけど、基本的にその時々ベストな布陣を組むことに腐心しつづけた監督さんではありましたから、決勝戦での采配を思い返すに、あれは真鍋さんなりに責任を取ろうとしたのではないかという気がしてなりません。憶測というより希望に近いのかもしれませんけど、私の中ではそういうことなんだということにしておきますね。

危機感と刺激の中で成長した新生・東レ(スポーツナビ)

新旧交替の失敗ときましたか。うーむ。
サキさんを始めとしてケガ人の続出については、Springsならびに全日本のトレーナーさんの責任を問わずにはいられない気持ちでいっぱいなのですが、真鍋さんが全日本絡みでチームに注力できなかったシーズンでもありましたからね。よくぞここまで来てくれたというのが正直なところです。

最終戦があれだったのでいろんなことが埋もれてしまっているようですが、山本選手と舞子選手、そしてワンジョ選手の復活は特筆すべきものであり、大きな収穫でした。特に山本選手はブランクを経ての復帰というだけでも大変だったでしょうに、クイックその他で進化の跡も見せてくれましたものね。後継MBが一向に育たないチーム状況では、実際のところ彼女が居なければ今季のSpringsがこの順位に居たかどうかすら怪しかったことでしょう。ファイナルで力を発揮できなかったのは残念ですけど、今後が楽しみになる活躍でした。ぜったいに続けてね。

選手についてのいろんな気持ちは今ここでは書ききれないので、また改めてということになりますが、リーグが終わっても日韓戦、黒鷲までは休む間もありません。くれぐれもケガに気をつけて乗り切っていただきたいものです。

新監督は近々発表されるとのことですが、いやあ誰になるんでしょうねえ。ドキドキです。

 

2009年4月11日

お疲れさまでした

凶暴モルモットに襲われそうになる夢で目が覚め、駅に向かう途中、車に接触しそうになり、さらにはイタチ?の轢死体に遭遇。果ては飛行機が整備不良で遅れるなど、とにかくツイていない一日でした。

決勝戦だけ急に全てがうまく行くなんてことはなく、采配を含めてむしろ悪い所が全部出てしまった印象です。こんなこともあるんだなあ。日々勉強です。

言いたいことも書きたいこともたくさんありますが、ひとまずこれだけ

当ブログは闘うセッター・ムック選手を断固応援いたします。

そして...サキさん、辞めないで下さいね。


 

2009年4月10日

強気

変な緊張感の漂った1日でしたが、ひとまず終了。

さて、明日はとうとう決勝戦です。
まさかまさかの怪我人続出シーズン、心配し通しなのはいつものことだとはいえ、チーム総力でここまで辿りついてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。東レ相手ということで分は良くないかもしれませんが、勝機はあります。数々の苦難すべてはこの日のためにあったのだといえる試合にしましょう。

 1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  |  7  |  8  |  9  |  10  |  11  |  12  |  13  |  14  |  15  |  16  |  17  |  18  |  19  |  20  |  21  |  22  |  23  |  24  |  25  |  26  |  27  |  28  |  29  |  30  |  31  |  32  |  33  |  34  | All pages